起業直後の起業家・個人事業主・フリーランスにおすすめの法人クレジットカード(法人カード)とは?
[投稿日]2020/06/29 / [最終更新日]2021/10/04
この記事では起業家・個人事業主・フリーランスの方に事業用に使用していただけるカードを便宜上「法人クレジットカード」と呼んでいます。個人事業主やフリーランスの方は厳密にいうと法人ではありませんが、事業に使えるクレジットカードしてとらえていただければと思います。 |
「法人クレジットカードが欲しい!」という方は多いのではないでしょうか。
今回は【起業家・個人事業主・フリーランスにおすすめの法人クレジットカード】をご紹介いたします。
目次
まだ起業をされていない方は個人カードをすぐに作る
まず最初に、もしこれから起業をしようとしている段階で、まだ会社に勤めている方はすぐに個人で作れるクレジットカードを作りましょう。会社員は社会的な信用力が高くクレジットカードが作りやすいというメリットがあります。逆に言うと起業すると社会的な信用力が落ちます。よって会社員のうちにクレジットカードを作っていた方がよいのです。後ほど説明しますが、基本的に起業当初に法人カードが作れないということはあまりないですが、仮に法人カードが作れないという事態に陥っても、事前に作っておいたクレジットカードがあればなんとか対応することができます。(基本的に法人カードでないと受け付けないというサービスはありませんので)
ただし一般的な年会費永年無料といったクレジットカードは限度額があまり高くありませんので、ある程度限度額が高いクレジットカードが必要です。限度額が高いクレジットカードは年会費が1万円~3万円ほどかかります。これは一見すると高いと感じられるかもしれませんが、法人カードがどうしても作れないというときのための保険ととらえておきましょう。法人カードが作れた時に解約すれば年会費は1回払うだけです。
事前に作っておくべき個人カードとしては以下のものがおすすめです。
スターウッド・プリファード・ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カード(SPGアメックス・SPG AMEX)
SPGアメックスはアメリカンエクスプレス(AMEX)が発行しているカードになります。
限度額が実質無制限
AMEXの特徴は、ディポジットとして必要な金額を事前にAMEXの口座に入金しておくと、その分だけ限度額を一時的に引き上げることができます。よって初期設定で20万円~50万円くらいの限度額になったとしても、事前入金をすることで実質限度額を無制限にすることができます。つまり大きな金額での決済が必要な場合も限度額いっぱいでカードが使用できないということになりません。事前に入金が必要なので、クレジットカードが持つ後払いのメリットを活かすことはできませんが、事前入金を行い正常に決済を重ねていくことで限度額を上げるスピードも変わってくるのではないかなと思います。
年会費は高めだが、、、それを上回る特典
SPGアメックスの年会費は31,000円とクレジットの年会費としては少々高めに設定されています。しかし、年会費と相殺できるメリットがこのカードにはあります。
それは1年に1度マリオット系列のホテルに無料で宿泊できるクーポンが送られるということです。無料で泊まれるホテルには一定のグレードの制限がありますが、東京ですと恵比寿にあるウェスティンホテル、品川にあるマリオットホテルなどに宿泊ができます。どのようなホテルに泊まれるかはこちらのサイトで調べてみてください。
起業したての頃は資金的な余裕もなかなか持てないですが、こういう無料宿泊でちょっとした息抜きができるのはうれしいですね。
起業直後に法人クレジットカードは作れるか?
さて、ここからは本題の法人クレジットカードについて書いていきます。巷ではいまだに法人クレジットカードに対する誤解が多いようです。
「起業したばかりだと法人クレジットカードは作れないですよね?」
「どれくらいの実績を作れば、法人クレジットカードに申込ができますか?」
確かに審査基準が厳しい会社もあり、法人クレジットカードが作れなかったという話を聞かないわけではありません。実際に申込の際に決算書の提出を義務付けるクレジットカードはあります。しかし、起業初期でも、法人としての決算書がなくても、開業して1年目であっても作ることができる【法人クレジットカード】はあります。よって起業してすぐの方は全く法人クレジットカードが作れないということではないので安心してください。
法人クレジットカードを作るメリットは?その重要性は?
