ナレッジソサエティは「経営の力で起業家・従業員を幸せにする」という企業理念の下、既成概念に囚われず、常に新しい働き方や人事制度の導入を追求しています。
2017年4月に起業を志すスタッフを応援するために週休4日制起業家正社員®制度を導入しました。また、2020年7月には社会保険完備で家庭と仕事を両立ができる時短勤務の正社員制度をスタートしました。そして、2024年4月には高卒新卒(第1期)の入社を予定しています。
この記事では、当社が掲げる経営理念や大切にする価値観をお伝えし、それぞれの求人でどのような人財を求めているのかを整理したいと思います。
目次
はじめに
ナレッジソサエティの採用・人事を担当している牧野(マキノ)と申します。
本題に入る前に一つだけお願いがあります。それは、「ナレッジソサエティに入社することを目的にしないでください」ということです。
私たちはこれまでたくさんのスタッフを採用してきましたが、長く働いてもらっている方もいれば、入社3日目に辞めた方もいました。自分の夢に向かって前向きに辞めた方もいれば、職場環境や人間関係など後ろ向きな理由で辞めた方もいました。俗にいう綺麗な辞め方をした方もいれば、そうではなかった方もいました。退職後も良好な関係を保って食事会などの交流が続いている方もいれば、今どこで何をしているのか全くわからない方もいます。
私は2021年2月からナレッジソサエティの採用活動に携わるようになり、2021年9月から採用活動の主担当になりました。主担当になる前も、なった後も採用活動は難しいという気持ちは変わりません。この間にもさまざまな出来事があり、選考フローの見直しや求める人財の明確化を進めてきましたが、最近「採用活動はマッチングであり、パートナー探しである」ということを改めて感じています。そして、パートナー探しであるとすれば、次の3つが大切だと思います。
①前提として、お互いに包み隠さず自分(会社・就職希望者)のことを伝えること
②お互いに抱いたなんとなくの違和感を大切にすること
③長所も短所も知ったうえで、特に短所に目をつぶることができるかよく検討すること
採用活動はよく企業側が有利だということが言われます。実際の職場環境や人事制度、仕事内容等、入社してからでないとよくわからない情報が多いからだと思います。しかし、私は必ずしも企業側が有利だとは思いません。なぜなら、「人」を採用するとなった場合、会社の情報を知ることと同じか、それ以上にその「人」のことを知ることも難しいと思うからです。
単純に決めた時間を働く機械のような「労働力」としてみるのであれば、企業側の方が隠している情報が多いということになるかもしれません。しかし、「人」は職場環境や人間関係、担う業務の適性などによって、活躍できることもあれば活躍できないこともあります。このように考えると、自分が気が付けていない自分のことであれば仕方がないかもしれませんが、自分が気が付いている自分のことは包み隠さず伝えることで、入社後に輝ける環境とのマッチングがうまくいくのではないかと思います。
採用活動の短期的な成功は内定を貰うこと、入社をすることでしょう。しかし、入社することでその人が必ず幸せになれるとは限りません。私たちは採用活動を通じて、ナレッジソサエティの良い部分だけではなく、これまでうまくいかなかったこと、足りないことなど、ある意味での悪い部分も包み隠さずお伝えします。これから選考を希望される方もどうか自分のことを包み隠さずお伝えください。両者が包み隠さず自らを伝えることで、パートナーとして歩みを始められるかどうか、正しい判断ができるのだと思います。
最後に改めて。ナレッジソサエティに入社することを目的にしないでください。私たちも「誰でもよいから「労働力」を採用する」ということは致しません。入社後に当社で輝ける「人」を採用したいと思っています。
ナレッジソサエティが目指すこと
ナレッジソサエティが目指すこととして、まずは企業理念、経営理念、大切にする価値観をお伝えします。どのポジションで会社に関わるにしろ、会社が目指すべき方向、大切にする価値観はスタッフと共有されている必要があります。こちらをご覧いただき、共感できる場合はその先に進んでいただければと思います。
企業理念
