プチ社内起業!?~週休4日制の起業家正社員®のロッカーサービス構築日記①~
[投稿日]2021/03/11 / [最終更新日]2022/06/16
目次
週休4日制の起業家正社員®が新規事業を発案!?
ナレッジソサエティは起業家の夢を応援するだけでなく、「将来的に起業したい。」「チャレンジしたい夢がある。」というスタッフの夢も応援するため、2017年4月から週休4日制の人事制度を始めました。週休4日制の採用は順調に進んでおり、2020年4月からは定期的に起業家正社員®を対象にした勉強会も開催されていく運びになりました。この勉強会をきっかけに代表の久田と社員の間でのコミュニケーションの機会が増えましたが、社内での新規事業に関しても意見が交わされるようになっていきました。
今回は週休4日制の起業家正社員®として現在一番の古株となっている社員が提案したロッカーサービスの事業が具体的に動き出したため、進捗状況を記事にまとめようと思います。幸いにも彼がロッカーサービスに関して日記をつけていたようなので、それをもとに整理していきたいと思います。なお、週休4日制で働く社員へのインタビュー記事もよろしければご覧ください。
さて、以下は代表・久田の口癖です。
「初期投資の小さいビジネスはどんどんチャレンジしていこうと思うので提案してほしい!」
「起業家正社員®には社内で新規事業の立ち上げに積極的に関わってその経験を自分のビジネスにも活かしてほしい!」
ナレッジソサエティで最初に覚える仕事は定型業務が多くなりますが、週休4日制にはそのオペレーションをこなすだけではなく、業務改善はもちろん売り上げに貢献する仕組みを作ることも期待されています。ちなみに古株といえど入社してまだ2年が経っていません。こうした世間的に見ればド新人の若手に新規事業のプロジェクトリーダーを任せてもらえるのもナレッジソサエティの強みですので、興味を持った方はぜひ積極的にご応募いただければと存じます。
オペレーションの合間を縫って新規事業を進める大変さ
新規事業の話は昨年から出ていたようですが、週休4日制の起業家正社員®は入会希望者のサービスや審査などで時間的な拘束があるほか、月13日ほどの出勤日のうち月初月末やマンスリー期間(月1回会員宛に郵便物を転送するための期間)など月1回の指定業務がある日の出勤が多いため、新規事業などオペレーション外の業務に充てる時間が少なくなりがちです。実際になかなかフリーで新規事業に取り組める時間はなく、隙間時間を使って情報収集を行い、久田とのミーティングを重ねてやっと事業が具体化してきたようです。記事をまとめている私も、もともとは週休4日制の枠での採用だったため、昨年11月から今年の2月まで週休3日制ベースで勤務していました。そもそも週休3日制ベースを希望したのもメインで担っていた業務の見える化などをいち早く進めるためには出勤日数を確保したほうがプラスになると考えた私自身の意思でした。そのため、週休4日制でオペレーションをこなしながら新規事業に取り組むとなるとさらに時間を捻出するための工夫が必要になります。結果的にタイムマネジメント能力は身につくと思いますが、それ相応のガッツも必要なことも間違いないでしょう。
さて、なぜ今回ロッカーサービスを自分の事業としてではなく、ナレッジソサエティの新規事業として取り組むことにしたのでしょうか。そこにはナレッジソサエティの立地や資源を活用するからこそ成功するという見立てがあったようです。ナレッジソサエティは東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線の「九段下」駅から徒歩30秒の好立地にあります。ここ「九段下」駅は日本武道館の最寄り駅であり、武道館では定期的にライブやイベントが開催されます。このような立地的な条件に加え、ナレッジソサエティは貸し会議室を提供するシェアオフィスでもあるため、スタッフがいる事務所スペースに加えて予約がない時間帯の会議室を荷物の預かりスペースとして活用することもできます。特に日中に比べて夜の時間帯の会議室の稼働率は下がることから、このような時間を活かせるビジネスという点でもロッカーサービスに注目したようです。今回は忙しそうだったので詳しくは聞けていませんが、後日ロッカーサービスを目を付けた理由はインタビューをしたいと思います。
新規事業立ち上げ日記①
さて、ここからは社員に見せてもらった日記を一部公開しながら、どのような形で新規事業の立ち上げが進んでいるのかを見ていきたいと思います。
・2021年2月22日(月)
九段下ロッカーサービス立ち上げに向けて情報収集を行った。具体的には武道館のイベントスケジュール、九段下駅周辺のコインロッカーや荷物預り所の実態、有人の荷物預かりサービスの仕組み、他社の利用約款などをリサーチ。月曜は郵便物が多いため社員も到着時の仕分けに時間が取られてしまうため、隙間時間でできるリサーチに充てるのが良さそうだ。
・2021年2月24日(水)
ひとまず九段下ロッカーサービスの事業概要をスプレッドシートにまとめた。概要、オペレーション、予想損益、懸念点などのシートを作成。オペレーションに関しては自分の頭の中で構築したものなので他のスタッフからアイデアをもらった方が良いだろう。先日ミーティングで久田からも「週休4日制には売り上げアップに貢献することも期待している」と話があった。時短正社員やアルバイトスタッフに多少オペレーションを委ねる意識も必要だと再認識。
・2021年2月25日(木)
オペレーションや決済方法に関して久田とミーティング。久田からはオペレーションのシンプル化で収益率増加が見込めること、現場業務負担の軽減につながることを学ぶ。料金等致命的な部分以外は事前にイレギュラー事例を想定しすぎず、シンプルなオペレーションにしたい。
・2021年2月26日(金)
出勤日ではなかったが早くサービスをスタートさせたいので決済サービスの利用開始に向けて久田とミーティング。サービス利用に伴う決済手数料の詳細も確認し、改めて料金設定を検討。4月からのサービス開始を考えるとあまり時間がないが、本来はスケジュールを逆算して勤務日にやるべきことをやり切ることが求められる。
・2021年3月1日(月)
決済サービス申込に必要な登記簿謄本を取得し、サービスの申し込みを行った。いよいよ現実味が帯びてきた。ワクワクする一方で、プロジェクトリーダーとしては気が引き締まる思い。
・2021年3月4日(木)
ホームページ制作代行会社に依頼するサービスページの作成を大きく進める。現場オペレーションのデータ収集のタスクもあったため、休憩時間は後回しに。改めてオペレーションを気にかけながら要領よく仕事を進めることの重要性を痛感。
当社は若手でも新規事業の立ち上げ経験が積める会社です
現在進行形で進んでいるロッカーサービスの事業。これからもプロジェクトリーダーの日記をもとにどのような形で新規事業が進んでいるのかをお伝えできればと思います。ナレッジソサエティは少人数の職場ゆえに若手社員でも新規事業のプロジェクトリーダーを任されることがあります。ナレッジソサエティで取り組むべきと考えた事業を社内で取り組む場合、初期投資が小さければ久田の決裁も下りやすいと思います(本業であるバーチャルオフィス・シェアオフィス事業のイメージを損なうような事業でないことは前提です)。ぜひ、将来的に起業に取り組むにあたって自信をつけたいという思いの方も当社の求人にご応募いただければと思います。
なお、週休4日制の1日の過ごし方については下記の記事を読むとイメージしやすいと思います。
また、ロッカーサービス構築日記の第2弾はこちらからご覧いただけます。