本記事では、クラウドソーシングを使った副業について以下の内容を解説しています。
- メリット・デメリット
- 仕事内容
- おすすめのクラウドソーシングサイト
- クラウドソーシングで稼ぐためのポイント
- よくある質問
これから副業で稼ぎたい方は、クラウドソーシングサイトの活用がおすすめです。
クラウドソーシングサイトを使えば、初心者でも案件を獲得しやすく、未払いのリスクも防止できます。
しかし、デメリットも複数存在し、クラウドソーシングサイトも多岐に渡ります。
本記事の内容を確認して「どのようにクラウドソーシングの副業に取り組むべきか」や「どのサービスを使うべきか」を判断してみてはいかがでしょうか。
目次
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングとは、インターネットを通じて仕事を受発注するシステムを指します。
より簡単にいえば「仕事を発注したい企業・個人と、仕事を受注したいワーカーを仲介するサービス」です。
「crowd(群衆)」と「sourcing(調達)」を組み合わせた造語で、市場規模は年々拡大傾向にあります。
受注者は自宅で仕事を完結でき、夜間やスキマ時間でも取り組める案件が多いです。
基本的に発注者と直接顔を合わせる必要もないため、フリーランスや主婦の内職、副業を始めたい社会人にも人気です。
クラウドソーシングでは、以下の3つの依頼形式で仕事を受発注します。
- プロジェクト:相見積もり制で受注者と1対1(もしくは少人数)で契約
- コンペ:コンテスト制で複数の案から気に入った案を発注者が採用
- タスク:多数の方に依頼して作業結果を確認・承認
現在は数多くのクラウドソーシングサービスが提供されています。
報酬から手数料は差し引かれますが、仕事を簡単に見つけられ、発注者との間を仲介してもらえる点が魅力です。
クラウドソーシングを有効活用すれば、初めて副業に取り組む初心者でも着実に収入を得られるでしょう。
クラウドソーシングで副業を行うメリット4選
クラウドソーシングの活用には、円滑・効率的に副業を行える複数のメリットがあります。
- 時間や場所に囚われずに働ける
- 専門知識ゼロで働ける案件も多い
- 簡単に仕事を見つけられる
- 未払いのリスクを防止できる
ここでは、各メリットを詳しく解説します。
時間や場所に囚われずに副業ができる
クラウドソーシングを活用すれば、時間や場所に囚われずに副業ができます。
クラウドソーシングで募集されている仕事の多くは「納期までに成果物を納品する」といった形態です。
指示された成果物を期日までに納品できれば、基本的に作業時間や作業場所は問われません。
そのため、以下のような方でも取り組みやすいでしょう。
- 仕事終わりや休日に副業をしたい会社員
- 家事や育児のスキマ時間に収入を得たい主婦
- プライベートを優先して働きたい方 など
専門知識ゼロで受注できる案件も多い
クラウドソーシングで募集されている仕事は、専門知識ゼロでも取り組める内容が多いです。
- アンケート
- データ入力
- 文字起こし
- レビュー・口コミ
- 発送作業
- ライティングなど
「副業をしたいが専門的なスキルがない」といった方でも、案件を受注できる可能性があります。
もちろん、以下のような専門的なスキルを発揮できる案件も多いです。
- デザイン
- プログラミング
- マーケティング
- 動画編集
- 翻訳 など
自分のスキルにマッチした案件を見つけられるでしょう。
簡単に仕事を見つけられる
クラウドソーシングでは、大量の仕事が募集されています。
例えば、日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」では、2024年8月9日時点で16,403件の仕事が募集されています。
この中から自分に合った案件を見つけられるので、比較的簡単に仕事を獲得できるしょう。
一方で、クラウドソーシングを使わないで副業を見つける場合、直営業や人脈が必要です。
副業初心者にとって、案件の獲得は大きなハードルであるため、クラウドソーシングの大きなメリットといえます。
未払いのリスクを防止できる
各クラウドソーシングサービスでは、未払いのトラブルを防ぐための対策が行われています。
例えば、多くのクラウドソーシングサービスでは「仮払い」というシステムが導入されています。
仮払いとは、案件の着手前に発注者がクラウドソーシングサービスに報酬を支払う制度です。
- 1.契約の締結(発注者⇄受注者)
- 2.仮払い(発注者→クラウドソーシングサービス)
- 3.案件の着手(受注者)
- 4.成果物の納品(受注者)
- 5.報酬の支払い(クラウドソーシングサービス→受注者)
クラウドソーシングサービスが発注者と受注者の間に入るため、報酬の未払いを防止できます。
一方、発注者と直接契約を締結すると、未払いのリスクが生じます。
特に、副業初心者の場合は業務委託の知識やノウハウが少ない分、トラブルに巻き込まれやすいため要注意です。
クラウドソーシングで副業を行うデメリット3選
一方で、クラウドソーシングサービスの活用にはデメリットもあります。
