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【起業失敗談】やっぱりお金は大事!新人社長のお金にまつわる3つの失敗。デジタルミュージック事業を手掛けるS.W様 インタビュー

[投稿日]2018/08/18 / [最終更新日]2021/03/12

【起業失敗談】やっぱりお金は大事!新人社長のお金にまつわる3つの失敗。デジタルミュージック事業を手掛けるS.W様 インタビュー

デジタルミュージック事業

 

「会社のトップならば会社のお金を把握することは必須」

 

そう語るのは、デジタルミュージックやビデオコンテンツ事業を手掛けるS.W様です。

 

こんにちは、東京千代田区九段下のシェアオフィス・バーチャルオフィスのナレッジソサエティの渡部です。

このインタビュー記事では、各業界で活躍している経営者に起業や経営の難しさ、失敗談や反省を伺い、お伝えします。

各業界で活躍されている経営者も多数の失敗やテストを繰り返し、ようやく成功へとたどり着くことが多いと思います。そこで今回は中々表には出ない失敗談や苦労話を聞いてみたいと思います。厳しい時期の乗り越え方や「今ならこうする。あの時もっとこうすれば良かった。」という反省点を語っていただき、皆様にご提供していきます。

シリーズ第五回目となる今回は、デジタルミュージックやビデオコンテンツ事業等を手掛けるS.W様です。

S.W様は今までに様々な事業を経営されてきました。近年はITを利用したマーケティングに注目して事業を継続しています。

今回私は、S.W様に、“これまでの失敗談や反省点”について語っていただきました。

 

これから起業する人や新たな挑戦を試みている方にぜひお読みいただきたい記事です。

 

今回のインタビューに答えてくださった方

IT経営者の失敗談

会社名:OUTSIDE STUDIO

名前:S.W

設立年月日:2003年11月

資本金:500万円

事業内容:デジタルミュージック、ビデオコンテンツ、新規アプリの販売

 

 

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1.1.経営の難しさ、失敗談、反省点

1-1.商品やサービス選びの失敗

在庫を抱えることはそれだけでリスクが生じますので、在庫を抱えずに売れる商品を取り扱うことがビジネスの鉄則だと実感しました。

以前、DVDの販売をしていました。「これは絶対に流行る!売れる!」と思って1,000個仕入れました。しかし、現実は厳しく、売れたのは200個だけでした・・・

利益も出ずに大赤字になってしまいました。

市場においてニーズのある製品、サービスならば多めに仕入れても時間をかけて販売すれば売れます。

しかしニーズのない商品は私のDVDの時のようにいつまでも在庫を抱えてしまうことになります。自分が良いと思ってもユーザー様が良いと思わなければ仕方ありません。

初めから大量に仕入れて攻めずに、最低ロットで仕入れてテストマーケティングをするなど、リスクを抑えながら始めると良いと思います。

 

1-2.広告宣伝費が足りずに機会損失

経営は広告による認知度のコントロールが非常に重要と実感しました。

個人事業主、法人、すべての経営はそう簡単ではありません。

国内においても株式会社の設立は以前よりハードルが下がったこともあり、個人事業主、法人が増えてきました。資本金の最低額の変更やバーチャルオフィスやインキュベーション施設といった起業環境が整備されてきたからです。

しかし経営のハードルは変わらず難しいままで簡単ではありません。

よく「会社を作ることは簡単、続けることは困難」と言われますがまさにその言葉通りだと思います。

大きな夢を持って起業するものの、残念ながら廃業する方の多くの理由は売上を得られなかったためだと思います。売上を得るためには商品やサービスの販売が必須ですが、その為には宣伝が欠かせません。宣伝するためには広告費が必要です。

つまりどんなサービスでも認知度を高めないと集客できずに売上を上げることはできません。

実際に私自身、資金が少なくなり広告費を捻出することが難しい時期がありました。そのため売上が上がらず、利益が出ないために事業に失敗してしまったこともあります。

広告費が無くて注文の電話が全く鳴らなくなってしまった時には本当に焦りました。

今の時代、良い商品を取り扱えば自然に売れることはなく、どんな商品でもそもそもの認知していただくきっかけが重要です。

開発や仕入れなど商品に投資することも大事ですが、販促にも投資が必要です。

失敗から学んだことは広告費を毎月確保すべきということです。

 

1-3.会社のお金

独立当初の私は経費に無頓着でした。

案の定、独立して3年目にどんぶり勘定が原因でキャッシュが僅かになってしまい、事業を中断する時期がありました。

この失敗から学んだことは、予算のコントロールは経営者なら必須ということです。

経理の専門家を雇っていたとしても、会社のトップならば会社のお金を把握することは必須だと考えます。

年に1回の決算だけではなく、月次決算、週次決算、さらには日次決算まで行うとベストだと思います。忙しい中非常に困難ではありますが・・・

売上だけ見るような狭い視野ではなく、全体を見る広い視野を持つべきだと思います。

 

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2.まとめ

・仕入過多にならないように在庫を抱えない戦略を考えよう

・商品への投資も広告宣伝への投資も大切

・経理の専門家じゃなくても経営者ならお金の把握は必須タスク

 

経費をコントロールして、魅力ある商品を選び、効果のある広告媒体を選ぶ。

全てを完璧にクリアすることは難しいですが、クリアに近づける戦略はあるはずです。

各種専門家や便利なツールなど、それを探すのも経営者の仕事の一環であるのかもしれませんね。

 

以上、第五弾はデジタルミュージックやビデオコンテンツ事業を手掛けるS.W様でした。

 

⇐ 第4回:1年で廃業…共同経営ならではの困難。元イタリアン経営者S.K様 インタビューを読む

⇒ 第6回:知識ゼロから始めたフリーランスのミスとバランスとコスト。ナレッジソサエティ堀合 インタビューを読む

 

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