バーチャルオフィスで起業してりそな銀行とGMOあおぞらネット銀行にて銀行法人口座開設。WEBコンテンツ制作会社S.S様インタビュー
[投稿日]2020/12/01 / [最終更新日]2022/05/09
「個人事業をやっていたので、その時の実績が証明できるものがあったのが良かったのかなという気がしますね。」
貴重な経験を語っていただけたのは、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用しているWEBコンテンツ制作会社の代表取締役S.S様です。
このインタビュー記事では、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用されている方の法人口座開設実績をお伝えします。
「バーチャルオフィスでは口座開設が難しいって聞くけど、本当?」
そんなことはございません。
バーチャルオフィスだから法人口座開設ができないということはありません。
実際にナレッジソサエティのバーチャルオフィスでは多数の法人が口座開設をしており、皆様のビジネスに支障をきたしておりません。
(そもそも当社のバーチャルオフィスが口座を開設出来ない場合、利用者はビジネスができないので、利用法人がおらず当社が運営できません。)
ただし、登記する住所が犯罪に利用されたバーチャルオフィスの場合は、口座開設のハードルは上がります。そのため、審査体制がしっかりとしたバーチャルオフィスを選ぶ必要があります。
名前:S.S様
法人格:株式会社
設立年月:2020年9月
資本金:120万円
事業内容:WEBコンテンツの製作やマーケティングプロモーションの企画・提案・製作・販売
目次
1.バーチャルオフィスの利用について
Q.事業内容を教えていただけますか?
WEBの製作やDTPの製作などを行っています。
また、それに基づくセールスプロモーションの企画であるとか、提案などもさせていただいています。
Q.起業したきっかけは何ですか?
お客様との取引の内容や規模が大きくなってきて、個人事業主だと不都合が生じたり、信用の面で契約がなかなかできないというところが少しずつ多くなってきたので、法人成りをしました。
Q.メインで取引されている業界はどちらですか?
メインはパソコン関係ですね。
例えばメーカーさんの企業活動における広報であるとか、あとは販促関係です。
そのあたりは広告代理店の方がやられているのですが、そこの広告代理店の製作の分野であるとか、あとは販売促進物の企画であるとか、そのあたりを私の方で一括して請け負うなどをやってます。
Q.仕事を請け負うつながりは何かあるんでしょうか?
ほぼ前職のつながりです。
営業活動としては、それまでの知人へも声がけをさせていただいていますね。
Q.バーチャルオフィスを利用するきっかけを教えてください。
元々あと1~2年で東京を離れてしまう可能性があるということと、あとこのご時世(コロナ渦)でやっぱりリモートワークが多い時期だったので、オフィスを構えるよりは、最初はバーチャルオフィスを利用させていただいて、そこから考えていこうかなというのがあります。
Q.多数のバーチャルオフィスがある中、ナレッジソサエティを選んだ理由を教えてください。
まずやっぱり銀行様のビルに入られているところと、あとホームページでかなり情報が充実されていていた点ですね。
それこそ、このような実際のインタビューであるとか、そういうのも色々拝見させていただきました。
あとサービスがけっこう揃っていたというのと、ベースの金額がお安めじゃないですか。
そこから自分でオプションサービス選べるみたいなところも良かったです。
その次に場所を意識はしてたんですけど、ちょうど九段下ってところで、自宅からも取引先からも近かったので、すぐに寄れるというところも理由の一つですね。
2.法人口座の開設について
Q.法人口座の開設手続き時のメンバーシップを教えてください。
バーチャルオフィスメンバーです。
Q.口座開設の申込をされた銀行を教えてください。
GMOあおぞらネット銀行とりそな銀行九段支店です。
2行とも無事に口座開設することができました。
Q.他行での開設予定はありますか?
