当社では、起業を目指す人、学生時代に取り組んだ競技を卒業後も取り組む人、中小企業診断士等の資格取得に挑戦する人の夢をサポートする「週休X日制」という人事制度を導入しています。
今回は、自分の事業での独り立ちを目標にフルタイム週休4日制を利用している当社のスタッフにインタビューをして記事にまとめました。当社での働き方を少しでもイメージしてもらえればと思います。
入社までの流れ
まず、入社までの流れについてお伺いします。
どのように当社の求人を見つけましたか?
副業できる企業をウェブ上で探している際、ナレッジソサエティがまとめている記事を見つけました。記事を読み進めるうちに、自分が契約しているバーチャルオフィスだと知り、ホームぺージの問い合わせフォームから連絡しました。
採用選考はどのようなフローでしたか?
大学3年生2020年9月6日に問い合わせをし、その後オンラインでの会社説明会を予約しました。
会社説明会後に、書類選考があり、履歴書と取り組んでいる事業概要に関する資料をメールで送付しました。
その後は、ナレッジソサエティで一次面接と最終面接があり、2020年10月24日に内々定をいただきました。
【選考フロー】
会社説明会(オンライン・代表) → 書類選考(履歴書・事業概要)
→ 一次面接(現地・採用担当) → 最終面接(現地・代表、採用担当)
※現在の選考フローとは異なります。詳細はオンラインの会社説明会でお問い合わせください。
内々定後、正式入社までの期間はどのように過ごしましたか?
大学3年の10月に内々定が出たので、それ以降は定期的にインターン(アルバイト)として勤務していました。
具体的には、郵便業務等の定型業務を覚えていきながら、会員目線や新人目線で感じた郵便業務の問題点をピックアップし、その改善などの仕事に取り組みました。
フルタイム週休4日制になるまでの働き方(研修期間)
フルタイムの週休X日制は、入社後6ヵ月間はフルタイムの週休2日制で勤務します。
湯村の場合、インターン(アルバイト)期間が長く、習得業務も多かったため、週休2日で3カ月間勤務した後、フルタイム週休X日制で働き始めました。
週休2日のときの平日と休日のスケジュールはどんな感じですか?
平日(ナレッジソサエティでの勤務日)は、11時00分~20時00分のシフトが多かったのですが、始業前も終業後も特に何か自分の事業に時間を充てることはありませんでした。
休日(ナレッジソサエティの非勤務日)のうち1日は、副業として、大学時代から関わっていたイベント会社のアルバイトをしていました。
もう1日は引っ越しの準備に充てたり、純粋な休日として休んでいました。
週休2日だと自分の事業に充てる時間を確保するのは難しいですか?
これは個人差があると思いますが、私は新卒でナレッジソサエティに週5日間勤務することが初めてだったので、そこに慣れるまで時間がかかりました。
また、副業も合わせてある程度の収入が確保でき、経済的に今すぐ困るという状態ではなかったので、自分の事業に対する動き出しは遅くなってしまったと反省しています。
週5日勤務で他の場所でも副業をすると、カレンダーのスケジュール自体は埋まっていくので、仕事をしているという安心感があったのかもしれません。
週休2日のときのナレッジソサエティでの働き方を教えてください。
フルタイムの週休2日制のときは、シフトに合わせて「9時~18時」、「11時~20時」、「13時~22時(※)」のいずれかで働いていました。
※月末最終日のみ
具体的に担当する定型業務を教えてください。
主に以下の業務に従事します。
・会員が使用するエリアの簡易清掃・メンテナンス
・会員宛に届いた郵便物の仕分け、保管等
・電話・メールでの問い合わせ対応
・新規入会者の契約業務
・既存会員の契約変更の処理
・入会時の審査審査の担当
定型業務以外に携わったことを教えてください。
主に以下の業務を担当しました。
・事務所内レイアウト変更
・施設内の掲示物の作り替え
・GASを用いて集計作業
・管理システム改修におけるシステム会社とのやり取り
・クラウドPBXの導入
一番印象に残っている仕事は何ですか?
クラウドPBXの導入です。
契約後にタスクを洗い出してTodoリストを作成し、システムの設定や内線の発注、物品購入、現地作業の日程調整や業者の対応と、一通りの業務をメインで担当しました。
ツール導入の業務の全体を担うとともに、外部との折衝を経験できたので印象に残っています。
フルタイム週休4日制移行後の働き方
フルタイムの週休X日制は、入社後6ヵ月間が経過すると、週休3日制か週休4日制のいずれかを選択してもらいます。(このタイミングで週休2日制を選択することも可能です。)
湯村の場合、インターン(アルバイト)期間が長く、習得業務も多かったため、入社3カ月経過後の7月からフルタイム週休4日制で働き始めました。
週休4日のときの平日と休日のスケジュールはどんな感じですか?
