事業の可能性を信じていただけるよう根拠を添えて熱く語り、シェアオフィスで3つの銀行法人口座開設をされた株式会社オンサイトビュー様インタビュー
[投稿日]2020/03/11 / [最終更新日]2022/05/09
「創業間もない会社ですから実績はありませんので可能性を語ることしかできませんが、信頼していただけるように熱を入れて用意しました。」
今回シェアオフィスを活用した法人口座の開設について語っていただけたのは、株式会社オンサイトビューの代表取締役、坂野孔哉様です。
※本シリーズではバーチャルオフィスご利用者にインタビューをさせていただいておりますが、今回は特別版としてシェアオフィスご利用者にお話を伺いました。
このインタビュー記事では、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスやシェアオフィスを活用されている方の法人口座開設実績をお伝えします。
このような噂が立っておりますが、バーチャルオフィスだから法人口座開設ができないということはありません。
実際にナレッジソサエティのバーチャルオフィスでは多数の法人が口座開設をしており、皆様のビジネスに支障をきたしておりません。
(そもそも当社のバーチャルオフィスが口座を開設出来ない場合、利用者はビジネスができないので、利用法人がおらず当社が運営できません。)
ただし、登記する住所が犯罪に利用されたバーチャルオフィスの場合は、口座開設のハードルは上がります。そのため、審査体制がしっかりとしたバーチャルオフィスを選ぶ必要があります。
「当事者の声が何よりも真実である」のポリシーのもと、バーチャルオフィス利用者に語っていただいた“法人口座開設に関するとっておきの情報”をご提供していきます。
オフィス運営者や各種専門家の意見はもちろん参考になりますが、ご覧いただいているこれから起業される方に最も近い存在の方は特に説得力があると思います。
実際に口座開設をされた先輩経営者にお話を伺いました。
今回、とっておきの情報を教えてくださったのは、新規事業を支援されている株式会社オンサイトビューの代表取締役、坂野孔哉様です。
今回私は、坂野様に、“シェアオフィスでも法人口座の開設ができたこと”についてお話を聞くことができました。
「賃貸オフィスや自宅じゃないと法人口座の開設が難しいんじゃない?」と不安に思っている方にぜひお読みいただきたい記事です。
目次
1.シェアオフィスの利用について
Q.御社はどのような事業をされていますか?
新規事業を始めたい会社の支援を行っています。様々なリソースが十分ではない中小企業では自社の力だけで新規事業を起こすことは難しいのでお手伝いをさせていただきます。
新規事業には既存事業を拡大することや既存事業から派生した事業を始める手段もありますが、その他にフランチャイズを始める企業もいらっしゃいます。
弊社では私の長年の経験からフランチャイズが成功への近道と思っています。特に新たな分野の事業を始めるのであればフランチャイズをお勧めします。
フランチャイズに関する事業は大きく2つあります。
1つ目はフランチャイズ全体のコンサルティングです。
フランチャイズ本部の支援や改善や立て直し、部門ごとの開発やスーパーバイジング等を請け負う事業です。
ちなみに現在支援させていただいている本部の目標は現在の16店舗から5年で100店舗に増やすことですが、私は3年で100店舗を目指しています!