ナレッジソサエティの企業理念は「経営の力で起業家・従業員を幸せにする」というものです。
経営力には様々な解釈があるかと思いますが、株式会社ビジネスバンクの創業者である浜口隆則氏は著書『「成功の型」を知る 起業の技術』の中で、経営力を商品力、営業力、管理力という3つに分類しています。
ナレッジソサエティという企業の存在意義は、商品力、営業力、管理力を磨き、それらの力をもって起業家・従業員を幸せにするということにあると位置づけています。
経営理念
「経営の力で起業家・従業員を幸せにする」という企業理念の下、具体的にどのような経営を行っていくのかという経営理念は次の3つです。
①起業に立ちはだかる経済的・心理的な障壁を取り除く
②働きたい人が働きにくい制度的な障壁を取り除く
③挑戦したい人が挑戦できる環境を提供する
起業に立ちはだかる経済的・心理的な障壁を取り除く
日本に起業家というチャレンジャーを増やすためには、経済的な理由、心理的な理由で諦めてしまうということをなくす必要があります。現在のナレッジソサエティは、バーチャルオフィスやシェアオフィス、レンタルオフィスといった各種サービスを提供することで、起業に立ちはだかる経済的な障壁を取り除こうとしています。また、提供するオフィスビルのグレードや入会時の対面審査などにこだわり、こうしたサービスを利用することに対する心理的な障壁も取り除こうとしています。今後も、常に起業家というチャレンジャーを増やす、そして起業家を幸せにするという視点で、新たなサービスの提供も視野に入れて行動していきます。
働きたい人が働きにくい制度的な障壁を取り除く
工場での一斉労働を前提に確立した人事制度の下で、「働きたくても働けない」、「働けてはいるが働きにくい」と感じている人はたくさんいます。ナレッジソサエティは、こうした制度的な障壁を取り除くことで、働きたい人が働きやすい職場環境を整えていきます。現在導入している週休X日制の起業家正社員🄬制度、時短正社員制度、子育てに伴う当日勤務切替制度等は、さまざまな前提を疑うことから、また従業員の声から生まれた人事制度になります。今後も、常に働きやすい環境を追求し、従業員を幸せにするという視点で、既存の人事制度の改廃や新たな人事制度の構築を進めていきます。
挑戦したい人が挑戦できる環境を提供する
「起業をしたい」、「社内でプロジェクトを立ち上げたい」、「業務を改善したい」。このような前向きに挑戦しようと思う人が挑戦できる環境を提供することも、ナレッジソサエティは大切な経営理念として掲げます。人事制度の面から、職場環境の面から、サポートしていけるような体制を構築しながら、挑戦したい人が挑戦できる環境を提供していきます。
大切にする価値観
企業経営を行う上で、ナレッジソサエティが大切にする価値観は次の3つです。この価値観は当社で働くスタッフとも共有できていなければならないものです。
①パートナー第一主義
②誠実
③探究
パートナー第一主義
ナレッジソサエティでは、パートナー第一主義を「顧客、従業員を、当社と対等な存在として捉え、全体にとっての利益を最大化すること」と定義しています。
「お客様は神様」という言葉もありますが、この考えが行き過ぎると度が過ぎたカスタマーハラスメントにつながり、従業員は疲弊し、会社は十分な利益を上げることができなくなってしまいます。
従業員の利益だけを追求すると、顧客には価格に見合ったサービスが提供されず、会社の負担も増えて十分な利益を上げられなくなってしまいます。
会社の売上を増やす、利益を得るということは会社組織が存続する上での絶対条件となりますが、そこだけしか見えなくなってしまうと、低賃金等劣悪な労働環境で従業員が疲弊したり、顧客を欺くようなことをしたりして、近い将来会社自体の利益が減ってしまうという悪循環につながってしまいます。
ナレッジソサエティでは、顧客、従業員、会社の3者が前提となるルールを守ったうえで、どうすれば全員の利益を一番大きくできるかを考えていきます。「顧客100、従業員0、会社0」や「顧客20、従業員50、会社30」や「顧客30、従業員20、会社50」ではなく、「顧客33、従業員33、会社33」を追求していき、当社が考える現代版の「三方良し」を実現していきたいと思います。
誠実