- 手数料が発生する
- 極端に低報酬な案件がある
- 好待遇な案件は倍率が高い
各要素を詳しく解説します。
手数料が発生する
クラウドソーシングの副業で得た報酬は、手数料が差し引かれて振り込まれます。
各クラウドソーシングサービスによって異なりますが、一例として「クラウドワークス」の手数料を紹介します。
報酬額 | 手数料 |
10万円以下の部分 | 契約金額の20% |
10万円超20万円以下の部分 | 契約金額の10% |
20万円超の部分 | 契約金額の5% |
手数料が差し引かれる旨を踏まえて、案件を選びしましょう。
手取り金額を最大化したい場合は、クラウドソーシング以外で案件を獲得するノウハウを得ることをおすすめします。
極端に低報酬な案件がある
クラウドソーシングで募集されている案件の中には、極端に低報酬な条件が設定されているケースもあります。
時給換算すると最低賃金を大きく下回る案件も多いです。
特に副業初心者の場合は、相場や仕事に要する時間を理解しておらず、悪条件で契約してしまうリスクがあります。
案件を受注する前に、報酬の相場や作業量などを確認したうえで「何時間の稼働でいくら稼げるか」を確認しましょう。
好待遇な案件は倍率が高い
「特別なスキルが不要で報酬が高額」といった好待遇な案件は倍率が高めです。
クラウドソーシングは初心者でも仕事を見つけやすい点が魅力ですが、裏を返すと人気の案件は競争が激しいともいえます。
実際に何度案件に応募しても中々仕事を受注できないといった例もあります。
特に、実績がない初心者は、落とされることを前提にさまざまな案件に応募することが大切です。
好待遇で倍率が低い案件では、各種SNSなどで直接契約の募集を探すといった方が見つかりやすいでしょう。
クラウドソーシングの副業の仕事内容7選
クラウドソーシングでは幅広い分野の仕事が募集されています。
ここでは、副業でも取り組みやすい代表的な仕事内容を7つ紹介します。
- データ入力・単純作業
- アンケート
- Webライティング
- プログラミング
- 写真・動画編集
- デザイン
- 翻訳
データ入力・単純作業
クラウドソーシングのデータ入力とは、発注者から提供された名簿やリスト、数字などのデータをExcelやWordなどに入力する仕事です。
他にも、以下のような単純作業も募集されています。
- 音声データを文字に起こす作業(文字起こし)
- Webサイトから特定の情報を収集してリスト化する作業(データ収集)
特別なスキルがなくても、基本的なパソコン操作ができれば誰でも作業できる仕事です。
ただし、誰でも作業できる分、報酬は低めの傾向にあります。
アンケート
アンケートに回答して報酬を得られる仕事です。
アンケートの内容は幅広いですが、一例を紹介します。
- 特定のサービスを利用した口コミ・感想募集
- お金にまつわるアンケート
- 子育てに関するアンケート
- 副業に関する意識調査 など
上述したデータ入力よりも短時間で完了するので、手軽に報酬を得たい方にもおすすめです。
また、契約を締結せず、確認・承認制で報酬が発生するタスク制の案件が多い点も特徴です。
ただし、1件あたりの報酬は数十円程度の案件が多いため、大きく稼ぐのは難しい可能性が高いでしょう。
Webライティング
Webサイトやブログに掲載される記事を執筆する仕事です。
専門的な知識を必要とせず、文章を書く能力があれば応募できる案件も数多くあります。
また、上述した単純作業やアンケートと比較して、スキルアップすれば報酬が高額になりやすい点も魅力です。
高単価の仕事を獲得するには、専門分野の知識や構成・SEOライティングのスキル、入稿の経験などを得る必要があります。
参考記事:パソコン教室の料金はいくら?受講費用の内訳について
プログラミング
プログラミングの知識がある方は、以下のような案件にも応募できます。
- Webサイト開発
- アプリ開発
- システム開発
- プログラム作成 など
専門性の高いスキルを要する分、比較的競争が激しくなく、報酬も高額な傾向にあります。
専門知識がない初心者の場合は、スクールや独学でスキルの習得から始めましょう。
写真・動画編集
クライアントから提供された写真や動画、音声などの素材を編集する仕事です。
動画編集を例に挙げると、以下のような作業を行います。
- カット編集
- エフェクト追加
- 字幕追加
- 音声編集
- カラーグレーディング など
動画編集については、動画コンテンツや動画マーケティングの市場規模が拡大傾向にあるため、今後も長く需要が続くと予想できます。
また、近年は初心者でも高品質な動画を制作できる編集ソフトも多いため、比較的挑戦しやすい仕事といえるでしょう。
デザイン
デザインに関する専門的な知識を有している方は、以下のような案件もおすすめです。
- ロゴデザイン
- 広告デザイン
- バナー作成
- 名刺デザイン
- 印刷物デザイン
- イラスト制作 など
専門性を発揮できるため、実績やスキルがあれば十分に採用される可能性があります。
また、コンペ形式の案件が比較的多い点も特徴です。
クラウドソーシングの実績が少なくても制作物が目に留まれば報酬を得られる点も魅力といえるでしょう。
