こんにちは。
ナレッジソサエティの渡部(わたなべ)です。
8期目を迎え、私個人が入社してから3年半が過ぎました。
2017年5月現在
約700社様にバーチャルオフィス・シェアオフィス・レンタルオフィスをご利用いただいております。(法人、個人合算)
既に卒業された方を含めるとご利用企業は1,000社をゆうに超えました。
たくさんの出会いを振り返り、
契約手続きや日々触れ合う中で気づいた成功している起業家のシェアオフィス活用方法をあげてみました。
※この記事での成功とは、シェアオフィスを卒業して賃貸オフィスをレンタルされた企業です。
(賃貸オフィスがゴールではなく、売上に関わらずシェアオフィスを戦略的に活用される方もいらっしゃいます)
企業生存率
1年で40%
5年で15%
10年で10%
と言われています。
起業したものの5年経つと8割以上が夢破れて廃業しています。
存続する会社としない会社の違いはどこにあるのか?
弊社のお客様を例に気づいた点をまとめました。
例①:集客専門コンサルタント会社のF社様
~自社の規模に合わせたオフィス選び~
・ご利用期間:約1年間
・年齢:30代男性
ご利用当初は1人だったので、PCとセミナー会場があれば事足りるとのことでした。
シェアオフィスでは、これまで自宅やカフェでしていた事務仕事を行い、会議室でセミナーを多数開催されました。また、お客様を招いてコンサルティングもされていました。
▼卒業に至った理由
従業員が5名まで増え、これから更に拡大すると下記のような固定費になることを見込んだ前向きな卒業でした。
※従業員が更に増えた場合の固定費用
シェアオフィス+セミナールーム利用料 > セミナールーム付の賃貸オフィス
(シェアオフィスの料金:1人目は月額29,800円。2人目以降は月額25,000円)
▼活用方法
企業規模に合わせたオフィス選び
初めから賃貸オフィスではなく、必要条件を十分に満たすシェアオフィスを使用することで無駄な出費を抑え、その浮いた分も広告やマーケティングなどの投資に回して最速で規模を拡大された事が成功の秘訣だと思います。
もしも初めから賃貸オフィスを借りていた場合には採用や投資も後回しになっていたと思います。その場合、後回しにしていた分の取れるはずだった見込み客を逃してしまうリスクがありました。
例②:B2Bソリューションおよびフランチャイズマッチング会社のD社様
~地方から東京進出の拠点とした利用~
・ご利用期間:約1年6ヶ月
・年齢:50代男性
京都で20年以上活躍中の会社が東京進出の為の足掛かりとしてシェアオフィスを利用されていました。
東京支店(シェアオフィス)には営業の方が数名常駐しており、お客様との打ち合わせや事務作業やアポの合間の休憩場所として活用されていました。
▼卒業に至った理由
軌道に乗り、従業員数が増えてきたので固定費を考慮して賃貸オフィスを借りるという前向きな卒業でした。
▼活用方法
費用を抑えたオフィス選び
・初期費用を抑える
京都に本社がある為本店登記は必要なく、設備投資は不要なので大幅に経費を抑えながら東京進出をされました。
抑えた分を人件費(営業マン)に投資されていました。
シェアオフィスの初期費用:12万2400円
賃貸オフィスの初期費用:60~150万円(月額10万円のオフィスの場合の例)
※詳しい料金比較はこちらのページをご覧ください。
バーチャルオフィスと賃貸オフィスの比較
・撤退も容易(負担を軽くできる)
支店を閉じることになった場合には本店登記も設備投資もしていないので名刺やWEBから東京に関する情報を削除して弊社との契約を解約するだけで済みます。
これが賃貸オフィスの場合には契約期間の家賃の支払い、オフィスの原状回復費用、電話やネット回線の解約、名刺やWEB情報の削除、机やイスの処分などその他様々な工程が必要となります。
しかもそれは売上を生まない行動に対してなのでとても無駄な作業と言えます。
共通点
例としてご紹介した企業の共通点は費用を抑えて売上の為の投資に回すという点です。
利用者の傾向まとめ
今回ご紹介した企業以外の使用理由を紹介します。
・賃貸オフィスより経費を抑えられるからシェアオフィスを利用
・まずは小規模で始める為、大きなオフィスは必要ない
・お客様のオフィスで仕事をする機会が多いので自社オフィスは必要なくシェアオフィスで十分
・リスクヘッジの為にシェアオフィスを活用
・賃貸オフィスでは孤独なので人と触れ合えるシェアオフィスを利用
・その他様々…
さいごに
今回ご紹介した企業のように順調な方ばかりではなく、廃業などによるネガティブな理由で卒業される方はいらっしゃいます。
いずれの場合にも経費を抑えることに越したことはありません。抑えた分を売上獲得の為の投資に回す。その為にもシェアオフィスから始められることをオススメいたします。
以上、現場で感じたリアルな声をお届けさせていただきました。