ナレッジソサエティでは、「人や物事に誠実であり続けることで、信頼を積み重ねること」も大切にしています。具体的な行動として挙げると次の4点になります。
①時間を守ること
サービスオフィス事業は店舗型のビジネスですので、時間通りに店舗がオープンしなければ顧客が不利益を被ることになります。日頃から時間に余裕をもって行動すること、それを続けることを大切にします。現代社会において時間を守れるかどうかが、その人の人間としての信頼度を決めるといっても過言ではないと考えています。
②約束を守ること
ビジネスでは契約書面を交わしますが、口頭でも契約は成立します。日頃から小さな約束を守るという行動を積み重ねることで信頼関係は構築できます。日頃から小さな約束を守る人は信頼され、約束を守る人のもとには人も仕事も集まり、幸せを掴むきっかけが集まると考えています。
③嘘をつかないこと
仕事でミスやエラーは必ず起こります。そのミスやエラーで顧客に迷惑をかけることもありますが、当社ではミスをすることよりも、それを隠すこと、つまり嘘をつくことを最大の悪とします。積み上げてきた信頼関係はたった一つの嘘で崩れ去ります。
④「ごめんなさい」を素直に伝えること
ミスやエラーが起こった時、素直に「ごめんなさい」と言えることが大切だと考えます。形だけではなく、誠意が伝わるために大切なことは、ミスやエラーをまずは自分に非があると考えることです。もちろん、相手に落ち度があったり、環境などの外部に問題があったりすることもありますが、それは自分の非を認められた後に考えればよいことです。当事者同士が双方素直に悪かった点を伝えればその後に建設的な話し合いもできますが、自分が正しくて相手が誤っているというような白黒をつけるような姿勢では信頼関係を構築することは永久にできません。
探究
ナレッジソサエティでは、「既成概念に囚われず、常にあるべき姿を追い求めること」も大切にしています。
業務改善や生産性向上を考える上で、過去の成功体験を踏まえ、既存のプロセスを繰り返して効率化や改善を目指すシングルループ学習と、前提条件も疑い目標達成のプロセスの軌道修正を図るダブルループ学習という2つの学習方法があります。ある程度方向性が決まっていること、型を覚えて作業スピードを向上させることが大切な場合には前提条件を正しいという認識で進めたほうが良いですが、常にその姿勢に慣れてしまうことは良しとはせず、定期的にその前提条件を疑うことも大切だと考えています。
人間は無意識のうちに既成概念に囚われていて、思考の幅を狭めていることがあります。新規事業を始めたり、新たな制度を構築したりする際も、こうした既成概念を疑う姿勢で取り組むことが大切だと考えています。
取り組んでいる事業と社内の部署
ナレッジソサエティが目指すことに共感していただき、ありがとうございます。
次は、ナレッジソサエティが取り組んでいる事業と社内の部署の業務をお伝えします。採用枠は大きく3パターンありますが、それぞれの採用枠でどのように携わってもらうのかも合わせて、当社での就業についてイメージを膨らませていただければと思います。
サービスオフィス事業
ナレッジソサエティのメインとなる事業はサービスオフィス事業です。当社は、東京都千代田区の九段下で「ナレッジソサエティ KSフロア」を提供し、バーチャルオフィス、シェアオフィス、レンタルオフィス事業を行っています。サービスオフィス事業を提供するための部署は大きく4つに分類されます。
人財管理部
ナレッジソサエティの採用・教育・人事・労務といった業務を担当する部署です。採用や教育、人事制度を活用して人財の適正な配置を行い、効率的にサービスを提供できるようにするために活動している部署と言い換えられます。部署といっても主担当は私1名のみで、社長の方針や現場スタッフの声をヒアリングしながら、必要な際には他のスタッフに手伝っていただき、採用情報の広報、採用選考、人事制度の構築・運用、定期面談、新人研修やそれに携わる各種業務を進めています。入退社時の手続きや給与計算、社会保険の加入手続きなどの労務業務は顧問社労士に担っていただいています。
マーケティング部