翻訳
以下のような媒体を、外国語から日本語に翻訳する仕事です。
- 一般文書
- 取り扱い説明書
- Webサイト
- アプリ など
特定の外国語に関する知識がある場合におすすめです。
特に医療やIT、法律といった専門性が高い分野の案件は報酬が高額な傾向にあります。
また、ネイティブレベルの言語力を有している場合は「ネイティブチェック」の仕事も受注できます。
副業におすすめのクラウドソーシングサイト9選
一言でクラウドソーシングといっても、サービスは多岐に渡ります。
ここでは、副業におすすめのクラウドソーシングサイトを9つ紹介します。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
- Craudia(クラウディア)
- シュフティ
- mama works(ママワークス)
- Shinobiライティング
- TimeTicket
- Yahoo!クラウドソーシング
クラウドワークス
「クラウドワークス」とは、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
累計登録ユーザーが600万人超、累計クライアント企業数も約100万社と大規模なサービスであり、副業初心者向けの案件も豊富に募集されています。
仕事のジャンルが200種類以上に分けられていて、サイトデザインも分かりやすいため、自分に合った案件を見つけやすいはずです。
また、受注者向けに以下のような会員特典も提供されています。
- 副業用AIツール
- お仕事サポート
- スキルアップ支援
- ライフサポート
ランサーズ
「ランサーズ」は、日本で最初にサービスを開始したクラウドソーシングサービスです。
上述したクラウドワークスと同様に、日本最大級の規模を誇っています。
仕事のカテゴリが350種類以上存在し、約18,000件(2024年8月9日)と多くの仕事が募集されている点が魅力です。
また、手数料が一律16.5%に設定されており、一般的な案件であれば上述したクラウドワークスよりも効率良く報酬を得られます。
ココナラ
「ココナラ」とは、日本最大級のスキルマーケットです。
自分が有するスキル(サービス)を希望の金額で出品でき、サービスの購入を希望する方とマッチングできます。
また、公募された依頼の中から興味のある仕事を選び、提案を行うこともできます。
他のクラウドソーシングサービスで仕事を見つけると同時に、ココナラでスキルを出品して購入を待つといった働き方をする方も多いです。
Craudia(クラウディア)
「Craudia(クラウディア)」では、以下の3つの方法で案件を受注できます。
- 案件に応募(クラウドソーシング)
- スキルを出品(スキルシェア)
- オファーを待つ(クラウディアPRO)
手数料は5万円未満の案件であれば報酬の15%と、業界再安価級です。
初心者向けの案件も募集されているので、副業が初めての方でも安心です。
シュフティ
「シュフティ」は主婦向けの在宅ワークが豊富に募集されているクラウドソーシングサービスです。
簡単な記事作成やアンケート、在宅コール、街の情報収集など、初心者やスキマ時間でも稼げる案件が豊富に取り扱われています。
また、取引中も事務局へのチャット・メールでの質問受付がされており、専任の担当者による電話対応も受けられるので、安心して副業に取り組めるでしょう。
家事育児のスキマ時間などで副収入を得たい方を中心におすすめです。
mama works(ママワークス)
「mama works(ママワークス)」は、主婦や子育て中の母親の働きやすさに特化したクラウドソーシングサイトです。
育児中でも働きやすい案件や求人が揃っており、キャリアカウンセリングを受けられる機会もあります。
また、動画講座やコラムを通じて、在宅ワークで必要な心構えや仕事のコツも学べるため、副業初心者の方にもおすすめです。
業務委託はもちろん、正社員やアルバイトなどの募集も行われているので、在宅で安定して稼ぎたい方にもピッタリでしょう。
Shinobiライティング
「Shinobiライティング」は、ライティング業務に特化したクラウドソーシングサービスです。
プロジェクト形式ではなくタスク形式の案件である点が特徴で、サービス内の記事投稿エディタに直接文章を入力します。
書きたい記事を選択したら一定時間案件をキープできるので、他のユーザーとバッティングを気にせず執筆に集中できます。
Webライティングを中心に副業をしたい方は、登録をおすすめします。
TimeTicket
「TimeTicket」は、ワーカーのスキルや知識を販売できるマーケットプレイスです。
スキルそのものを販売するのではなく、ワーカーの時間をチケットで販売する点が特徴です。
「1時間〇〇円で△△を教える」のような形で自分の時間を出品できます。
大きく以下の3つのジャンルのチケットが販売されています。
- ビジネス・金融(副業/キャリア/コンサルティング など)
- クリエイティブ(カメラ/イラスト/ナレーション など)
- ライフスタイル(グルメ/恋愛/スピリチュアル/ファッション など)
