動画や画像の背景を消すクロマキー合成の手順

［投稿日］2021/03/23

WEBセミナーを収録、配信される方より動画の背景を合成したいニーズを伺います。

そんな時はグリーンバックで撮影して、クロマキー合成を行うことで実現可能です。

本記事ではグリーンバックを活用した撮影からクロマキー合成の手順をお伝えします。

・ナレッジソサエティのKSスタジオでクロマキー合成を行ったサンプル映像

クロマキー合成とは

クロマキー合成とは「キーイング」という切り抜き合成をすることです。

特定の色から一部を透明にしてそこに別の映像を合成する技術のことを言います。

背景色には人物の肌色と補色関係にあるブルーやグリーンが使用されることが多いです。本記事で紹介する当社でも基本となるグリーンバック（緑色の背景）を常備しております。（ちなみにブルーやブラックの背景を使用することもあります。）

身近な例ではテレビの天気予報の映像があります。他にもYouTuberのゲーム実況でもよく活用されています。メインの映像はゲームで左下に人物が映っているものなどです。

・カメラ

・グリーンバック

ナレッジソサエティのKSスタジオには両方とも揃っています。（部屋のレンタル料に含む）

また、セミナールームA、セミナールームBにもグリーンバックがあります。セミナールームでの撮影の場合は別途カメラと合わせて予約をしていただければご利用可能です。

・ロール状のグリーンバックを降ろします。

↓

・グリーンバックを背景に撮影をします。（撮影は動画でも画像でも可能）

今回はフリー素材を活用させていただきます。

※本記事でご紹介する編集ソフトはAppleの「Final Cut Pro」です。編集ソフトにより操作方法が異なりますのでご注意ください。

・撮影した素材をタイムライン（画像下部のエリア）に挿入します。

前面に出す方を上部に置きます。なので今回は上部にグリーンバックで撮影した素材を置き、背景素材を下部に置きます。

・エフェクト「キーヤー」をグリーンバックで撮影した素材に重ねます。

エフェクトを表示させます。

エフェクト内の検索窓にて「キーヤー」を検索します。

「キーヤー」を切り抜きたい素材に重ねます。

・完成です。

緑色（同系色）の服やアクセサリーの着用は避けてください。

その部分も透けてしまいますのでご注意ください。