バーチャルオフィスでりそな銀行と楽天銀行の銀行法人口座開設。デザイン製作や独自のツールを展開されるH.A様インタビュー
[投稿日]2021/03/27 / [最終更新日]2022/05/09
「”きちんと運営している”という事がイメージ出来る様な、資料作成を心掛け提出いたしました。」
貴重な経験を語っていただけたのは、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用してデザイン(オンラインPR営業ツール・WEB・グラフィック・イラスト)制作及びその教育を行っている会社の代表H.A様です。
このインタビュー記事では、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用されている方の法人口座開設実績をお伝えします。
「バーチャルオフィスでは口座開設が難しい・・・」
このような噂が立っておりますが、バーチャルオフィスだから法人口座開設ができないということはありません。
実際にナレッジソサエティのバーチャルオフィスでは多数の法人が口座開設をしており、皆様のビジネスに支障をきたしておりません。
(そもそも当社のバーチャルオフィスが口座を開設出来ない場合、利用者はビジネスができないので、利用法人がおらず当社が運営できません。)
ただし、登記する住所が犯罪に利用されたバーチャルオフィスの場合は、口座開設のハードルは上がります。そのため、審査体制がしっかりとしたバーチャルオフィスを選ぶ必要があります。
「当事者の声が何よりも真実である」のポリシーのもと、バーチャルオフィス利用者に語っていただいた“法人口座開設に関するとっておきの情報”をご提供していきます。
オフィス運営者や各種専門家の意見はもちろん参考になりますが、ご覧いただいているこれから起業される方に最も近い存在の方は特に説得力があると思います。
実際に口座開設をされた先輩経営者にお話を伺いました。
今回、とっておきの情報を教えてくださったのは、デザイン(オンラインPR営業ツール・WEB・グラフィック・イラスト)制作及びその教育を行っている会社の代表H.A様です。
“バーチャルオフィスでも法人口座の開設ができたこと”についてお話を聞くことができました。
目次
1.バーチャルオフィスの利用について
Q.事業内容を教えていただけますか?
今は、オンラインPR営業ツール、Webデザイン・グラフィック・イラスト制作の他、コストダウンを目指す!動画作成に力を入れており、就職や副業を視野に入れたデザイン関係の教育業務にも携わっております。
Q.オンラインPR営業ツールというサービスは、どのようなものなのでしょうか?
動画でも静止画でもなく、オンライン上でご使用いただく際に、動きを利用して瞬時に伝わる事を想定した内容のPR営業ツールです。
Q.オンラインPR営業ツールというサービスはよくあるものなのでしょうか?
クライアント様や知人の起業家様からは聞いた事がない内容だと伺っております。
5年以上前からの構想で、クライアント様のお困りごとを伺っていた中で、企画書やマーケティング•デザインのアドバイザーや講師経験を活かし、オンラインに特化したオリジナルの商品としてリリースさせていただきました。
Q.どのような方にサービスを利用していただきたいですか?
今回のように環境が突然オンラインになり、「パソコンが苦手で営業活動をどうしたら良いか分からず困っている」という企業様や個人事業の方に使っていただき、プラスの発想力でサポートをできることを目指しております。
パソコンが苦手なクライアント様から、「専門用語でお話しされることが多くて分からない」というご相談を多数受けており、誰が聞いてもわかるような説明を意識し、簡単な運用提案を心掛けております。
「パソコンが苦手な方だからこそ!いろいろな提案方法はあります!」ので、インターネットやパソコンが苦手な方に、是非お声かけいただきたいと思っております。
Q.起業のきっかけは何ですか?
