18歳から親の同意なしでクレジットカード・ローンが契約できる？成人年齢引き下げについて解説

※本記事はプロモーションを含みます。

2022年4月から成年年齢（＝成人になる年齢）が18歳に引き下げられました。

これにより、従来は20歳になるまでできなかったことの一部が18歳でもできるようになります。

とくに皆さんの生活で身近な変化となるのが「クレジットカードの作成」や「ローンを組む」といったお金関係のことでしょう。

保護者の同意なしでクレジットカードが作れるようになるなど、現代のキャッシュレス社会では大きなメリットです！

本記事では、18歳の方がはじめて持つのにふさわしいおすすめのクレジットカードや契約前の注意点等を解説していきます。

気になる項目には下記の見出しやもくじから移動できます。

2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられました

日本では、1876年（明治9年）より成年年齢は20歳と定められていましたが、2022年（令和4年）からは18歳に引き下げられました。

近年、選挙権年齢が18歳になるなど18歳を大人として扱うことが増えており、こういった変化から民法も改正に至りました。

世界的にも成年年齢を18歳と定めている国が主流です。

成人（18歳）になると何ができるの？

18歳（成年になったらできること）	20歳にならないとできないこと（これまでと変わらないこと）
親の同意がなくても契約できる ・携帯電話の契約 ・ローンを組む ・クレジットカードをつくる ・1人暮らしの部屋を借りる など	飲酒
10年有効のパスポートを取得する	喫煙
公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格を取る	競売、競輪、オートレース、協定の投票券を買う
結婚	養子を迎える
性同一傷害の人が性別の取り扱いの変更審判を受けられる	大型・中型自動車運転免許の取得

引用：18歳から“大人”に！成年年齢引下げで変わること、変わらないこと。-政府広報オンライン

本記事ではとくに「お金関係の変更点」を記事後半で詳しく解説しています。

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【注意！】お金関係の契約が親の同意なしでできるようになります（未成年者取消権が使えなくなる）

成年年齢引き下げでとくに影響が大きいと考えられるのが、「お金関係の契約を単独で行えるようになる点」です。

• クレジットカードを作る
• ローンを組む
• 1人暮らし用の部屋を借りる など

従来の法律では、18歳でできなかったことや保護者の同意が必要だったことも自分だけで契約できてしまいます。

また、未成年者ではなくなるため「未成年者取消権」も使えなくなります。

未成年者取消権とは、未成年者が親の同意を得ずに契約したときは、その契約を取り消せる法律です。

民法改正で18歳はこの法律を使うことができなくなり、「自分でした契約＝自分の責任」となります。

18歳から親バレせずにクレジットカードが作れます

今回の成年年齢引き下げにともない、18歳から大人として扱われるようになります。

これにより、クレジットカード作成時の「保護者の同意は不要」となりました。

保護者からの同意がなくても、自分の判断だけでクレジットカードを作成できます（＝親バレしません）！

しかし、クレジットカード会社によっては引き続き「学生のうちは保護者の同意が必要」、「高校生の作成は不可」とするところもあります。

事前に自分が申し込みたいクレジットカード会社のルールをよく確認するようにしてください。

ルールは各カード会社により異なりますが、下記2パターンであることが多いです。

• 18歳以上でも学生には保護者の同意を必須とする
• 18歳以上でも高校生はクレジットカードを作成できない

法改正以前も高校生は原則クレジットカードを作成できなかったため、「高校生はクレカを作れない」と考えておくといいでしょう。

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カード会社によっては保護者への電話確認があります

前述の通り、会社ごとの申し込みルールによっては保護者の同意が必要なケースがあります。

同意が必要なケースでは、申し込み後に「お子さまがクレジットカードを申し込みましたが、発行してもいいですか？」という確認の電話があります。

一人暮らしをしている場合、「実家に電話が行くのかな？」と不安になるでしょう。

保護者への確認がこの電話の目的ですので、実家にかかります。

スムーズカードを作るためにも、一人暮らしの人も事前に両親の許可をとり、確認の電話があることを伝えておきましょう。

はじめてのクレジットカードの選び方

クレジットカードはカードごとに長所・短所がハッキリしています。

クレジットカードを作成する前に自分の中で「優先する項目」を選んでおくと楽です。

以下はクレジットカードを選ぶ際に基準となりやすい項目です。
　

• ポイントが貯まりやすいカード
• 特定のネットショッピングでお得になるカード
• 海外旅行保険が手厚いカード
• 入会キャンペーンが手厚いカード
• PASMO、SUICAが付帯されているカード

