起業をする方へ「コワーキングスペースとは」
コスト削減を考える経営者様は、コワーキングスペースの利用を検討されてみてはいかがでしょうか?
コワーキングスペースのコンセプト
コワーキングスペースという言葉は、サンフランシスコが発祥の地とされています。基本的にはデスクスペースに対しての料金を支払い、共同で仕事をするスペースを確保する形になります。
日本における考え方としては、「必要なスペースを確保し、その他の部分をシェアすることによって一人当たりの利用料に対する負担分を減らす」というコストカット面にフォーカスが当たる傾向が強いのですが、そもそものコンセプトは「スペースを共有することによって生まれる人々との触れ合いやコミュニティー形成」が中心に存在しており、コミュニティを育成していくという文化が根底にあります。
一方、2015年現在多数存在している東京のコワーキングスペースは、運営会社によってどのような文化が醸成されているかが大きく異なります。
一部のコワーキングスペースは、IT系起業家などのノマド的な働き方の延長線上に、カフェやスモールオフィスの代替となる「仕事用スペース」の需要に合わせて発展をしたとも言われているため、日本のコワーキングスペースはこの系統を辿っているのかもしれません。
元来の歴史やコンセプトは孤立していく人々が人とのつながりを求めて出来上がった形であり、コワーキングスペースやシェアオフィスの利用を通じて、人と人の繋がりを持ち続けることの重要性や、そのネットワークからの紹介や助け合いがビジネスを進めて行く上で非常に大きな武器になることなどを学ぶきっかけとなる場合も多いようですので、今後の地域コミュニティのあり方にも参考になる要素は多いようです。