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起業家として大切な特徴

[投稿日]2016/04/26 / [最終更新日]2021/09/21

起業家として大切な特徴

起業家として成功するために必要な条件とは

起業家として事業を立ち上げた人の中には成功する人もいれば当然失敗を経験している人もたくさんいます。
実用書にも起業家たちの体験談や成功秘話のようなものがいくつも取り上げられていますが、これらを実践すればすべての起業家が成功するかというと答えはもちろんNOです。

結局のところ、人々が「成功」と呼べるステージに上っていくために必要な構成要素は多岐にわたりすぎていて、「これをすれば!」というものが絶対的に確実でもないわけで、誰かがやっていたことを真似するだけではどうにも成功することが難しいのが実情ではあります。

そんな中でも成功する方々の中に見つけることのできる共通項はあり、それらについてここでは紹介をしてみようと思います。

仕事が速い=単純にかかる時間が短いではない

起業家として成功したいのであればやはり仕事のスピード力は複数の案件を裁く上でも重要なスキルだと言えますが、一般的には仕事が速い人ほど仕事ができる、とも言われているようなので、取引先に好印象を与えるためにもスピード力を重視してビジネスに取り組む姿勢は必要不可欠と言ってもいいかもしれません。

ただしスピード力と言われると、単純に「依頼を受けてから納品するまでの時間」をイメージするかもしれませんが、実際問題として余程のイレギュラー対応ではない限り、極端に納期が厳しい仕事ばかりが世の中に溢れているわけではありません。
また、例えば上記のような「極端に納期が厳しい仕事」ばかりを依頼してくるお客様が自社のメイン顧客である場合には、しっかりとした営業戦略を練り、他の案件比率を高めていくように努力が必要です。

これは、納期の厳しい仕事ばかりが回ってくる場合には、単なる下請けの仕事ばかりが多くなってしまう傾向が強く、二次請け、三次請けの仕事ばかりが仕事になってしまうと時間ばかり取られるが報酬の引き上げが難しい状況に陥り、結果的には企業体力が削がれてしまうことになるためにです。

もちろん、そうはいっても厳しい仕事ばかりであっても大切なお客様であることに変わりはないかもしれませんが、その状況を受け入れていくということは、自社の成長や余力を犠牲にしているという自覚を経営者として持ったうえで、経営的決断をする必要があるという点は留意しておく必要があります。

このような状況にならないためには、常にスケジュールには余裕をもつ(計画性を持つ)ことを意識し、過不足なく仕事をの納期管理やタスク管理を行いつつ、品質に意識をしながら顧客満足度が高い納品を心がけることが重要で、例えば下記のようなチェックポイントをクリアできる人であれば自ずと少しずつであっても顧客の信頼を獲得し、事業を成長路線の軌道に載せることが出来ているように思います。

  • デスク周りが整理整頓されている
  • メール電話のレスポンスが早い
  • スケジュール管理ができる
  • 仕事の優先順位を決めてから着手できる
  • 自分の中で仕事に対する期限を決めている
  • 取引先とのコミュニケーションを密に取れる
  • 忙しい時は仕事を断れる
  • 一人でできない仕事は誰かに頼める
  • 完璧に仕事をしようとしない

短所を克服して仕事のできる起業家を目指す

レスボスンの早さ、スケジュール管理などはだいたい一般的なことなのでイメージが湧くと思いますが、意外に難しいのが仕事を断る、誰かに頼むという項目です。
特にすべてを一人で抱え込んでしまう起業家の場合は頼まれたら断れない、とはいえ誰かに仕事の手伝いを頼んでしまうとクオリティの低下が気になってしまう、といったジレンマに悩まされて結局身を滅ぼしてしまいます。
こういったタイプの人は完璧主義者、すべてを自分ひとりの力で実行しようと考えている人に多いですが、結論から言うと完璧に仕事をやろうと思えば思うほど雑務が増えて時間のロスに繋がります。
もちろん手抜きをすすめているわけではありませんが、できる仕事とできない仕事の境界線をしっかりと付けることは決してマイナス評価になるわけではありませんし、むしろその方が業務を円滑に進めやすいと言えます。

常に良い品質に拘ることは重要ではあるものの、意識をすべきは「クライアントの期待値がどこにあるか」であって、一般的概念としての「完璧な仕事」ではありません。

また仕事として手に入れる報酬によって、「クライアントの期待値」と変化しますし、またサービス提供側としても価格帯によっては提供できる品質に差が出ることビジネスは慈善事業ではありませんので当然なのです。

そのような大前提の中でも、より良い品質を心がけるという点は否定する余地は一切ありませんが、バランスを書いた過剰品質を目指すことは、やはり自社の企業体力を削ぐことになることは言うまでもありません。