実は、以前にデザイン事務所として一度起業しておりまして、お仕事も沢山ご依頼いただいていたのですが、その当時は今のように育休制度等もあまり耳にした事が無く、「結婚したら妻は家庭に入り子育てをする事が一般的」のような時代でした。
仕事量が増え多忙になるにつれ、どうしても子育てとの両立が厳しくなり、一旦休業という苦い経験がありました。
その後、様々な企業様での経験を積む中で、パソコンが苦手で困ってらっしゃる方が沢山いらっしゃる事を知り、今だからこそ!皆様のお役に立つ事が出来る!と確信し、夢半ばで心残りであった、デザイン事務所の再設立を決意いたしました。
女性だからこそ相談しやすく、女性の方や年配の方が苦手とされている部分をサポートできる事がきっと出来ると確信し、独立させていただきました。
2.法人口座の開設について
Q.法人口座の開設手続き時のメンバーシップを教えてください。
バーチャルオフィスメンバーです。
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Q.口座開設できた銀行を教えてください。
今は二つです。
1つ目がりそな銀行九段支店様で、2つ目が楽天銀行様です。
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Q.断られた銀行はありますか。
ゆうちょ銀行様は断られてしまいました。
最初のお話では問題ない印象でしたが、 最終的にはNGでした。
明確な理由は未確認ですが、弊社の登記時に、将来を見越したビジネスを多数記載してしまった事が審査基準に影響したのかもしれません。
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Q.口座開設は、法人を設立してどれくらい経過してから申込みましたか?
法人設立から約1ヶ月後くらいですね。
諸々の法的手続きが終了し、「法人口座はどこで開設できるのか」を調査した結果、戦略と準備の必要性を感じ、ナレッジソサエティ様にもアドバイスをいただき、第一にりそな銀行様に伺い審査に臨みました。
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Q.口座開設までの流れを教えてください
りそな銀行様の場合は「オンライン上で書類を提出後に書類審査」との流れが多いと伺いましたが、「直接持参したい」旨を伝え、書類一式を持参しお話を直接伺う事が出来ました。
書類提出の数日後に、りそな銀行様から業務内容が確認出来る追加資料提出という具体的なご指示をいただき、制作準備中でしたが、急いで仕上げ、その他の書類と合わせて提出し、同時に面談審査を受けました。
その後、10日~2週間後位にお電話にて「口座開設の運び(口座開設できるようなフェーズに入った)と、詳細手続のために来店する旨」のご連絡をいただき、直接銀行様で手続きを行い完了いたしました。
・1回目 → 法人開設のため説明を伺うと同時に提出書類をご確認いただく
・2回目 → 法的書類の原本と追加資料を持参し来店後、簡単な面談
・3回目 → 法人口座開設のための詳細手続きと質疑応答など
楽天銀行様は面談ではなく、オンライン上で確認した必要書類を発送後(ご指示は無いが書留にて発送)に電話審査のみ行われました。
りそな銀行様と同様、電話で質問を受け、ご指示いただいた追加の資料を用意の上、追加発送し、その後、無事に開設できました。
・1回目 → オンラインで確認の上、必要書類を発送後(ご指示は無いが書留にて発送)
・2回目 → 電話審査後にご指示をいただいた追加の資料を発送
開設のための資料が郵送で到着し無事開設。
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Q.銀行口座はどのように使い分けていますか?
昔から事業を行っている企業様は都市銀行様との取引が多いため、都市銀行様、オンライン口座の2つの口座をお伝えし、クライアント様のご用途に応じて選んでいただいております。
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Q.2行で現地確認、ナレッジソサエティの確認はありましたか?
ございませんでした。
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Q.申込にあたって気を付けたポイントや工夫した点などがあれば教えてください。
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とにかく信用第一と考え、当たり前の事ですが時間には余裕を持ち、身だしなみや服装には通常よりも気を配り、書類もきちんと揃えて綺麗な形で提出いたしました。
銀行様からの指示による提出資料に関しましては、
過去の実績が明確に伝わる事を目指し、想像で終わるような内容にしないよう心掛けた上で、ご指示いただいた資料に注力し提出いたしました。
Q.ご自身の中で、口座開設にプラスとなったと思われる要因はありますか?