もうひとつは自社でも支援先のフランチャイズの加盟店となり実際に事業を行います。
現在協力させていただいているお店は、美味しい炭火焼き干物定食を味わえる株式会社越後屋様の「しんぱち食堂」です。
実際に支援先の加盟店となるための出店準備を行っており、今は物件の申込を終えた段階です。
アドバイスをするだけではなく入り込んだり、自らも運営しながら実績も兼ね備えたコンサルタントが理想像です。
Q.起業までの経緯を教えてください。
学生の頃から外食産業での独立に興味がありましたが、とある理由で卒業時期にその道へ進む決断ができませんでした。
私の就職活動の時期がちょうどバブルが崩壊した直後でした。それを受けて安定志向に入りまして金融機関であれば安定しているだろうと考えて損害保険会社に就職しました。
安定性や待遇面は良かったのですが、あまり仕事を楽しめなかったこともあり、今後のことを考えて以前からやりたいと思っていた外食産業での独立を目指しました。
それからフジオフードシステムが飲食店のフランチャイズ事業を立ち上げるタイミングで転職しました。約15年勉強していたところ、現在携わらせていただいているしんぱち食堂様のお話をいただきました。
元々社員でのオファーをいただきましたが、良い業態に巡り合えたことと広めたいと思ったことや、元々私が理想に描いていたものが実現できそうだと思いましたので一念発起して独立しました。
Q.シェアオフィスを利用されるきっかけを教えてください。
バーチャルオフィスやシェアオフィスについてはおぼろげながら知っており、情報収集や一週間の無料体験をして利用を決めました。
Q.多数のシェアオフィスがある中、ナレッジソサエティを選んでいただいた理由を教えてください。
家からアクセスが良いことがまずよかったです。
会議室やプリンターもあり、他のサービスが充実していることも気に入りました。
2、3ヶ所検討しましたが、何より気に入っていることが適度に賑わいがあることです。
シーンとした静かすぎる環境が実は苦手ですが、かと言ってうるさ過ぎる環境もダメです。中間の適度な話声や遠くの方で打ち合わせをしている方の声がかすかに聞こえるぐらいの状態が私は集中できるので丁度いい賑わいでした。
あとは以前からお付き合いのある方がナレッジソサエティを利用しており、その方から紹介を受けたことも決め手です。
2.法人口座の開設について
Q.法人口座の開設手続き時のメンバーシップを教えてください。
シェアオフィスメンバーです。
Q.口座はいくつお持ちですか?
3つです。
Q.開設を断られた銀行はありますか?
1つもありません。
Q.どちらの銀行口座をお持ちでしょうか?
みずほ銀行新宿中央支店、興産信用金庫飯田橋支店、GMOあおぞらネット銀行です。
Q.口座開設手続きは法人設立からどのくらい経過してから行いましたか?
9月中旬に法人登記をして法人番号を取得後すぐに行ったので9月末頃にGMOあおぞらネット銀行に申込をしました。
次に10月中旬に興産信用金庫に申込をしました。
最後に11月末にみずほ銀行に申込をしました。
Q.口座開設までの流れを教えてください。
①GMOあおぞらネット銀行
ネット銀行ですのでWEBにて申込から開設まで完結しました。
②興産信用金庫
まず飯田橋支店へ店舗開店の為の融資の相談を行いました。後日先方の希望によりシェアオフィスにて面談を行いました。おそらくオフィスの確認が含まれていたと思います。
事業説明等を行い融資を受けた場合に口座が必要な話から口座開設へと話が進みました。
その後、支店での最終手続きから1週間ほどで開設できました。
③みずほ銀行
顧問税理士さんの紹介で新宿支店で開設できました。
税理士さんに段取りをしていただいたこともあり、訪問は最終手続きの1度だけでした。
Q.提出したものを教えてください。
必要書類に加えて事業計画書や会社概要を用意しました。
メインは自社が何をやりたいか、どのように事業を起こすのかをまとめた資料です。
創業間もない会社ですから実績はありませんので可能性を語ることしかできませんが、信頼していただけるように熱を入れて用意しました。
Q.口座開設にてシェアオフィスがネックとなることはありましたか?
すべて無事に開設できましたので、特にありません。
どの担当者からもシェアオフィスについて疑問を持たれるようなことは言われませんでした。実際に興産信用金庫の担当者にお越しいただいた時にも何も言われませんでした。
ナレッジソサエティが特有なのかもしれませんが皆さん存在をご存知でしたのでむしろプラスにはたらいたかもしれません。
「りそな銀行のビルの5Fのシェアオフィスですよね?」と皆さんに言われましたからオフィスの信用や実績が十分にあるんだと思います。
みずほ銀行の口座開設でお世話になった税理士の先生も新宿の事務所ですが、知っている様子でした。
Q.これから法人口座開設をされる方へ向けて、対策を練った方が良いことを教えていただけますか?