いくつかのカードを組み合わせて、自分のライフスタイルにあわせるのもオススメです。

学生でもクレジットカードを複数枚もってOKです！

学生期間は、自分に向いているクレジットカードを見極めるいい機会です。

向いているカードを見極めるためにも、学生もクレジットカードを2枚～3枚は持つといいでしょう。

複数のクレジットカードを使ってみることで、いろいろな発見が得られますよ。

■何枚発行すべきかについて：大学生（学生）はクレジットカードを何枚持つべき？選び方の基準は？

失敗しない！おすすめクレジットカード3選

はじめて作るクレジットカードは安心して使えるものがいいですよね。

本章では、セキュリティ性能が高くて安全に使え、しかもお得なクレジットカードをピックアップしました。

2枚とも大手クレジットカード会社のカード（JCBと三井住友カード）ですので、安心してご利用ください。

1.JCB カード W

年会費無料の学生最強カードで一番のオススメはJCB CARD Wです。

圧倒的スペックであり、還元率も1.0%と高還元率です。

JCB OIGINAL SERIES(特約店)からポイント倍率を底上げできる魅力があります。

特約店はスターバックスやAmazonなど有名店がたくさん揃っているので、色々と使い方を工夫できるのが便利です。

■詳細：JCB CARD Wは学生1枚目にオススメ！高還元率・年会費無料・39歳以下限定のクレジットカード！

2.三井住友カード（NL）

三井住友カードから「完全ナンバーレス」＆「最短10秒※で利用可能」なクレジットカードが登場しました！

※即時発行ができない場合があります。

はじめてクレジットカードを作る学生さんからも安全性が高いと人気のカードです。

三井住友カードではカード申込時に職業を「学生」と記載した方を対象に「学生ポイント」が付与されます！

若年層の利用が多い対象のサブスクサービスや携帯会社での支払いでさらにポイント還元率がUPするお得なサービスです。

※学生ポイントの付与には条件・上限があります。詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。

■詳細：三井住友カード（NL）が便利！ナンバーレスで安心のデザイン・年会費無料・タッチ決済で最大5％還元で使いやすい

ローン（借金）も自分だけで契約できるようになります

ローンとは、何かを貸すという意味で、一般的には「業者からお金を借りて少額ずつ返済していく契約」を指します。

簡単に言えば「借金」です。

このローンも成年年齢引き下げにともない、18歳から保護者の同意なしに単独で契約できるようになります。

日本貸金業協会は、民法上の成人年齢が来年４月から１８歳に引き下げられるのを前に貸金業者の融資対応を調査し、結果を公表した。

全回答の４分の１にあたる１０５社が１８～１９歳に貸し付ける意向を示し、このうち３７社が親権者の同意をとらない方針だった。

引用：成人年齢引き下げで「１８歳に貸金」、４社に１社が意向…親権者の同意「不要」１割弱-読売新聞オンライン

引き続き保護者の同意を必要とする企業も多くありますが、一部では完全に保護者の同意なしで借りられる企業も出てきます。

今後は今まで以上の「お金の知識」と「契約への責任」が求められます。

どんなシーンでローンを組むの？

成人を迎えたばかりの方にとってもっとも身近なローンは「スマートフォン本体代金の分割払い」でしょう。

多くの人は本体を一括で支払わずに分割していきます（日頃の携帯代金とまとめて支払う方が多いので分割払いしているという印象は少ないでしょうが）。

今後は大人になるにつれ、パソコンや家電、車、住宅などより大きな買い物をする機会が増えていきます。

今後はスマホ同様にローンを組んで購入し、毎月分割払いしていくことになりますので、今からローンについての知識を深めておきましょう。

学費のためにローンを組むのは避けよう（奨学金を利用しよう）

家庭の経済状況によっては急に学費が払えなくなることがあります。

その際には慌てずに、まずは「学校の先生や職員に相談」してください。