占いや恋愛相談など、他のクラウドソーシングサービスでは販売しにくいスキルで稼げる点も魅力です。
Yahoo!クラウドソーシング
「Yahoo!クラウドソーシング」の特徴は、誰でも簡単に取り組めるタスクが揃っている点です。
アンケート調査のようなタスクが中心で、スマホからでも気軽に取り組めます。
報酬は現金ではなくPayPayポイントでの支払いとなっています。
スキマ時間で気軽に取り組み、コツコツと報酬を得たい方におすすめです。
クラウドソーシングの副業で稼ぐためのポイント6選
クラウドソーシングの副業は全員が必ず成功できるわけではありません。
中には「応募しても落とされる」や「継続した依頼をもらえない」と悩む方もいます。
クラウドソーシングの副業で稼ぐためにも、以下の6つは必ず押さえてください。
- 簡単な案件で実績を積む
- プロフィールを記載する
- 提案文に力を入れる
- 積極的に応募する
- 納期を厳守する
- すぐに返信する
いずれも意識するだけで必ず満たせるポイントです。
これらをしっかり満たせば、受注率や継続率が向上するでしょう。
簡単な案件で実績を積む
副業を始めた直後の時期は、簡単な案件で実績を積みましょう。
各クラウドソーシングサービスでは、受注者(ワーカー)の実績が表示されます。
- 受注した案件数
- 発注者からの評価
- 発注者からのコメント など
実績がゼロの状態で倍率が高い案件に応募しても、採用される可能性は低いです。
同じスキルを持っている方が複数人いる場合、過去の実績があるワーカーが採用されやすいでしょう。
まずは「手早く完了できそう」や「報酬は低めだが応募者が少ない」といった案件に応募して、評価の高い受注者である旨をアピールできるようにすることがおすすめです。
ただ、極端に報酬が低い案件だと、副業のモチベーションを保ちにくいです。
報酬額や作業量、現在の評価の数などを踏まえて、総合的に応募する案件を判断してください。
プロフィールを記載する
各クラウドソーシングサービスには、以下のような内容を記載するプロフィール欄があります。
- 自己紹介
- スキル
- ポートフォリオ
- 単価
- 稼働時間
- 本人確認
- NDA締結
- インボイス発行事業者確認 など
プロフィールの記載によって、発注者の信頼感に繋がります。
また、プロフィールにスキルや実績が記載されていれば、依頼者を選ぶ際の参考材料となるでしょう。
「いかに受注者に利益や信頼感を与えられるか」を踏まえて自己紹介文を記載してください。
提案文に力を入れる
クラウドソーシングで仕事を受注する方法は、基本的に「募集されている案件に応募・提案文を送付」です。
発注者はワーカーの提案文やプロフィールを確認して依頼先を決定します。
提案文は以下の点を踏まえて作成しましょう。
- 簡単な自己紹介や経歴・実績を記載
- どのように発注者の利益となれるかを記載
- 稼働時間や納品スケジュール、返信時間を記載
- 基本的なビジネス文書のルールを押さえる
- 誤字脱字は厳禁
もちろんケースバイケースで柔軟な対応も重要です。
「クライアント目線で必要としている人材は何か」踏まえて、各案件にマッチした提案を行いましょう。
また、中には応募方法や記載事項が定められている案件もあります。
募集内容をしっかりと確認したうえで、提案文を作成しましょう。
積極的に応募する
副業開始直後は、積極的に応募することが大切です。
上述した通り、副業開始直後の実績のない時期は、応募しても中々採用されない可能性があります。
クラウドソーシングで稼ぐには実績を積み重ねることが重要なので、応募した案件に落ちても気にせず、次々と応募しましょう。
実績を積み重ねれば、自然に採用率は上がっていきます。
ただし、案件に落ちた原因を分析することは重要です。
募集文やプロフィールを見直して、発注者に好印象を与えられるようにブラッシュアップしましょう。
納期を厳守する
当然のことですが、指定された納期は順守してください。
納期を守らないと信頼感が低下し、継続して案件をもらえなくなります。
また、案件終了後に低評価を付けられる可能性があり、アカウントの評判が下がる原因になります。
アカウントの評判が下がると、他の案件に応募しても採用されにくくなるので要注意です。
中には「実績〇〇以上」と指定のある案件も存在するため、クラウドソーシングではアカウントの評価が非常に重要といえるでしょう。
万が一納期に遅れる場合は、できる限り早い段階でクライアントに報告・相談することが重要です。
すぐに返信する
返信が早い受注者は、発注者から好評価を得やすいです。
発注者は複数のワーカーを管理しているケースが多く、日々スケジュール管理をしています。
ワーカーの返信が遅いとスケジュール管理が難しくなり、結果として継続依頼を避けられる原因となります。
概ね「24時間以内の返信」であれば問題ないでしょう。
また、応募文やプロフィールに「〇〇時間以内に返信します」などと記載しておけば、発注者も安心して依頼できるはずです。
クラウドソーシングの副業のよくある質問
ここでは、クラウドソーシングの副業のよくある質問にご回答します。
- クラウドソーシングの副業では確定申告が必要?
