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0円起業のアイデアおすすめ10選|0円起業のメリット・デメリット、成功例も解説

[投稿日]2020/02/26 / [最終更新日]2024/06/13

0円起業のアイデアおすすめ10選|0円起業のメリット・デメリット、成功例も解説

現在はIT技術の発達や働き方改革の推進によって初期資金0円で事業を立ち上げる「0円起業」が注目を浴びています。

0円起業のメリットを活かせれば、リスクを抑えつつ大きな成功を目指せます。しかし、0円起業にはデメリットや向いている業種がある点も事実です。

そこで今回は、0円起業のおすすめアイデア10選やメリット・デメリット、成功のポイント、成功例などを解説しています。0円起業の知識を深めて、自分に合った起業形態かを判断してください。

金0円で起業はできる

中には「起業は莫大な資金を借り入れて行うもの」と考える方もいます。しかし現在は、初期資金0円でも起業ができる世の中になっています。

初期資金0円で起業ができる主な条件は以下の通りです。

・個人事業主としての起業
・事業所を要さない起業
・従業員を雇わない起業
・特別な設備を要さない起業

実際に、日本政策金融公庫が行った「ゆるやかな起業の実態と課題」によれば、起業家の20.4%が「起業費用がかからなかった」と回答しています。

ただし、起業の成功確率を高めるためには一定の資金を準備すべきケースがある点に留意しましょう。特に当面の生活費・運転資金は多いほど成功の確率が上がると言えます。

参考:ゆるやかな起業の実態と課題

0円起業なら個人事業主での開業がおすすめ

0円で起業を行う場合は、基本的に法人ではなく個人事業主としての開業となります。

なぜなら、個人事業主としての起業であれば、開業に公的な費用が不要であるためです。管轄の税務署に対して開業届の提出を行えば、起業の手続きは完了になります。

一方で、株式会社や合同会社といった法人の形態で起業を行う場合は、定款の認証や法人登記の際に一定の費用を要します。具体的には、株式会社で約22万円、合同会社で約10万円の費用を要します。

そのため、完全に0円で起業を行いたい方は、個人事業主で起業し、事業の成長具合によって法人成りを検討すると良いでしょう。

ただし、個人事業主での起業は、法人と比較してメリット・デメリットがある点も事実です。以下では、個人事業主のメリット・デメリットを詳細に解説しているため、ぜひご覧ください。

個人事業主のメリット・デメリットとは|節税面や法人・会社員との比較、なり方を解説

合同会社も1つの選択肢

もう1つの起業の形態として、個人事業主ではなく、合同会社での立ち上げもおすすめです。

上述の通り、合同会社の設立には約10万円の公的費用を要しますが、以下のようなメリットもあります。

・株式会社より設立費用を抑えられる
・個人事業主よりも第三者からの信用力が高い

特に法人をメインに取引を行う場合は、第三者からの信用が重要視される場合があります。中には、取引先を法人に限定している企業なども存在するため、事業内容や取引先を鑑みて合同会社の設立も視野に入れると良いでしょう。

合同会社については、以下の記事で詳細に解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。

合同会社とは?株式会社との違いや設立のメリット・デメリットをわかりやすく解説

0円起業の3つのメリット

0円での起業は、初期費用を要する起業と比較して様々なメリットが存在します。メリットを十分に活かせれば、起業の成功確率の向上に繋がるでしょう。

ここでは、0円起業の3つのメリットを解説します。

失敗時のリスクが少ない

0円起業は、万が一事業に失敗した際のリスクが少ないです。

起業資金は借り入れる必要がなく、比較的小規模な事業になりやすいため、失敗しても負債の返済が残らないためです。

そのため、2度目の起業や再就職の選択も取りやすいでしょう。

また、起業のハードルも低いため「リスクが怖くて起業に踏み切れない」といった方とも相性の良い起業と言えます。

副業起業がしやすい

0円起業は副業での起業とも相性が良いです。

事業所での固定費の支払いや借入金の返済が不要で、稼働時間が短くても十分に利益を出せるためです。

副業で事業を始められると、会社員としての給与収入を確保したまま起業に挑戦できます。また、自分が起業家に向いているかを実際に確認できる点も大きな魅力です。

事業が軌道に乗ったら独立を行う選択が取れるため、おすすめの起業形態の1つと言えます。

起業の手続きがシンプル

0円起業は、事業を立ち上げる手続きが比較的シンプルです。

個人事業主の開業であれば、定款の作成や法人登記は不要で、税務署への開業届の提出のみで起業ができます。

また、事業所が不要であれば物件取得の手続きはいらず、1人での運営であれば従業員の採用手続きなしで事業の立ち上げができます。

必要な知識が少なくてよいため、起業準備の期間も短くて済み、すぐに事業に着手できます。もしくは、事業計画の作成や事業に直接必要な知識・スキルの習得に時間を使えるため、より有意義な起業準備期間を送れるでしょう。

0円起業の3つのデメリット

一方で0円起業にはデメリットも存在します。中には資金を溜めた後の起業や、合同会社での起業が適している場合もあるため、自身のの事業は0円でも可能かを今一度確認しましょう。