ナレッジソサエティの集客活動を担当する部署です。マーケティングはサービスオフィスという商品を売るためにとても大切な業務で、当社のマーケティングは大きくWEBマーケティングとリファーラルマーケティング(紹介制度・代理店制度)にわかれています。WEBマーケティングは社長直下の専門のチーム(業務委託等で契約)が活動しており、入会者のおよそ8割はウェブ経由での申し込みとなっています。
カスタマーサービス部
ナレッジソサエティが提供するサービスオフィスで顧客対応を行う部署です。現時点で当社が雇用するスタッフは全員この部署に配属されています。九段下の店舗の運営にあたって必要な業務をすべて担いますが、業務内容から施設管理業務、郵便管理業務、問合せ管理業務、契約管理業務、料金管理業務の5つに分類されており、店舗に出社しないとできない施設管理業務と郵便管理業務、窓口での問合せ管理業務に関しては、派遣スタッフにも関わってもらっています。また、契約管理業務や料金管理業務のうち、定型業務となる部分は一部オンライン秘書にも担当してもらっています。
総務部
ナレッジソサエティの業務全体をサポートする部署です。現時点で当社が雇用するスタッフは全員カスタマーサービス部と総務部を兼務しているイメージです。総務部には専属の業務がなく、人財管理部やマーケティング部の業務のサポートをメインに行うというイメージになります。
各採用枠での配属イメージ
当社では全ての採用枠で、まずはカスタマーサービス部に所属してもらいます。起業家正社員🄬枠の採用においても、今後担う業務のマッチングを双方で行うにあたって、当社のメイン事業がどのようなものか、既存のオペレーションがどのようなものかを知ってもらう必要があるからです。
それぞれの配属イメージです。
新規事業
現在はサービスオフィス事業がメインとなりますが、サービスオフィス事業から派生する形で、起業支援や経営支援を行ったり、九段下の施設を活かしたりできる新規事業にも積極的に取り組んでいきます。
過去にある程度準備が整った事業としては、ロッカーサービス事業、コンサルティング事業などがあり、今後はマーケティングや人事、経理や庶務などの秘書代行事業などでも積極的な事業化を検討しています。
起業家正社員🄬枠で入社するスタッフには、本人の意向や適性、当社としての意向をマッチングしたうえで、大きくサービスオフィス事業の業務改善か、新規事業のリーダーとしての役割のいずれかを担ってもらう予定です。
求める人財
ナレッジソサエティが取り組む事業や社内の部署についてお伝えさせていただき、ある程度業務のイメージが湧いたのではないでしょうか。
最後に、それぞれの採用枠で求める人財について、整理したうえでお伝えいたします。
【起業家正社員🄬】枠で求める人財
起業家正社員🄬は、2017年4月に週休4日制正社員制度として誕生し、10名以上の卒業生を出しています。
当初は当社で働きながら、自分自身で起業し卒業していくという制度としてスタートしましたが、週休3日制や週休4日制といった強みを強調するため、一時期は募集対象を試験勉強や競技活動にまで拡大しました。既に起業している人が入社しやすいように時短の週休3日制、週休4日制といった形の制度を導入しました。しかしながら、ある時期から当社がイメージしていた採用したい人財と、実際に選考の問い合わせがある層とのギャップが大きくなりました。また、当社がその間に既存スタッフを中心に、社内の定型業務の効率化、標準化をある程度進めていくことができるようになったことから、起業家正社員🄬の採用枠で入社される方に、継続的にオフィスサービス事業の定型業務を担ってもらう必要がなくなりました。
そのため、今一度原点に戻り、社内での新規事業の立ち上げも含めた上での「起業」ということにフォーカスをして求める人財を明確にしました。
①会社の機能を事業化する意志がある人【必須】
まず、従業員が10名規模の中小企業を発展させるための社内業務に取り組みその業務の事業化させたり、関連する新規事業の立ち上げにチャレンジする意志がある人を必須の要件とします。現在学生であるとか、経験があるかどうかは問いません。社内で業務を事業化したり、新規事業の立ち上げに関わったりしたいという意志と、それをやり切る気概のある方を求めます。
②会社でのチャレンジに加えて自らの起業したい人