まず、ビジネスを行う上で【法人クレジットカードを作るメリット】を整理していきましょう。
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ビジネスを行う上で法人クレジットカードを作るメリットは大きく4つあります。
①キャッシュフローにゆとりが生まれる
まずは【キャッシュフローにゆとりが生まれる点】が最大のメリットといえます。クレジットカードは後払いであるため、支払いサイクルを遅らせることが可能です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エクスプレスカードの場合
【ショッピングの場合】
毎月10日までの利用分が、翌月4日の支払となります。
【キャッシングの場合】
毎月末日までの利用分が、翌々月4日の支払となります。
※4日が金融機関休業日の場合は翌営業日の引き落とし。
【ショッピングの支払いサイクル例】
例えば2020年6月11日に使用した場合、締め日は7月10日となり支払いは8月4日となります。つまり54日間、支払いに猶予が与えられるわけです。
【請求書払いの場合】
例えば2020年6月11日に使用した場合、通常締め日は6月末日となります。支払いは取引先の条件によって異なりますが、7月20日、7月25日、7月末日というケースが多くなります。
このクレジットの8月4日の決済日と請求書払いによる7月中の決済日の差は大きいです。なぜなら8月の決済であれば、7月中の自社宛に入金された資金を用いて決済できるからです。もしこちらが7月20日に支払わないといけない場合は、その金額分余計に資金を持っておかないといけないので、その分借入等をしなければいけないということになります。
上記の例からもわかるように様々な経費を法人クレジットカードでまとめて決済することによって、引き落としまでの支払猶予が発生し、法人名義の銀行口座に残る資金が増えてキャッシュフローが安定することになります。決済を法人クレジットカードに一本化することで振込手数料などの削減につながることも予想されます。また、クレジットカードのショッピング枠を上手く活用することでキャッシュショートという最悪の事態を防ぐことができます。キャッシュショートは起業初期における最も大きな倒産リスクの一つです。
個人用クレジットカードでは不十分
では個人用のクレジットカードをすでに持っているから大丈夫と考える方がいらっしゃるかもしれません。個人用のクレジットカードでも当然ショッピング枠の利用は可能ですが、個人での利用枠は最大50万円くらいが一般的であり、事業費用の決済に使用していると50万円の限度枠はすぐに一杯になってしまいます。例えばGoogle・Yahoo・Youtube・Facebookなどのクリック型広告などを行うような場合ですとあっという間に限度額に達してしまいます。セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エクスプレスカードの場合、最初から300万円程度の枠がもらえる可能性もありますので、より多くの決済を後ろ倒しにすることができます。キャッシュショートを防ぐためには法人クレジットカードを作れるかどうかが大きなポイントになることは間違いないでしょう。
また個人用のクレジットカードの場合、決済に使用できる銀行口座がクレジットカードに記載された個人名義の銀行口座に限定されてしまいます。そうなると個人としてのお金の出入りと会社のお金の出入りが入り混じってしまいますので経理処理がとても大変になります。そのために別に口座を開くということもできますが、管理する銀行口座が増えるのでやはり面倒であると言えます。
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②事業展開のスピードが速くなる
次に【事業展開のスピードが速くなる】ということです。最近は様々なサービスや販売の決済にクレジットカードの導入が進んでいます。もちろん銀行振込など決済手段が複数用意されていれば、無理にクレジットカードを使う必要はありません。しかしクレジットカード決済と銀行振込による決済ですとサービス利用・物品購入する側からすると圧倒的にクレジット決済を行った方がメリットがあります。
決済確認のスピードがクレジットの方が早い
クレジット決済の場合は発注と同時に決済が完了しますので、サービス導入等の開始が素早くできます。その一方で銀行振込の場合は、振込手続きを行う必要があります。もし振込手続きが15:00以降の場合は多くの場合、翌日の着金となりますのでそれだけ遅くなってしまいます。15:00より前に振り込めができたり、ネットバンクなどでよく見られますが同一銀行内は24時間振込が可能であったりしても、入金の確認は人が行うことが多いため、どうしても決済が遅れてしまうのです。
事業を有利に進めていくための方法としては、「良いことを早く行う」ということが鉄則です。実際は1日2日の違いかもしれませんが、そういったものが積もればかなりの差になってきますので、決済が早くなるというクレジットカードはとてもメリットがあるといえます。
銀行振込は手数料がかかる
クレジットカードの手数料は3%以上となることが多いですが、その負担は基本的に販売側が負担しますので、利用側の負担はありません。0円です。その一方で銀行振込の場合は、購入側が負担するというケースがほとんどだと思います。振込手数料は250円~800円と一見多くはなさそうに見えますが、これも積もれば以外に大きな金額になります。特に起業時にはキャッシュが潤沢ではありませんので、節約できるところはきっちりと節約しなくてはいけません。
また事業展開のスピードという以前に、サービスによってはそもそもクレジット決済以外の手段を受け付けていないということもあります。その場合はクレジットカードがなければサービスが受けられないということになりますので、スピードは0、進捗0%ということになります。
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③経費の処理がスムーズに行える