自社の事業を自分の言葉で語れることは重要だと思います。
会社概要やデータは誰でも用意できます。ですが自分の頭の中にあることや熱い想いをしっかりとした根拠も添えて伝えられることが大事だと思います。
Q.これから起業をされる方や起業を検討している方へ向けて一言いただけますか?
私が起業して1つ後悔していることがあります。
それはもっと早く起業しておけば良かったと思ったことです。(もちろんこの起業のタイミングだから今のご縁がありますが。)
この経験から頭で考えるだけではなく早く一歩を踏み出してみることが大事だと思いました。起業を検討している段階でも頭でおぼろげに考えているだけでなく、会社を作ることはどういうことなのかを知ることや相談窓口に行ってみたりと行動した方が良いと思います。
アクションを起こすことでぼやーっとしているものが明確になったり、やらなきゃいけないタスクや足りないことがわかります。
私の場合は起業することを決めてから相談に行きましたが、もっと前から相談していれば何かが変わっていたかもしれません。
起業することに年齢は関係ありませんのでまずはアクション起こしてみると良いと思います。
3.さいごに
貴重な体験を聞かせていただいた坂野様の益々のご活躍を祈念しております!
坂野様の場合は相手の立場に立って考えた行動力から無事に法人口座の開設に至ったのでしょう。
申込に必要な書類に加えて、信頼していただくために事業計画書や会社概要を追加で提出されました。それは、創業間もなく実績がまだ無いので会社の素性が見えづらいことを考えられた上での行動です。
事業の実現性を具体化したことで銀行の信頼を得られたのだと思います。
昨今、オフィス形態に関わらず新設法人の口座開設はハードルが高いと言われていますが、坂野様のようにスムーズに開設されている方がほとんどです。今日までナレッジソサエティのシェアオフィス・バーチャルオフィスでは開設できなかったと言われたことがありません。
法人口座開設におすすめの銀行
メガバンク
メガバンクでの法人口座は若干ハードルが高い傾向にありますが、「バーチャルオフィスの住所を使っていることが理由で法人口座の開設を断ることはない」と、少なくとも三大メガバンクのうちの一行の口座開設担当者から直接お聞きしておりますので、メガバンクでの口座開設をあきらめる必要はありません。実際に当社のバーチャルオフィスをご利用されている方ですべてのメガバンクにて開設実績があります。
また当社が入居しているりそな銀行では多くのバーチャルオフィス利用者が法人口座を開設している実績があります。
ネット銀行
ネット銀行はオンラインバンキングの機能が充実していますし、振込手数料も格安ですので、起業時の資金が潤沢にない時期にはとても便利です。ひとつは法人口座を開いておくべきだと思います。
ただしネット銀行の中にはバーチャルオフィスを利用しているというだけで審査落ちになるネット銀行がありますので注意が必要です。
逆にバーチャルオフィスを利用していることとは関係なく案件ベースで審査をするとしているネット銀行がありますので、そういうネット銀行を選んでください。
特にGMOあおぞらネット銀行はバーチャルオフィスを利用しているから即審査落ちということでないと直接お聞きしているのでおすすめです。
ネット銀行で口座開設をする際のポイントはホームページを持っていることです。そのホームページは具体的な業務内容が確認できることが重要です。
ホームページは銀行口座開設のためのみでなく、中小企業の営業活動には欠かせないものですので、法人口座の開設に合わせてしっかりしたものを作られることをおすすめします。
ホームページ制作のことであればKurumi株式会社をおすすめいたします。
起業当初はオフィスの費用や販促費などの出費が多々ありますので、抑えられるところは押さえましょう。
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