地方に移った時にそこの地銀ですね。
東京のお客様はほぼメガバンクですし、逆に地方のお客様もいらっしゃるので、地方は地方で地銀を使っているので、開いておかないとまずい部分もあったりします。
Q.法人口座開設保証®制度では、大手のりそな銀行を保証していますが、それ以外で希望されていた銀行はありますか?
ありません。
個人口座は別の銀行さんを使っていたんですけど、あんまり関係ないかなと思ってます。
Q.口座開設までの流れを教えてください。
まずGMOあおぞらネット銀行さんはほぼネットとメールですね。
あとはちゃんと事業所が存在してるかというのと、ちゃんと自宅に代表取締役の方がいることの確認で、自宅とナレッジソサエティさんどちらにも郵便物が届きました。
ちゃんと郵便物を届いて受け取ってますよっていうのをトラッキングしてたんだと思います。
あとGMOあおぞらネット銀行さんで一番大きいのは、印鑑登録証明書がいらなかったことですね。
なので、公的書類の提出は登記簿だけで済みました。
そして審査完了は2週間後くらいでした。
今はやっぱりコロナの関係でどこも遅くなってるみたいで、そこは向こうからも前振りがありました。
その後キャッシュカードとかが多分1週間~10日くらいで届いたと思います。
次にりそな銀行さんは、こちらもネットの方から申込をさせていただきました。
ネットで1次審査なんですよね。
それで1次審査に通ったら電話があった記憶があるんですけど、そこで2次審査の日時や場所の連絡が来て、そして2次審査で九段支店さんに直接行かせていただきました。
2次審査では個人的な面談であるとか、あとはこれまでの実績などを出させていただいて、その後1週間後くらいに審査が通ったという連絡が来ました。
それからキャッシュカードが届くまで2ヶ月くらいでした。
これもコロナの影響ですね。
普通は1ヶ月かかるかかからないからしいですけど、今回は開設完了まで設立から2か月以上経ってますね。
なので、今から開設手続きをする人は結構待たされると思います。
Q.りそな銀行のネットでの1次審査とはどのようなものだったんですか?
そうですね、まず基本的な印鑑登録証明書や登記簿、本人確認書類やその他一式をデータで提出しての書類審査でした。
その他一式というのは、例えばホームページの写しや過去の実績を証明する書類などです。
Q.りそな銀行の2次審査の面談では、どのような質疑応答をされましたか?
まず基本的にどういった事業内容かというのは必ず聞かれます。
事業内容は個人事業主のときに行っていた事業と、法人成りしたあとの事業両方の説明をしました。
次に、なぜバーチャルオフィスを利用しているのかということは聞かれました。
ここでは東京を離れてしまう可能性があることと、このご時世(コロナ渦)なのでまずバーチャルオフィスから始めたいという旨を説明しました。
あとはどういうような取引先かという感じですね。
取引先の具体的な名前まで聞かれました。
面談時間は、30分くらいだったと思います。
Q.事業内容を説明するため、どういった書類を銀行へ提出しましたか?
事業内容を説明するため、銀行には以下の書類を一式提出しました。
①会社案内のパンフレット、HPの写し
②直近3年の確定申告書控え
③取引先からの発注書代わりとなるメール控え
④自社発行請求書
⑤自社発行請求書に伴う入出金明細
⑥職務経歴及び事業計画書
⑦製作物紹介資料
Q.固定電話の番号で申込されましたか?
2行とも携帯電話番号で申し込みました。
固定電話は持っていないですね。
Q.ネットバンクとメガバンク2行を開設されましたが、今後はそのように使い分ける予定でしょうか?
ネットバンクだと携帯電話の引き落としで使えないときがあるので、そういったのはメガバンクを使う予定です。
また、振込とかGMOあおぞらネット銀行さんの方が手数料が安いんですよね。
なので、振込とかはネット銀行にしてしまって、あとは口座振替やその他は全部メガバンクさんにしてしまおうかなと思ってます。
取引での請求書には、一応2行とも書いておいて、先方に選んでもらいます。
Q.2行で現地確認、ナレッジソサエティの確認はありましたか?
