バーチャルオフィスでPayPay銀行の銀行法人口座開設。事業概要を補完する追加資料を用意されたカメエイ合同会社様インタビュー
[投稿日]2021/07/15 / [最終更新日]2022/05/23
「必須書類だけでは業務の実態や本当に会社があるのかも伝わらないかな?と思いましたので追加で事業概要と履歴事項全部証明書のコピーを送りました。」
今回バーチャルオフィスを活用した法人口座の開設について語っていただけたのは、カメエイ合同会社の代表、H.I様です。
このインタビュー記事では、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用されている方の法人口座開設実績をお伝えします。
このような噂が立っておりますが、バーチャルオフィスだから法人口座開設ができないということはありません。
正しくは、一部のバーチャルオフィスでは口座開設が難しいのです。
実際にナレッジソサエティのバーチャルオフィスでは実際に多数の法人が口座開設をしており、皆様のビジネスに支障をきたしておりません。
(そもそも当社のバーチャルオフィスが口座を開設出来ない場合、利用者はビジネスができないので、利用法人がおらず当社が運営できません。)
ただし、登記する住所が犯罪に利用されたバーチャルオフィスの場合は、口座開設のハードルは上がります。そのため、審査体制がしっかりとしたバーチャルオフィスを選ぶ必要があります。
「当事者の声が何よりも真実である」のポリシーのもと、バーチャルオフィス利用者に語っていただいた“法人口座開設に関するとっておきの情報”をご提供していきます。
オフィス運営者や各種専門家の意見はもちろん参考になりますが、ご覧いただいているこれから起業される方に最も近い存在の方も特に説得力があると思います。
会社名:カメエイ合同会社
名前:H.I様
設立年月日:2021年5月24日
資本金:100万円
事業内容:人材育成、能力開発のための教育事業、学習教室の経営、コンピューターの操作指導等に関する事業など
経歴:短大卒業後、大手システム開発会社にてwebシステムの構築やアプリ保守業務等のシステム開発の経験を8年間積む。その後、1つの会社に常駐してより深く業務に携わりたいと考えるようになり、2019年に独立。フリーランスとして開業し、システム開発は個人事業主として、2021年5月にはカメエイ合同会社を設立して教育関係の事業を法人でメインに取り組んでいる。
目次
1.バーチャルオフィスの利用について
Q.事業内容を教えていただけますか?
法人を設立前に2年程個人事業主で活動していました。収入が安定してきたため、節税の一環で法人成りしました。
今回設立した法人のメイン事業は教育でして、現在はプログラミングスクールの講師を行っています。一方で引き続き個人でもシステム開発を行っています。
Q.資本金を100万円に設定された理由を教えてください。
法人を設立する時に税理士に相談したところ100万円を切ると信用面から法人口座の開設が厳しくなってしまうとアドバイスをいただいたのでこの金額に設定しました。
Q.バーチャルオフィスを利用されるきっかけを教えてください。
法人設立について調べる過程で知りました。自宅住所では契約の関係で法人登記ができないため、他の手段を調べるうちにバーチャルオフィスを知りました。
Q.多数のバーチャルオフィスがある中、ナレッジソサエティを選んでいただいた理由を教えてください。
法人口座の開設実績が多数掲載されていることや厳しく審査を行っていることで安心感がありました。
2.法人口座の開設について
Q.銀行法人口座開設手続き時のメンバーシップを教えてください。
バーチャルオフィスメンバーです。
Q.開設された銀行を教えてください。
PayPay銀行です。他に申込はしていません。
Q.口座開設までの流れを教えてください。
会社を設立して2週間程度経ってから銀行に申込しました。ちなみに設立は専門家に依頼することなく自分で「freee会社設立」を使って行い、freeeからPayPay銀行への申込ができました。
▼スケジュール
5月11日 契約成立
5月24日 法務局で申請
6月9日 PayPay銀行にweb申込(書類は別途郵送)
6月16日 PayPay銀行から審査完了(メールで通知)
Q.freeeは有料プランでしたか?