会社の機能を事業化する経験を通じて、自分自身がやりたい事業を起業したい人も求めます。こちらは必須要件ではありませんが、当社にはフルタイムの週休X日制、時短の週休X日制という人事制度があります。会社員として働きながらX日の休みを活用して起業することが可能ですので、ぜひ当社の人事制度を活用してもらえると良いかなと思います。
【店長・店長候補】枠で求める人財
2024年2月から、ナレッジソサエティが運営するKフロアの店長・店長候補を募集します。
①サービスオフィスの店舗運営に興味がある人
まずは、サービスオフィスの店舗運営に興味がある人を求めます。雇用形態としては、完全週休2日制で、休日は固定と変動との、いずれかを選択できるので、家庭や副業との両立等も図れる働き方での勤務も可能です。店舗ビジネスの店長というと激務のイメージもあるかと思いますが、残業時間も月1時間~5時間程度とサービス業としては少ない水準だと思います。
②少人数のチームのマネジメントや経営に興味がある人
店長職などの経験がなくても、少人数のチームのマネジメント経験があったり、リーダーシップをもって周囲を引っ張っていきたいと考えている人も求めます。カスタマーサービス部では、特に施設管理業務や郵便管理業務などを、高卒等新卒のスタッフや派遣スタッフなどに担当してもらいます。そのため、こうしたスタッフを小規模で組織し、簡単な教育や日々のフィードバックなどを行ってもらえる人もニーズが高いです。
【時短正社員】枠で求める人財
時短正社員は、2020年7月に誕生した制度、家庭と仕事の両立を実現するための正社員制度です。
1日6時間、週5日勤務(月120時間程度の勤務)の時短正社員と、1日6時間45分、週4日勤務(月108時間の変形時間労働制の勤務)の時短週休3日制正社員の2つの働き方が選べますが、それぞれ社会保険は完備です。なお、前述の時間に満たない場合でも、アルバイトとしての雇用も可能ですので、求める人財に該当する方はご遠慮なくお問い合わせください。
①あと数年で本格復帰したい人【必須】
まずは、現段階では育児等、家庭との両立でセーブして働くフェーズだが、数年後にはバリバリ働きたいと考えている人を求めます。社会全体として子育てに対する理解は広がりつつありますが、働き方の多様性として時短の勤務が出来なかったり、制度はあるが職場の理解がなかったりで現職の継続が難しいという方や、子育てのために一度退職したが、将来的なフルタイムでの社会復帰を念頭に入れたうえで働き始めたいといった方に最適な求人かなと思います。
②事務職など人をサポートする業務に興味や意欲がある人【③かどちらか必須】
次に、事務職など他のスタッフをサポートする業務の経験があり、今後もそういったポジションで働きたい、また働くことが向いていると考えている人を求めます。どうしても時短勤務になってしまうと、各部署やプロジェクトなどでメインを担うことが難しくなってしまうかもしれません。子育て中であれば尚のこと、1日の業務の見通しが立ち、残業が発生せず、急な欠勤やシフト変更にも対応できたりという就業環境が望ましいかと思います。当社のカスタマーサービス部での就業であれば、定型業務かつサポート的なお仕事が中心でスタートしますので、無理のない働き方が可能です。
③少人数のチームのマネジメントや経営に興味がある人【②かどちらか必須】
事務職などサポートする業務の経験や興味がなくても、5人規模のチームのマネジメント経験があったり、リーダーシップをもって周囲を引っ張っていきたいと考えている人も求めます。カスタマーサービス部では、特に施設管理業務や郵便管理業務などを、高卒等新卒のスタッフや派遣スタッフなどに担当してもらいます。そのため、こうしたスタッフを小規模で組織し、簡単な教育や日々のフィードバックなどを行ってもらえる人もニーズが高いです。
【高卒等新卒採用】枠で求める人財
2024年4月から高卒新卒採用の第1期生が入社予定です。これまで、大学卒で新卒3名、専門学校卒で新卒1名の採用経験がありますが、高卒生の採用は初めてになります。ナレッジソサエティは拡大路線に入ったこと、業務の効率化・標準化が進んだことなどから、まずは施設管理業務、郵便管理業務を中心に定型業務を安定的に担ってもらえる人財を求め、高卒新卒採用を始めます。
①定型業務(やり方が決まった仕事)に誠実に取り組める人【必須】