平日(ナレッジソサエティでの勤務日)は、7時40分~22時00分勤務か8時00分~22時20分勤務のどちらかでシフトに入っていました。週休2日のときは自分の意志で前後の時間を活用できる気もしましたが、13時間20分勤務の場合は正直難しいなと感じました。
週休4日制に移行した直後は、休日(ナレッジソサエテの非勤務日)のうち2日から3日はイベント会社のアルバイトをしていました。ある程度収入面を安定させることが目的であるのと、自分の事業に関しては、何から手を付けてよいか模索していた時期で、事業内容の変更に合わせてウェブサイトの記載を修正するなど、諸々の準備を整えてスタートラインに立つとことでした。
現在、準備していたサービスを利用してもらうために、ターゲットとなる企業の問い合わせフォームから営業を行ったり、郵送でDMを送付したりしています。
また、大学時代に働いていたイベント会社が新たにBPO事業を始めたので、一部の仕事を個人で業務委託として受けたり、その業務を自分が設立した法人として受けられるか模索中です。
週休2日と変わったことはどんなことですか?
ナレッジソサエティの勤務日数自体は週5日から週3日になっているので、他に避ける日数は圧倒的に増えています。そのため、週5日の頃よりも甘えがなくなり、自分ひとり食べるだけの売上を立てるのに3年間もかかってしまうのはまずいと思って、自分の事業を何とか成功させるために奮闘中です。
時間ができることによって、「自分は何のために週休4日制を利用しているんだ?」という思いが強くなりました。
職場の雰囲気とナレッジソサエティへの向き不向き
次に、ナレッジソサエティの職場の雰囲気と、働くことが向く人、向かない人について伺います。
職場の雰囲気はどうですか?
漠然とした回答にはなってしまいますが、「今の職場の雰囲気は良い」と思います。
昨年度までは入社歴が長い人と、新しく入社した人との溝が感じられる場面が多かったですが、現在はスタッフの適性や能力と、役職(ポジション)がマッチしていることもあってか、ギスギスした雰囲気がなくなりました。
そのため、新しく入社した人が居づらいと思わない職場だと思います。
ナレッジソサエティが向く人と向かない人はどういう人でしょうか?
ナレッジソサエティで働くことが向いている人はどういう人でしょうか?
少人数の職場ですが年齢層が20代前半から40代後半までと幅広いので、ある種のファミリー感のあるコミュニケーションが嫌いではない人が向いていると思います。同世代だけでなく、少し年齢が離れた世代ともコミュニケーションを図れる人が働きやすいかなと思っています。
また、現在、選考フローに職場体験を必ず取り入れていますが、その職場体験に来て、当社で働くスタッフ側も、選考を受ける側もお互いに苦手な要素がないと感じることが重要だと思います。
ナレッジソサエティで働くことが向いていない人はどういう人でしょうか?
自発的過ぎる人と、完全に受け身の人は向いていないと思います。定型業務が多く、まずはそれをこなすことが求められるので、仕事の指示を受けてマニュアルに沿って正しく処理をすることができない人は働くことが難しいです。また、少人数で仕事を回しているので、互いに手が空いたタイミングではフォローすることが大切になります。そのため、完全に指示待ち人間になってしまう受け身の人も向いていないと思います。
起業を目指す週休X日制の枠に限定すると、会社にベンチャーっぽいスピード感(急成長)を求めている人もやや向いていないかなと思います。
今後の展望
最後に、自分自身の事業の展望とナレッジソサエティとの関わり方を伺います。
自分自身の事業の展望を聞かせてください。
抽象的にはなるのですが、とにかく立ち止まらずに何かしら動き続けることを大切にしていきたいです。また、まずは自分の事業で自分が生活できる段階に持って行く、業務委託でも構わないので他者に仕事を創出できる段階に持って行きたいと思っています。
ナレッジソサエティとの関わり方
自分自身の事業は当面私1人で稼働することになるので、あるタイミングで突然ナレッジソサエティを卒業することになる可能性が高いです。そのため、その時に前向きに送り出してもらえるように、自分が担当した仕事の引継ぎは計画的に行ったり、人事採用面でも余裕をもって対応できるように相談して進めていきたいと思います。
この記事の執筆者
ナレッジソサエティ編集部
ナレッジソサエティ編集部
2010年設立の東京都千代田区九段南にある起業家向けバーチャルオフィス「ナレッジソサエティ」です。2010年からバーチャルオフィス・シェアオフィス・レンタルオフィスの専業業者として運営を行っております。バーチャルオフィスのこと、起業家に役立つ情報を配信しています。「こういう情報が知りたい」といったリクエストがあれば編集部までご連絡ください。
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