ここでは、0円起業のデメリットを3点解説します。

報酬が少額となるリスクが生じる

0円起業でできる事業内容は、報酬が少額となる可能性があります。主な理由は以下の2つです。

・自分の労働の対価が報酬となる事業内容が多い
・従業員が少ないため、事業規模が小さくなりやすい

そのため、将来的に大きな報酬を得たい方は、徐々に事業規模を大きくする取り組みや、仕組みが収益を生じさせる仕組み作りを行っていきましょう。

事業内容に制限が加わる

0円起業の場合、事業内容に制限がかかります。

具体的には以下のような事業は、0円の資金では難しいため注意が必要です。

・事業所や店舗がないと運営できない事業
・法人でなければ起業ができない業種
・従業員を雇う必要がある業種

自分が立ち上げたい事業は0円でも起業可能かを確認しましょう。

確定申告や社会保険料の支払いは必要 

0円起業であっても、確定申告や社会保険料の支払いは必要です。

そのため、固定費が0円であっても月々の支出が発生します。

固定費がかからないという理由で資金をプールしないと、税金や社会保険料の支払いによって資金繰りの悪化に繋がる可能性があります。各種税金や社会保険料は前年の所得金額で決まる場合も多いため、先の資金繰りを考えた運営を行いましょう。

0円で立ち上げられる起業アイデア10選

0円起業には相性の良い職種が存在します。0円起業にピッタリの職種選びを行えば、起業の成功確率も向上するでしょう。

ここでは、0円起業と相性が良い起業アイデアを10つご紹介します。

Webライター

Webライターとは企業や事業家のサイトに掲載する記事の文章の執筆を行う仕事です。作成した文章のファイルをクライアントに納品する対価として報酬を得られます。

Webライターは自宅で稼働ができるうえに、設備もパソコン1台で始められます。

さらに、特別なスキルや知識なしで参入できる点も魅力です。

一方で、参入のしやすさから競争が激しい業種でもあります。高単価の案件を得るためにも、専門的な知識やスキルを徐々に習得する点が重要と言えるでしょう。

ブログ運営

ブログ運営とは、自らのブログにアクセスを集め、収入を得る事業形態です。具体的にはアフィリエイト収入や広告収入といった収入を得られます。

サイトへのアクセス数に比例するように収益が増えるため、際限なく収入を望めます。また、ブログの記事が資産として残るため、本人が稼働できなくなった際も収益を生む点も魅力です。

ブログ運営に必要な設備も基本的にはパソコンのみです。初期費用もドメインの取得料金程度で済み、固定費もサーバー料金とインターネット料金の1万円未満で済みます。

ただし、最初の収益が生じるまでには数ヵ月程度かかるケースが多いです。また、時間をかけてもアクセスが集まらなければ収益が発生しない点に留意しましょう。

上記したWebライターとの相性も良いため、並行して行う方も多いです。

ネットショップ運営

ネットショップ運営とは、オンラインを通じて商品を販売する事業です。商品は仕入を行うケースが多いですが、ハンドメイドの製品を売る手段もあります。

通常の店舗販売と比較して事業所を要さず、販売エリアを全国にできる点が大きな魅力です。販売エリアが広いためニッチな商品でも十分に利益をあげられるでしょう。

運営費用として商品の仕入代金がありますが、Amazonやヤフーショッピングといったモール型ECサイトを使えば初期費用を大きく抑えられます。

ただし、競合も多い業種のため、他者との差別化が重要と言えます。

ネットショップの運営については、以下の記事で紹介に解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。

個人でネットショップを開業する流れ~必要な手続きやおすすめの販売方法などを解説~

コンテンツ販売

コンテンツ販売とはテキストや動画、音楽、画像などの販売を行う事業です。

オンラインを通じて販売ができるため、事業所を要さず、0円起業との相性も良いです。自分の得意分野も活かしやすい点もメリットと言えるでしょう。

また、販売自体も「note」や「ココナラ」といったスキルマーケットサイトなどを用いれば、比較的手軽に可能です。

ただし、コンテンツの制作には一定の時間を要するにも関わらず、需要がない場合は売れずに利益に繋がらない可能性がある点に注意が必要です。市場調査を入念に行いましょう。

参考:note
参考:ココナラ

オンライン教室

オンライン教室とはインターネットを通じて行われる学習教室です。ZoomやSkypeなどのツールを用いて行われるのが一般的です。

教室の内容に決まりはなく、以下のように様々な内容があります。

・英会話教室
・学習教室
・ピアノ
・プログラミング など

自分の特技を活かしやすい業種と言えるでしょう。

ただし、オンライン教室の開業にはパソコンの他にもマイクやヘッドセット、照明機器などが必要となるケースがあります。

コンサルタント

特定の分野についての知識がある場合、コンサルタントとしての活躍もできます。コンサルタントとは、クライアントの話を聞き、問題点の発見・解決のための助言を行う仕事です。

