起業家が、インキュベーション施設などのコワーキングスペースで創業する事のメリットは、「情報」と「人」にある。もっと具体的に言えば会社で例えるなら「同期」に近い繋がりができる。それがコワーキングスペースの良い所である。
起業家の悩みは、同じ境遇を持つ存在が身近にいないこと
会社に就職すれば、「同期」や「同世代」といった、同じ境遇で話せる仲間がいる。しかし、起業家は
同じ境遇で話せる仲間が、意外と少ない。地元の同級生としゃべっても、昔話には盛り上がるが、
もし、自分の仕事と全然関係のない業種で、さらにサラリーマンをしている友人なら、仕事の話になった時に、話題が盛り上がらない。サラリーマンと起業家は視点が違うからだ。なので、同じ悩みを共有して、酒の肴にもできない。
もし、就職していれば同じ職場の同期や同世代で、同じ悩みをネタに盛り上がれるだろう。でも、起業家は、なかなか同じ悩みを共有できる存在ができないのだ、よく言われる「経営者は孤独」と言われるのは、このコトを指しているのかもしれない。
コワーキングスペースには、同じ悩みや課題を持つ仲間がいる
年齢が近い、起業家が集まったり、年齢は違っていても起業年数の近い仲間たちは、同じステージでの同じ悩みや課題を持っている。そんな「人」が集まっている。さらに、そんな「人」達には、解決するためにやってきたこと、聞いてきたことなどの「情報」も持っている。
コワーキングスペースでできる仲間は、会社の同期や同年代の繋がりによく似ている。同じ境遇で同じ悩みを一緒に解決していくことができる。飲みに行けば、同じような悩みや成功談を酒の肴にできる。写真のような、単なるバーベキュー懇親会も飲んで騒いでいるだけでない。(そんな時もたまにあるが・・・)
孤独な起業から少しで愚痴の言い合える仲間づくりができるコワーキングスペースは、とても良い仕組みだと思います。
次回予告:起業家の名刺術