直接的には伺っておりませんが、やはり、ナレッジソサエティ様のビルが銀行様所有のビルであるという点で信用度が高かったのではないかと感じました。
また、弊社のWEBサイトも「きちんと稼働しています」というイメージを抱いていただきやすいよう、独立前の汎用ドメインから、登記後すぐに法人用ドメイン(法人化している企業のみ取得可能となるドメイン)を取得し移設いたしました。
「WEBサイトを見せてください」と言われた時に、瞬時に企業としてご認識いただけるよう意識いたしました。
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Q.口座開設にバーチャルオフィスはネックになりましたか?
実は士業の方に法人設立相談の際、「バーチャルオフィスはやめた方が良いのではないか?」とのご提案や、「登記出来たとしても…」と、様々なデメリットも伺い、多数の場所の情報収集を行いました。
ナレッジソサエティ様は審査もキチンとされておりますし、銀行様所有のビル内にあるため、「駄目かどうか試してみよう」と思い、士業の方の意見を押し切ってナレッジソサエティ様に登記出来た事で、結果的に銀行の法人口座開設が可能になったと思っております。
バーチャルオフィス利用でネックになるのは、ケースバイケースなのでは無いかと身をもって体験しました。
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Q.その他に対策した方が良いことはありますか?
個々により銀行様からご指示をいただく内容は異なるかもしれませんが、「資料を持って来てください」と言われた際に、間に合わせ感が出ないよう、真摯な姿勢で作成し持参する事が大切だと感じました。
弊社の場合は、資料作成にはかなりの時間を割き、自社のイメージと雰囲気が明確に伝わる物を持参したので、銀行様へ持参時に「これはご自身の会社で作られているのですか?」との質問がありました。
自社の企業イメージと一生懸命さは伝わったのかもしれません。
感情論になりますが、「一生懸命真摯にやっています」という事を伝えられるよう心掛ける事がとても重要だと感じました。
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さいごに
- お忙しい中インタビューにお答えいただいたH.A様ありがとうございました。
- 法人設立相談の際に「バーチャルオフィスはやめたほうがいいんじゃないか」と厳しい意見もある中で弊社のバーチャルオフィスをご利用の上、りそな銀行様と楽天銀行様の2行で無事に法人口座を開設されたことを大変嬉しく思います。
- H.A様のようにWEBやデザイン業をされている方は実際に製作したポートフォリオや資料を提出されることをお勧めします。設立された法人のものが望ましいですが、まだお持ちでない場合には独立前のものでも結構です。事業計画等から熱意を伝え、ポートフォリオから実績や力量を伝えることができます。銀行としてもこれまでの活動がベースとなる起業をご理解いただくことで安心感に繋がるでしょう。
法人口座開設におすすめの銀行
メガバンク
メガバンクでの法人口座は若干ハードルが高い傾向にありますが、「バーチャルオフィスの住所を使っていることが理由で法人口座の開設を断ることはない」と、少なくとも三大メガバンクのうちの一行の口座開設担当者から直接お聞きしておりますので、メガバンクでの口座開設をあきらめる必要はありません。ナレッジソサエティのバーチャルオフィスをご利用中の法人のキャッシュカードも頻繁に届いております。
ネット銀行
ネット銀行はオンラインバンキングの機能が充実していますし、振込手数料も格安ですので、起業時の資金が潤沢にない時期にはとても便利です。ひとつは法人口座を開いておくべきだと思います。
ただしネット銀行の中にはバーチャルオフィスを利用しているというだけで審査落ちになるネット銀行がありますので注意が必要です。
逆にバーチャルオフィスを利用していることとは関係なく案件ベースで審査をするとしているネット銀行がありますので、そういうネット銀行を選んでください。
特にGMOあおぞらネット銀行はバーチャルオフィスを利用しているから即審査落ちということでないと直接お聞きしているのでおすすめです。
ネット銀行で口座開設をする際のポイントはホームページを持っていることです。そのホームページは具体的な業務内容が確認できることが重要です。
ホームページは銀行口座開設のためのみでなく、中小企業の営業活動には欠かせないものですので、法人口座の開設に合わせてしっかりしたものを作られることをおすすめします。
ホームページ制作のことであればKurumi株式会社をおすすめいたします。
起業当初はオフィスの費用や販促費などの出費が多々ありますので、抑えられるところは押さえましょう。
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