どんな時もペースを乱さない

ビジネスとは基本的にいい時もあれば悪い時もあります。

これはどの分野でも同じことが言えますし、良い時悪い時という状況を作り上げている要因が社内にあるのか社外にあるのか、一次的な要因か恒常的な要因かなどの可能性も交えると、ビジネスは常に変化の中に身を置いていることがわかります。

一方で、例えば慢性的な赤字体質が続いていたとしてもこれまでコストを削減する必要性の検討とは別に、攻めの姿勢は維持する必要がありますし、そのスピードも弱めたり強めたりしてしまうことは、苦しい状況を打開するための状況分析に対して影響を与えることになります。
反対に、利益を上げて順調にビジネスを拡大できていたとしても、それが次の年もさらにその次も継続していくことができるのか?は誰にも予測は難しく、また予測をしたとしてもその通りになる保証などどこにもないものです。

「ペース」そのものを何を基準に考えるかにもよって、また判断軸が変わってきてしまうのも事実です。

これは会社全体の売上向上ペースを維持することと、営業、または社員一人当たりの売上額向上ペースを維持することは、結果的には同じような財務上の数字の変化を生むことになるかもしれませんが、そのために行った経営判断と言う意味では大きく内容が異なってくるでしょう。

そのように考えると、会社経営における何かしとつの要素に対する変更というものは、実際にはそれに影響を受ける形で複数の別の要素も連動して変化し、最終的な「結果」を生み出します。つまりは、結果から逆算しようとした場合には、複雑な関連式を解く必要が発生するため、1対1の因果関係を結び付けずらいのです。

つまりここで言っている成功者の特徴である「ペースを乱さない」という言葉ですらも言葉遊びが可能なくらい広く定義を捉えることが可能であるため、重要なのは自分自身の中にある判断基準を明確にし、ぶれることなく一つの指標の定点観測を繰り返すようなスキルです。

「定点観測をする能力」と表現してもよいのかもしれません。

同じ基準と指標で一点から一点への変化を図ることが出来なければ、そもそもの「ペース」を正確に把握することができないですし、また定点で観測をするということはその変化を構成する要素も常に同一ものを追いかけるため、より正確に「変化」を察知し、そのために取る対策も的確なものになる傾向があるのかもしれません。

「無謀な賭け」をしない

「リスクのないビジネスはない」「起業家なら時には大きな賭けにできべきだ」という言葉も経営者の体験談や実用書などでよく目にするものですが、結論から言うと成功するために必要なことは「可能な限りリスクを回避しながら勝負に出る」ことであって、「大きな賭け」「大きな勝負」といった大小も問題ではありません

また実際のビジネスの現場において、「大きな賭け」という表現は、プラスもマイナスも全て勘案した上でもプラスマイナスになる確率としては五分五分、または部が悪いような状況下においてもプラスになる要素を追い求めて最大限の努力をし続けるような話に使われます。

「大きな勝負」というのも同様で、少なくとも理論的に説明が可能で自社の努力によって多少なりとも引き上げることが可能な勝算がある状況下に使われる表現です。

決して、自分達では全くコントロールが取れない領域に対して使われる言葉ではないため、無謀な賭けとは意味合いが全く異なります。これはつまり、全く勝算がないことに対して全社総動員の社運をかけた戦いなどは行うはずがない、または行うべきではないということです。

大きな会社になればなるほど、背負っているものが大きくなるため自然と抑制力が働きますが、まだまだ小さいベンチャー企業の場合などにおいては、歯止めが利かなくなる場合もあります。

また「大きな賭け」「大きな勝負」という表現から勝手に背水の陣をとっているような印象を受けがちですが、このような無責任な判断をする経営者は世の中に沢山いるわけではありません。

仮に勝負に負けても会社の存続は可能な状況を作っておくのが経営者でもありますので、「賭けに出ます!」というその事業戦略上の賭けが、生還前提ではないのであればそれは「無謀な賭け」でしかないことになります。

大きな投資は何の調査や根拠もなしに実施することは難しいですし、また同時に別の選択肢によってより確実に少しでも事業を拡大できる余地などへの予算の振り分けなど、より総合的な判断の結果としての勝負であるべきであって、「無謀な賭け」であっては決してなりません

最後は運

こんなことを言ってしまうと元も子もありませんが、最後の最後に起業家を成功者に押し上げるポイントは運になってしまうかもしれません。

これをスピリチュアルに「どのようにして運を掴むか?」を議論するつもりはありませんが、全ての要素を満たせば成功者になれるという確実性など存在しませんし、私自身はそのような人を知りませんが、もしかしたら完全に運だけで成功をしてしまう人がいることも否定しきれない事実ではあるのだと思います。

そう考えれば、「最後は運」という前提条件を受け入れ、それでも少しでも成功者となる可能性を追求し努力を怠らない、という特徴も起業家として成功する重要な要素なのかもしれません。

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この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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