2023年7月の採用・人事・労務に関する総括です。
目次
2023年7月の採用について
2023年7月は週休X日制、しゅふジョブ経由の採用とも、問い合わせが減りました。
しゅふジョブ(主婦(主夫)に特化した求人媒体)と週休X日制の選考状況は下記の通りです。
問合せ | 会社説明・一次選考 | 選考 | |
しゅふジョブ | 1 | 0 | 0 |
週休X日制 | 1 | 1 | 0 |
週休X日制に関しては、会社説明と一次選考を実施した大学生が、二次選考を連絡なくキャンセルするという事態が発生しました。当該学生が所属する大学宛に連絡することも検討しておりますが、こうした無礼な方には時間の無駄ですのでそもそも問い合わせすらいただきたくありません。
上記のような非常に腹立たしい出来事もありましたが、嬉しいこともありました。
当社では2024年4月入社で高卒新卒の採用を始めますが、7月31日現在で合計9名に職場見学をお申込みをいただきました(7月中に5名実施済)。昨今、高卒新卒採用の有効求人倍率は高くなっており、一部報道では東京都内では約10倍(1人の生徒に10社の求人)とも言われており、今年度から始めることもあってあきらめていた部分もありました。しかし、都内の各学校や、埼玉県、神奈川県、千葉県の商業系の学科がある学校宛に書類の送付を行った効果もあったのか、想定よりも多くのお申込みをいただいています。募集定員は2名ですが、優秀な生徒が多い場合は増員も検討しており、また8月中の職場見学の対応もまだまだ可能ですので、ぜひご応募いただければと思います。
掲載:株式会社ナレッジソサエティの事務・アシスタント, 総務・経理・人事, その他オフィスワークの求人
2023年7月の人事について
7月は全従業員対象の定期面談を実施しました。今回はそれぞれのスタッフにとって「当社は何のために存在するのか?」という質問を皮切りに、大切にしている価値観、業務上の自分自身の強みと課題、組織の強みと課題といったことをお話しいただき、今後の働き方についてや職場での困りごとなどに関するヒアリングを行いました。
今回の面談は査定期間ではないため、比較的自由な視点でいろいろなお話ができ、長い方では3時間弱の面談となりました。また、派遣スタッフの2名とも業務上の困りごとなどを中心にヒアリングを行う形で面談を実施しました。
また、2023年7月21日には、子育てをしながら時短で勤務している女性スタッフ2名と社長も含めたマネジャー職以上のスタッフ4名(男性3名、女性1名)が参加して、「仕事と子育ての両立の現状」というテーマで勉強会も行いました。勉強会は、採用・人事担当から各種行政の調査報告と考察、他社で育児休業を取得した男性(友人)へのインタビューの結果報告を行ったうえで、2名のスタッフから結婚、出産、育児という一連の中での実体験を、両立する上での困りごとを中心にお話しいただきました。
話を伺う中で、生物学的に母親しかできないこと(授乳)や、周囲のサポート環境の有無を踏まえると、女性が子育てをしながら働く上での課題は多いと感じました。夫を始め両親等のサポートがある環境においても、子育てには時間が必要なこと、そして自分自身の体調管理との両立もとても難しいことだということがわかりました。今後社内の制度を整備するにあたっては、時間と場所に囚われず働ける環境を会社側が整備することと、従業員側がこうした業務を担えるようになっていくことが重要であるということで、前半の勉強会は終わりました。
本来はその日中に後半として、当社における具体的な制度の検討まで議論を進める予定でしたが、想像以上の郵便物が届いてしまったことで断念し、8月以降にお預けとなりました。
しかし、定期面談と勉強会の実施によって、時間と場所に囚われず働ける環境をまずは整備すれば、おおよそ様々な事態に対応できるということが分かったため、勉強会の後半戦を待たず、従業員のリモートワークを可能に、そして増やしていける取り組みをスタートさせていくことになりました。
従業員のリモートワークを可能にするためには現場人員の配置をある程度厚くする必要があるため、2023年4月から1日6時間、週4日勤務の派遣スタッフを2名配置していますが、こちらを3名に増員することに決めました。またタイミーやシェアフル等の、いわゆるスキマバイトで働く人が、違和感なく、かつミスなく現場の業務に従事できるようにオペレーションの改善やマニュアルの整備も合わせて進めていきます。
2023年7月の労務について
2023年7月の月間残業時間(平均)を現場スタッフ(※派遣スタッフを含み、マネージャー職以上を除く)と全スタッフ(派遣スタッフもマネージャー職以上も含む)でまとめました。
今月はマネージャー職以上でも、現場スタッフでも残業時間は増加しました。要因としてはスタッフ1名が先月で退職、もう1名が休職となったことが挙げられますが、その状況下でも現場スタッフの残業の増加時間は1時間20分程度に収まっていますので(残業時間の合計時間も全スタッフの合計で月4時間の増加のみ)、かなり効率的に業務に従事していただいたといえます。
8月は有休等で各スタッフ交互に休みを取れる状況ですが、今月同様効率的に業務に従事し、現場スタッフにしわ寄せがないように対応していきたいと思います。なお、9月からは派遣スタッフも1名増員になりますので、特段退職等の影響はなく元の水準に戻っていくと想定されます。
現場スタッフの月間残業時間(平均) ※マネージャー職以上を除く |
全スタッフの月間残業時間(平均) ※マネージャー職以上を含む |
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2022年4月 | 6時間14分 | ー |
~中略~ | ||
2023年3月 | 3時間11分 | 4時間05分 |
2023年4月 | 3時間11分 | 5時間21分 |
2023年5月 | 2時間44分 | 4時間06分 |
2023年6月 | 1時間55分 | 3時間52分 |
2023年7月 | 3時間15分 | 5時間21分 |
※2023年8月8日に数値を修正しています。
2023年8月に向けて
今年度は5連休(7連休)以上の休暇取得の実現を掲げましたが、3名のスタッフが帰省や家族旅行などで長期休暇を取得しました。夏にこだわらないスタッフに関しては、9月や10月などに長期休暇を取得しており、順調にいけばフルタイム勤務のスタッフ全員が年内に5連休以上の休暇を取得することができます。
いわゆる大企業では取得出来て当たり前、当然の権利と思われるような長期休暇も、中小企業(特に店舗型ビジネス)ではお互いの日程を調整しながら、前もって予定を立てていく必要があります。こうしたスタッフ間の人間関係、協力関係があってこそ、和やかな雰囲気の職場として機能している面もあります。近い将来、全スタッフが変な気遣いなく休みを取れる会社になれるようにしていきたいと思います。