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起業家への推薦本!第1弾「鬼速PDCA」

[投稿日]2022/11/22 / [最終更新日]2024/05/08

起業家への推薦本!第1弾「鬼速PDCA」

起業を考えている方へお届けしている、弊社ナレッジソサエティの「起業のノウハウ」ブログ。今回は新企画として起業を考えている方へのおすすめ本を紹介していきます。

記念すべき第一回に紹介するのは、冨田和成氏の著書「鬼速PDCA」です。いまやビジネスパーソンなら必ず耳にするであろうPDCAをよりわかりやすく、更に新たな視点や考え方を知ることができる一冊になっています。

鬼速PDCAを読むのにおすすめの人

鬼速PDCAを読むのにおすすめなのは、以下のような人です。

・PDCAについて一度きちんと身につけたいと考えている人

・仕事などで課題発見・解決を行う人

・社会人全般

となっています。起業するにあたっては課題発見・解決能力が非常に重要です。この本を読み、実践することによって、この能力を高めていくことができると言えるでしょう。

著者について

冨田和成氏は株式会社ZUU代表取締役社長兼CEOです。

卒業後、野村證券で多くの営業記録を樹立し、最年少で本社の超富裕者向けプライベートバンク部門に異動。その後シンガポールでのビジネススクール留学を経て、タイでASEAN地域の経営戦略を担当していました。最近は金融機関のFinTech推進コンサルティングやデジタルマーケティング支援なども行い、リテール金融のIT化を推進している人物でもあります。

内容紹介

本来PDCAは

Plan(計画)

Do(実行)

Check(検証)

Action(改善)

 

の頭文字から取ったものですが、本書では、

Plan(計画)

経営方針や獲得するゴールを設定することを目的とする

 

Do(実行)

複数のアクションに分解して、具体的なタスクレベルに落とし込む

 

Check(検証)

こまめに検証を行い、実行サイクルの「無駄打ち」を減らす

 

Adjust (調整)

次のサイクルに渡す「調整案」を考える。

 

としてPDCAについて記しています。ActionをAdjustとしている理由として、悪い面を改善するのではなく、いい部分を伸ばしていく、ActionとDoが紛らわしいこと、等が挙げられています。この本では、PDCAを「前進を続けるためのフレームワーク」と定義しており、そのPDCAサイクルを高速で回転させ、より早く前進し続けるという考え方になります。

これらを短期間で繰り返し考え続けることで、「鬼速」で問題解決へと結びつけていくことができる、と書かれています。鬼速でPDCAを回し続けていく上で、この本で書かれていることとして感じたのは、計画の重要性です。速いスピードで課題解決に向かっていく際に、その目標である部分がきちんと設定できていないと、意味がありません。「鬼速」で勧めていくからこそ、ゴールとなる部分の計画の重要性についてよく書かれています。様々な手法やフレームワークを使用することでPDCAサイクルの一番はじめの部分である計画をしっかりと立てられるようになります。

本書では、「PDCAの5割は計画で決まる」と書かれているほど、計画の重要性が説かれています。具体的な内容については控えますが、計画をした上で、

「もっと効率的なやり方はあるか?」

「他に優先してやるべきことはないか?」

「見落としているテーマや課題はないか?」

という観点で自問自答を繰り返しながら計画を実行し、検証し続けます。

魔法の言葉「他にできることがあるとしたら何なのか?」

著者がよく部下から相談を持ち込まれたときに言うフレーズとして、

「他にできることがあるとしたら何なのか?」

と尋ねるといっています。

 

「最初から答えを教えてくれよ・・・」

 

と部下は思うのかもしれませんが、この言葉がけをすることによって、部下に考えさせることができるそうです。

 

私個人の考え的にも思うことですが、考えさせられた方が人は成長すると考えています。

 

最初から答えを与えてしまうと、自分自身では思考をしないため、成長することがありません。だからこそ、自然に考えることを促す、「他にできることがあるとしたら何なのか?」というフレーズは覚えておきたいですよね。

 

鬼速PDCAを実行するために大切なことは?

計画をしても実行することが出来なくて挫折していく人が多いでしょう。

 

それは本書の中では下記のように表現されています。

 

ビジネス書からたくさんの刺激を受けて、「やっぱり⾃分ってこのへんが課題なんだよな」とせっかく気づいても、それを具体的な解決案に落とし込まないから9割の⼈は読んで終わり

引用:鬼速PDCAより

 

と書かれています。具体的な解決案に落とし込むことができれば、読んでも終わりにならないということです。計画段階で具体的に実行する要素に分解することによって実行フェーズにスムーズに移ることができるとも書かれています。

この他にも、実際に計画をし、実行をし、検証をし、調整するのに具体的な実行例や、考え方についての解説などが丁寧に書かれています。

書かれていることに対して、「当たり前のことが書き続けられている」と感じる事があるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前に行うという難しい部分をPDCAを通して実行できる本です。

まとめ

今回は、起業する人へのおすすめ本として、「鬼速PDCA」について紹介しました。これからもこのように起業をしていく人へのおすすめ本について紹介をしていきたいと思います。気になる方は、是非書店にて本書をお手にとって見てください。

参考記事:【2024年】継続的収入を狙えるアフィリ案件3選はコレだ

この記事の執筆者

片島聖矢

片島聖矢

ELPIS Inc, 代表

日本大学芸術学部写真学科在学中の片島聖矢と申します。

高校生時代からマネジメントやデザインなど、様々な分野に興味を持ち、制作活動などを行ってきました。

高校生時代には、広島県主催の広島創生イノベーションスクールに参加し、リーダーとしてマネジメントも経験させていただきました。そこから現在は起業し、デザイン、写真撮影、動画撮影・編集など幅広くクリエイティブな事をさせていただいております。

若さを活かし、現役大学生ならではの視点で情報をお届けしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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