なかったです。
りそな銀行九段支店さんからは、この上の階ですよねと確認されただけです。
Q.申込にあたって気を付けたポイントや工夫した点などがあれば教えてください。
とりあえず提出する書類の説明は全部できるようになっておくということですかね。
これなんですか?と言われたときにすぐ答えられるようにします。
あとは年収の規模や利益の規模などを聞かれる時があるので、事業計画書などを作っておいた方がいいと思います。
Q.ご自身の中で、口座開設にプラスとなったと思われる要因はありますか?
やっぱり私の場合、個人事業をやっていたので、その時の実績が証明できるものがあったのが良かったのかなという気がしますね。
脱サラして始められる新規法人よりはハードルが低かったんじゃないかなと思います。
Q.口座開設にバーチャルオフィスはネックになりましたか?
特にはならなかったです。
バーチャルオフィスの利用目的について聞かれはしましたけど、理由ははっきりしているので、特に問題はなかったですね。
Q.対策を練ったほうが良いことはありますか?
やっぱり事業内容ですよね。
私も何が良かったのかというのはわかりませんが、とりあえずもし自分が銀行員だったら、この人は何をやっていたんだろうということと、これから何をやっていくんだろうというのが気になるので、多分その2つだと思います。
あとは個人事業のときの請求書や発注書など、ちゃんと取引実績を証明するものを用意しておくとよいでしょう。
さいごに
お忙しい中インタビューにお答えいただいたS.S様ありがとうございました。
S.S様は個人事業主として活動していた実績が最も審査でプラスとなっている印象がありました。
まずは個人事業からビジネスをスタートさせ、仕事の実績を作ることで、後の法人口座開設で有利に審査を進められるはずです。
いきなり会社設立ではなく、まずは個人事業主・フリーランスとして仕事の実績をコツコツと積み上げると良いでしょう。
また新型コロナウィルスの影響により、銀行の審査完了からキャッシュカードの到着までが通常よりも時間がかかっていることが、今回のインタビューで判明しました。
新型コロナウィルスは依然として予断を許さない状況が続いておりますので、しばらくこの状況は続くと予想されます。
ですので、これから法人口座開設をされる方は、ゆとりをもって申し込むようにしてください。
法人口座開設におすすめの銀行
メガバンク
メガバンクでの法人口座は若干ハードルが高い傾向にありますが、「バーチャルオフィスの住所を使っていることが理由で法人口座の開設を断ることはない」と、少なくとも三大メガバンクのうちの一行の口座開設担当者から直接お聞きしておりますので、メガバンクでの口座開設をあきらめる必要はありません。ナレッジソサエティのバーチャルオフィスをご利用中の法人のキャッシュカードも頻繁に届いております。
ネット銀行
ネット銀行はオンラインバンキングの機能が充実していますし、振込手数料も格安ですので、起業時の資金が潤沢にない時期にはとても便利です。ひとつは法人口座を開いておくべきだと思います。
ただしネット銀行の中にはバーチャルオフィスを利用しているというだけで審査落ちになるネット銀行がありますので注意が必要です。
逆にバーチャルオフィスを利用していることとは関係なく案件ベースで審査をするとしているネット銀行がありますので、そういうネット銀行を選んでください。
特にGMOあおぞらネット銀行はバーチャルオフィスを利用しているから即審査落ちということでないと直接お聞きしているのでおすすめです。
ネット銀行で口座開設をする際のポイントはホームページを持っていることです。そのホームページは具体的な業務内容が確認できることが重要です。
ホームページは銀行口座開設のためのみでなく、中小企業の営業活動には欠かせないものですので、法人口座の開設に合わせてしっかりしたものを作られることをおすすめします。
ホームページ制作のことであればKurumi株式会社をおすすめいたします。
起業当初はオフィスの費用や販促費などの出費が多々ありますので、抑えられるところは押さえましょう。
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