学費の支払いを免除・分納・延納してもらえる可能性があります。

絶対に自分だけの判断で消費者金融等から学費用のお金を借りてはいけません。

学校に相談したあとも分納等が認められない場合は、公的機関である「日本学生支援機構」の利用を検討してください。

低金利で安全に学費を借りられます。

■詳細：学費が払えないときの対策まとめ｜学生ローンや借金キャッシングを考える前に学費の免除・延納・分納・奨学金という手段を

【重要】クレジットカードもローンもきちんと支払わないと大変なことになります…

クレジットカードを利用すると翌月には支払日がやってきます。

「1回くらい支払いが遅れても大丈夫でしょ」と思っている人はいませんか？

クレジットカードの支払いは1回でも遅れてしまうと大変なことになってしまいますよ！

クレジットカードやローンの利用履歴は残ります

クレジットカードやキャッシング、携帯電話の分割払い利用時には、申し込み履歴や利用履歴が「個人信用情報機関」に登録されます。

日本には個人信用情報機関が3社あり、クレジットカード等の利用履歴を登録しています。

なお、登録される情報のことは「個人信用情報」または「クレジットヒストリー」と表現します。

■詳細：クレヒス（クレジットヒストリー）のブラック・スーパーホワイトとは？回復・修行・作り方・学生のケースを公開！

支払いが遅れると今後の人生に大きな影響を及ぼします

カード会社同士は個人信用情報機関に登録される情報を相互に確認できます。

• 新しいクレジットカードに申し込むとき
• 新しくローンを組むとき

おもに上記のようなケースで、金融機関は登録された情報を確認します。

情報を確認して、「きちんと支払えている人なら新しい契約もきちんと守ってくれるだろう」と判断するわけですね。

逆に滞納履歴があると「この人はダメそうだな」と新規の契約が認められない可能性が高いです。

上記で説明した通り、クレジットカードの利用履歴（支払日にきちんと支払えるか等）はずっと記録され続けます。

クレジットカードは作成前も重要ですが作成後の使い方も非常に重要です！

とくに携帯代金の支払いには要注意！

個人信用情報機関に支払い状況を登録するのはクレジット会社や金融機関だけではありません。

携帯電話会社も信用情報機関に顧客の支払い状況を登録します。

なぜかというと、先述したように携帯電話会社は携帯電話やスマートフォンの本体を割賦販売（＝分割払い）しているからですね。

携帯料金を支払わないと、スマホの分割払いの支払いもできないため、最終的に「ローン返済の遅延」という悪い記録がつくことになります。

■詳細：クレジット滞納履歴（ブラックリスト）は審査で大幅マイナス！クレカ以外にスマホの遅延も要注意！

【コラム】注意！成年年齢が引き下がっても20歳までできないこと

成年年齢が引き下げられても今まで通り20歳になるまでできないこともあります。

誤って以下のような行為をしないよう気を付けてください。

これらの行為はすべて20歳までできません。

引き続き法令を遵守して生活してくださいね。

まとめ：成人＝大人です！クレカやローン利用時は責任をもった行動を

今回の成年年齢引き下げにより、今までより2年早く若者が「大人」として扱われるようになります。

未成年者取消権が使えなくなり、自分で結んだ契約の責任は自分で取らないといけません。

クレジットカードもローンも契約前に必ず契約書をよく読んでください。

気になる点やおかしいと思った部分は、事前に保護者や学校の先生などに確認するといいでしょう。

当サイト「学生クレジットカード.com」では、クレジットカードの話題を中心に学生さんの相談にのっております。

何かあればお気軽にお問い合わせください。

参考資料

参考：民法（成年年齢関係）改正 Ｑ&Ａ-法務省

参考：18歳から“大人”に！成年年齢引下げで変わること、変わらないこと。-政府広報オンライン

参考：クレジット検定-一般社団法人日本クレジット協会

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