高卒新卒採用で一番求めていることは誠実に仕事に向き合ってもらうことです。率直にお伝えすると、現時点でのビジネススキルや能力は不問、不問というよりは不要といっても過言ではありません。なぜなら、社会人経験がなく、アルバイト経験も大卒新卒やキャリア採用に比べて少ないからです。スキルや能力は入社後に身に付けていってもらえば構わないと考えていますが、そのためには仕事に誠実に向き合うことが前提として必要になります。入社後しばらくは定型業務(やり方が決まった仕事)に取り組んでもらいますが、こうした業務に一生懸命、誠実に向き合ってもらうことを何よりも求めますので、今一度当社が価値観として大切にしている「誠実」の項目を確認し、4つの具体的な行動を見返してもらえればと思います。
②「仕事をすることは楽しいこと」と思いながら働きたい人【必須】
次に、「仕事をすることは楽しいこと」と思いながら働きたい人を求めます。仕事をすることについては色々な考え方があると思いますが、当社では時間を切り売りするというような考え方で働くことは求めていません。なぜなら、それが当社が考える従業員の幸せにつながるとは思わないからです。ナレッジソサエティでは、日々仕事をすることで得られる成長や達成感を得て、そのことで誰かの役に立っている感覚を持ち、誰かから感謝されることを通じて、従業員が仕事を通じて幸せを感じられると思っています。
もちろん、仕事以外の時間も大切であり、いわゆる私生活が充実することも幸せを感じるためには必要です。ただし、最も大切なことは仕事と私生活のどちらかが幸せであるのではなく、仕事も私生活も両方幸せを感じていることだと思います。そのため、「仕事をすることは楽しい」と思いながら働きたいという前提を共有できる人に入社してもらいたいと考えています。
③チームワークを大切にしながら働きたい人【必須】
最後に、チームワークを大切にしながら働きたい人を求めます。会社組織は個人プレーではなく、チームプレーで成り立ちます。特に当社のメイン事業であるオフィスサービスに関わる仕事は、誰か1人の力ではなく、スタッフ全員の力があって成り立つ業務です。そのため、自分が助けてもらったら、必ずその相手を助けるという姿勢を持ってほしいと思っています。
私たち人間は考え方や出来事の受け取り方に違いがあります。根本的な考え方を変えることは難しいので、そこに嘘をついて生きる必要ありません。他人とは考え方が違ったり、受け取り方が異なったりするという大前提は理解したうえで、他者と無用な軋轢を生んだり、自分の行動で誰かを不快にさせ組織の輪を乱したりすることはしないことを求めています。
おわりに
最後に、一つだけ改めてお願いがあります。「ナレッジソサエティに入社することを目的にしないでください」ということです。
世の中にはたくさんの企業があり、昨今多くの企業が人手不足で悩んでいます。当社も過去に比べて求人への応募自体は減っており、社会全体としての人不足を日々感じています。しかし、人手不足の状態は選考を受ける人だけが一方的に有利な状態ではなく、企業にとっても望ましい状態だと感じています。なぜなら、会社側が包み隠さず自らのことを伝えていれば、選考を受ける相手側が真剣に選んでくれるからです。
そのためには、就職活動をする際に、短期的な内定や入社を目的にせず、数ある求人の中から自分に最適な求人を選ぶ、自分に最適な会社を選ぶという点で妥協しないでいただければと思います。当社は、「採用活動はマッチングであり、パートナー探しである」と考えています。お互いにより良いと思えるパートナーを見つけるためには、①前提として、お互いに包み隠さず自分(会社・就職希望者)のことを伝えること、②お互いに抱いたなんとなくの違和感を大切にすること、③長所も短所も知ったうえで、特に短所に目をつぶることができるかよく検討することが重要だと思います。
私たちは、「誰でもよいから「労働力」を採用する」ということはしません。入社後に当社で輝ける「人」を採用します。
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
以下のリンクよりそれぞれの採用枠についての詳細をご確認いただけますので、選考をご希望の方はぜひご覧ください。
参照:【店長・店長候補】枠で求める人財(準備中)
参照:【時短正社員】枠で求める人財(準備中)