起業したいけどどうすればいいのか分からない…そんな時は
起業してみよう!
そう思い立ったのはいいものの、実際に起業するにはどうすればいいのか、また何から行動すればいいのか分からないまま結局実行に移せず時間ばかりが過ぎていく…こんな思いをしている方もいらっしゃると思います。
新しいことをはじめるにはどんな時も不安が募るものですし、どうやって進めていけばいいのか誰も教えてくれないわけですから一歩踏み出せなくなるのは当然のことだと思います。
そんな時、ビジネス書やセミナーの力を借りて起業に関する知識を高めていくこともひとつの手ではありますが、まずはなぜ起業したいのか?その理由について深く掘り下げてみると案外答えが早く見つかるかもしれません。
特に起業をしたいと思い至った経緯が「ポジティブ」なものではなく「ネガティブ」な要素が大きい場合には注意が必要です。
具体的には、「現状に対する不満」であったり「今の状況から逃げ出したい」などといった「現在進行形の目の前の出来事に背をむける為」に起業するという選択の場合は、起業した後は今以上に苦しい状況が待ち受けている可能性が非常に高いという現実を見つめる必要があります。
楽観しすぎず悲観もしすぎず、現状を現状のまま正直に、ありのままに理解できていれば自ずとやらなければならないことも明確になり、不安な気持ちも和らぐでしょう。
起業したい理由を考える
そもそも「なぜ起業をしたいのか?」の理由を自問自答した場合、どのような答えが出てくるでしょうか?
他人に話をするわけではなく、自分の中だけで完結できる質問ですので、正直に答えることができる人が多いと思うのですが、どのようなものですか?
- お金を稼ぎたい
- 自由に働きたい
- 人間関係に疲れた
- 今の職場に不満がある
- 仕事に遣り甲斐を感じられない
- やってみたい仕事がある
- 世の中を変えてみたい
などなど、どんな理由でももちろんそれは正当な答えになると思いますが、仮に自分が起業することで「今の暮らしよりも楽になれる」というイメージを描いている場合には今一度独立することについてじっくり検討することをおすすめします。
起業家というのは自由でお金持ちで縛られるモノがないというイメージを持たれがちですが、実際は休日などなく食事をする暇もないくらいに忙しい日々を送っている方も沢山います。
寝る間も惜しんで仕事に明け暮れ、プライベートを充実させる時間どころか自由に食事を楽しむ余裕もない…そんな日々が待っている可能性がないわけではないということですね。
そういった過酷な状況が待っていることも少し念頭に入れて理由を模索するようにすると後々後悔することはありません。
基本的に、ある程度の年齢に達していれば「隣の芝は青く見える」という人間の特性は良く理解していると思います。
苦しい時に選択できる選択肢が多くの場合は期待通りの結果にならないことは非常に多いということですね。
起業する理由はなんでもいい
前項では「理由を考えてみる」とお伝えしていますが、実際問題としては起業したい理由はどんなものでも構わないと言ってしまっても問題はないかもしれません。
もちろん「ベンチャー企業とは」「成功とは」といった「あるべき論」のようなものに後ろ髪を掴まれるような気持になるのはとても理解できますが、とにかく大切なことは他人に納得してもらえるような理由を探すのではなく、自分自身が納得できる理由を導き出すことです。
起業して失敗した時、つまずいた時、「なぜ起業したんだろう…」と思ってしまわないように自分が後悔しない理由が見つかれば自ずと進むべき方向も見えてくるでしょう。
もちろん「失敗をした時の為」に自分自身の納得が必要なわけではありません。
事業が軌道にのって、ビジネスが拡大していく過程においても幾度となく自分の中での迷いは生まれてきます。
顧客の為になる仕事をしていたつもりが、気が付いたら利益追求の為であれば顧客に不利益な条件を押し付けているようなケースもあるかもしれません。
パートナーとアライアンスを組んでやっと成功させたビジネスが軌道にのればのるほど、当初は良いと思っていた利益の分配率に納得が出来なくなり、アライアンスの解消まで頭をよぎってしまうようなこともあるかもしれません。
もっともっとビジネスの本質からかけ離れた部分での、良くわからない葛藤に頭を悩ませるかもしれません。
そのような時にでも、不安の中にも希望をもって第一歩を踏み出した起業当初の決意を思い出せば、迷いを振り払ってさらにもう一歩、歩みを前に進めるようにするための「自分自身の納得」が必要だと思うわけです。
起業家の一歩を踏み出せば、その後の自分自身との戦いとなる要素も非常に多いのですが、そう考えると自分自身を切り捨てることは出来ませんので、長い長い付き合いとなります。
しっかりと向き合って、起業の道を進んでいくのが望ましいと言えるでしょう。
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早く起業したいのに、なかなか会社をやめられない場合もあるはずです。 そのような場合には、退職代行サービスの利用がおすすめです。ご興味あれば下記サイトからご確認ください。
参考: 退職代行サービスEXIT
この記事の執筆者
久田敦史
株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役
バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。
2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。
【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)
【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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