いいえ、無料プランでできました。
Q.提出した書類について教えてください。
銀行指定の必須書類に加えて自主的に書類を追加しました。
必須書類だけで会社のことが伝わるのかな?と疑問に思ったので念のため事業概要を補完するような資料も提出しました。
▼必須書類
・口座開設申込書
・誓約書
・本人確認書類(マイナンバーカードを提出)
・法人設立届出書控(税務署の受付印鑑があるもの)
・PayPay銀行指定フォーマットの会社概要(ホームページを持っていない場合)
▼追加書類
・ナレッジソサエティのバーチャルオフィスの審査時にも提出した事業概要を法人版に編集したもの
・履歴事項全部証明書のコピー
Q.面談は行いましたか?
面談も電話確認もなくネット手続きだけでした。
Q.事務所(ナレッジソサエティ)の現地確認はありましたか?
ありませんでした。
Q.口座開設にあたって気を付けたポイントや工夫したことがあれば教えてください。
必須書類だけでは業務の実態や本当に会社があるのかも伝わらないかな?と思いましたので追加で事業概要と履歴事項全部証明書のコピーを送りました。
Q.もしもPayPay銀行の口座を開設できなかったらどうされていますか?
ホームページをしっかり作成してからGMOあおぞらネット銀行とりそな銀行に申し込みをしようと考えていました。
Q.口座開設にプラスになったと思われる要因はありますか?
個人でPayPay銀行の口座を持っていまして、こちらで資本金を振り込みました。もしかしたらそれが有利に働いたかもしれません。
あとは追加書類は出しておいて良かったと思います。恥ずかしながら法人設立届に番号を書き忘れていまして、そちらのカバーの意味も込めて登記簿を出しました。どれくらい効果があったかわかりませんが提出しておいて良かったと思います。
Q.口座開設にてバーチャルオフィスがネックと感じたことはありましたか?
バーチャルオフィスがネックになることは感じなかったです。ナレッジソサエティの住所だからかもしれないです。
Q.これから法人口座を開設される方に向けてアドバイスをいただけますか?
まずはバーチャルオフィスをしっかり選ぶと良いと思います。それに必須書類で伝わらないと少しでも思うことがあったら銀行が求めていなくても補った方が良いと思います。
あとは、ホームページがなくても開設できたため、お試し的にPayPay銀行を受けるのもよいと思います。もちろんしっかりと臨むならちゃんとホームページを用意された方が良いと思います。
3.さいごに
お忙しい創業時期にインタビューにお答えいただいたカメエイ合同会社様の益々のご活躍を祈念しております!
これから法人口座の開設に臨まれる方はH.I様のように提出前に資料を確認することをお勧めします。
果たして自分が審査を行う側の場合、その資料だけで会社のことをどれくらい理解できるのか?
安心できる会社なのか?安心できない会社なのか?その判断も難しい情報量ではないのか?
H.I様は提出前に立ち止まり、2点の資料を追加で提出されて法人口座を開設されました。
法人口座開設におすすめの銀行
メガバンク
メガバンクでの法人口座は若干ハードルが高い傾向にありますが、「バーチャルオフィスの住所を使っていることが理由で法人口座の開設を断ることはない」と、少なくとも三大メガバンクのうちの一行の口座開設担当者から直接お聞きしておりますので、メガバンクでの口座開設をあきらめる必要はありません。
ネット銀行
ネット銀行はオンラインバンキングの機能が充実していますし、振込手数料も格安ですので、起業時の資金が潤沢にない時期にはとても便利です。ひとつは法人口座を開いておくべきだと思います。
ただしネット銀行の中にはバーチャルオフィスを利用しているというだけで審査落ちになるネット銀行がありますので注意が必要です。
逆にバーチャルオフィスを利用していることとは関係なく案件ベースで審査をするとしているネット銀行がありますので、そういうネット銀行を選んでください。
特にGMOあおぞらネット銀行はバーチャルオフィスを利用しているから即審査落ちということでないと直接お聞きしているのでおすすめです。
ネット銀行で口座開設をする際のポイントはホームページを持っていることです。そのホームページは具体的な業務内容が確認できることが重要です。
ホームページは銀行口座開設のためのみでなく、中小企業の営業活動には欠かせないものですので、法人口座の開設に合わせてしっかりしたものを作られることをおすすめします。
ホームページ制作のことであればKurumi株式会社をおすすめいたします。
起業当初はオフィスの費用や販促費などの出費が多々ありますので、抑えられるところは押さえましょう。
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