次に【経費の処理をスムーズに行うことができる点】です。法人クレジットカードを使うことで、ビジネスとプライベートの支出を明確に分けることができるようになります。また、個人カードの場合は個人名義の銀行口座からしか引き落としができませんが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは法人クレジットカードの引き落としを法人名義の銀行口座に指定することができるので、法人の経理がより透明化されることになるでしょう。
1人で事業を行っていても経費の仮払いや立て替えによる精算など手間が発生しますが、従業員を複数抱えるようになればよりこの手間がかかり、不要なコストが発生することにもつながります。法人クレジットカードがあれば、このような不要な手間やコストを省き、経費の処理をスムーズに行うことができるようになります。
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④ポイントを支払いに充当できる
また【ポイントを支払いに充当できる点】もクレジットカードならではのメリットでしょう。法人クレジットカードで必要経費を精算しながらポイントを貯めれば、いずれはそのポイントを支払いに充当することができます。個人用のクレジットカードのポイントで経費を精算することは難しいですが、法人クレジットカードであれば何の問題もありません。また、新規紹介キャンペーンなどでポイントが還元される場合もありますので賢くポイントを貯めましょう。
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起業初期におすすめの法人クレジットカードをご紹介!
ここまで【法人クレジットを作るメリット】をまとめてきましたが、一般的に起業初期から法人クレジットカードを持つことは難しいと言われています。理由としては、入会審査時に決算書の提出を求められることがあったり、個人用に比べて審査基準が厳格であったりすることが多いからです。しかし、起業初期だからといって絶対に法人クレジットカードが作れないわけではありません。今回は起業初期であっても作ることができる法人クレジットカードをご紹介したいと思います。
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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードとは?
起業初期におすすめの法人クレジットカードとしては、【セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード】があります。こちらは株式会社クレディセゾンが発行している個人事業主または法人向けのプラチナランクのクレジットカードになります。個人事業主及び経営者の方であれば、開業1年目でも審査の対象となり、起業初期を理由に審査を断られることはありません。一般的に法人でクレジットカードを作ろうとすると、決算書の提出などを求められることが多く、また、プラチナランクともなると、「半期の黒字を3年続けている企業のみ」、「業歴5年以上の黒字企業のみ」などと厳格な審査基準が設けられていることもあるようで、カード会社から招待(インビテーション)が届かないと作れないということさえあります。しかし、このセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードは、個人の与信でカードを作ることができ、また法人口座を引き落とし口座に設定することもできます。これにより、起業初期の段階からプライベートとビジネスを完全に分けることができ、経費処理のための仕分けなど面倒な作業からも解放されることになるでしょう。
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株式会社クレディセゾンの会社概要
商号 | 株式会社クレディセゾン |
英文表記 | Credit Saison Co.,Ltd. |
会社設立 | 1951年5月1日 |
本社所在地 |
〒170-6073 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・52F |
代表者 |
代表取締役会長CEO 林野 宏 代表取締役(兼)社長執行役員COO 山下 昌宏 |
資本金 | 759億29百万円 |
(2020年3月31日現在)
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年会費と入会資格
年会費 |
22,000円(税込) ※年間200万円以上のショッピング利用で次年度本会員年会費を11,000円(税込)に優遇 |
入会資格 | 個人事業主または経営者の方(学生、未成年を除く) |
入会特典 | 発行翌々月までに20万円以上のショッピングご利用で30,000円相当の永久不滅ポイント付与 |
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まとめ 起業初期に法人クレジットカードは作れます
さて、ここまで【法人クレジットカードを作るメリット】として、経費の処理がスムーズに行える点、キャッシュフローにゆとりが生まれる点、ポイントを支払いに充当できる点を挙げ、【起業初期でも作れる法人クレジットカード】として【セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード】を紹介しました。下記のリンクから申込をすると、30,000円相当の永久不滅ポイントが付与される特典(※詳細はリンク先で確認してください)もありますので、是非ご利用ください。
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この記事の執筆者
久田敦史
株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役
バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。
2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。
【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)
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