- クラウドソーシングの副業は会社にばれる?
- クラウドソーシングで副業はやめた方がいい?
クラウドソーシングの副業では確定申告が必要?
クラウドソーシングの副業で得た報酬は所得税の課税対象なので、原則として確定申告が必要です。
1月1日から12月31日までに生じた所得について、翌年の2月16日から3月15日の間に申告手続きを行います。
確定申告の義務があるにもかかわらず失念すると、延滞税や加算税が課される原因となるので要注意です。
ただし、副業所得が20万円以下の方などは、特例で確定申告が免除されます。
詳しくは「会社員でも確定申告が必要な人とは~対象者や副業・還付の手続きのやり方を解説~」で解説しているので、ぜひご覧ください。
クラウドソーシングの副業は会社にばれる?
クラウドソーシングの副業が会社にばれる可能性はゼロではありません。
副業が会社にばれる主な原因は以下通りです。
- 所得の増加により住民税の納付額が増えた
- 副業に関するスマホ画面などを見られた
- 同僚や友人に口を滑らせた
特に住民税の増加によって副業に気付かれるケースは一定数あるようです。
副業で所得が増えると住民税も増加します。
通常、住民税は本業分・副業分にかかわらず会社が天引きするため、経理担当者が住民税の変化に気付いて副業がばれるといった形です。
このようなトラブルを防止するためにも、確定申告第二表の「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」欄を「自分で納付」にチェックを入れましょう。
上記の対策を行えば、副業分の住民税は自分で納付することとなるので、会社にばれる可能性を下げられます。
ただし、この対策だけで100%副業ばれを防げるわけではありません。
会社に副業を隠し通せるとは限らないので、必ず副業の可否を確認のうえ、あらかじめ報告すべきでしょう。
クラウドソーシングで副業はやめた方がいい?
中には「クラウドソーシングで副業はやめた方がいい」という意見もあります。
確かに「極端な低報酬な案件がある」や「好条件の案件は倍率が高い」といったデメリットもあります。
ただ、クラウドソーシングを活用すれば、副業初心者の壁となる「案件の獲得」の難易度が一気に下がります。
また、クラウドソーシングで経験や実績を積み重ねれば、将来的に別の方法で好待遇な案件を獲得できる要因にもなるでしょう。
将来的に大きく稼ぎたい方や独立を目指す場合は、クラウドソーシング以外の案件の獲得方法も検討すべきですが、これから副業を始める方にとっては最適な環境・サービスといえるでしょう。
まとめ
本記事では、クラウドソーシングを使った副業のメリット・デメリットや稼ぐポイント、仕事内容、おすすめのクラウドソーシングサービスなどを解説しました。
初めて副業に挑戦する方はクラウドソーシングの活用がおすすめです。
クラウドソーシングの活用によって、スキルのない初心者でも比較的簡単に仕事を見つけられ、報酬未払いのリスクも軽減できます。
ただ、クラウドソーシングの活用にはいくつかの注意点があり、全員が必ず成功できるわけではありません。
本記事の内容を確認して「どうやったら稼げるか」や「どのサービスを使うべきか」を判断してみてはいかがでしょうか。
クラウドソーシング以外の副業に興味がある方は「会社員の副業完全ガイド│安全で始めやすいおすすめの職種や注意点、成功のポイントなどを紹介」もぜひご覧ください。