コンサルタントとしての起業には、特別な資格は不要です。相手が求める知識・経験があり、指南できるスキルを持っていれば「○○コンサルタント」として起業ができます。

仕事はオンラインで完結する他にも、クライアントの場所まで足を運ぶケースもあります。いずれにせよ事務所を構えなくても稼働ができ、仕入れや設備も不要であるため、0円起業との相性が良いです。

しかし、人に指南できるレベルの知識を要するだけでなく、その知識が需要のある内容でなければなりません。また、起業当初は顧客の獲得に苦戦する可能性もあります。

代行業

代行業とは、個人や企業が行うべき生活や業務の代行を行う仕事です。代行業の例には以下のような種類があります。

・家事代行
・ペットシッター
・買い物代行
・退職代行
・運転代行

・墓参り代行

中には「何でも屋」として仕事を行っている方もいます。代行業は現地に足を運んで仕事を行うため、固定費がかかりません。

また、人員を雇えば規模の拡大もしやすいためおすすめの起業アイデアです。

オンラインサロン運営

オンラインサロンとは、会員制のコミュニティを指します。ジャンルは以下のように多岐に渡るため、幅広い内容でサロン運営が可能です。

・ビジネス
・投資
・スポーツ
・美容
・料理

オンラインサロンは月額制であるケースが多く、加入者が増えれば毎月安定した利益を達成しやすいです。

ただし、オンラインサロンの入会者を増やすには、主催者の認知度も重要となります。認知度が低い方が一から集客を行うには一定の時間をかけて宣伝や実績を積む必要があるでしょう。

YouTuber/インスタグラマーなど

YouTuberやインスタグラマーも0円起業でおすすめの業種です。現在はIT業界や動画広告市場が拡大傾向にあるため、有力な業種と言えるでしょう。

YouTuberやインフルエンサーは知名度が重要のインフルエンサーでもあります。有名なインフルエンサーでは年商1億円以上を達成している方も存在します。

ただし、周りよりも高い知名度を得るにはそれだけ特徴や継続力などが必要です。参入する方も多い業種のため、戦略性を持って取り組むと良いでしょう。

フランチャイズ

フランチャイズで起業する場合は、加盟金や保証金といった費用を要する場合が多いです。しかし中には初期資金0円で起業できるフランチャイズも存在します。

フランチャイズでの起業は、既にビジネスモデルが作られているため、本部のノウハウを活かした運営が可能です。また、本部の知名度を活かして集客できる点も魅力です。

一方で、毎月ロイヤリティを納める必要があります。また、本部のマニュアルに沿った運営が基本のため、経営の自由度は低いと言えるでしょう。

0円起業の成功のポイント4選

上述した通り、0円起業はリスクを抑えられる起業形態です。しかし、全員が成功できるわけではありません。

成功に必要な要素をしっかりと押さえて、成功確率を少しでも上げましょう。

ここでは、0円起業の成功のポイントを4点解説します。

当面の生活費・運転資金は準備しておく

0円起業では立ち上げそのものに費用は要しません。しかし、当面の生活費や運転資金は準備しておきましょう。

起業して1ヵ月目から必ず利益が生まれるとは限らないためです。

利益が出ていない間も事業を存続させる資金があれば、それだけ長い間事業にチャレンジができます。

また、資金に余裕があれば焦った事業運営にはならず、適切な方向性で舵取りができるでしょう。

将来を見据えた事業運営を行う

0円起業を行う際は、将来を見据えて事業運営を行いましょう。具体的には「将来は規模の拡大を行うか」「小規模の事業のままで経営を続けるか」などです。

小規模な事業のままで経営を続ける場合は、1人でも稼げる基盤作りが重要です。一方で規模の拡大を行う場合は、従業員や事業所の確保といった要素も考える必要があります。

また、将来の事業の展望によっては経営の指針も異なるため「遠い将来にどうありたいか」「近い未来はどうありたいか」を踏まえて事業運営を行いましょう。

ブルーオーシャンを狙う

起業する分野は「ブルーオーシャン」と呼ばれる競合が少ない新しい分野、もしくは成長が見込める分野に絞ることが成功の鍵です。

競合が多いレッドオーシャンで起業してもすでに市場が成熟しており、自分の商品・サービスが埋もれてしまう可能性が高まります。

ただし、レッドオーシャンの分野でも、他の分野とのコラボレーションや、付加価値の付与ができる場合は成長の可能性があります。時代や市場の状況に即したアイデアが見つけられると、0円起業やスモールビジネスでも成功の可能性が高まるでしょう。

バーチャルオフィスの利用もおすすめ

0円円起業では、自宅をオフィスにするケースが多いです。しかし、自宅オフィスには以下のようなデメリットや危険性が存在します。

・住所の公開や郵送物によってプライバシーのリスクが生じる
・アパートの住所による信頼性の低下
・事業の許可が下りない物件の可能性

そこでおすすめのサービスがバーチャルオフィスです。

バーチャルオフィスとは、事業用の住所を貸し出すサービスです。ビジネス街や大規模ビルを事業所の住所に設定できるため、上記のようなデメリットを解消できます。

また、業者によっては様々な事業サポートを行っている点も魅力の1つです。

費用も月々数千円で利用できるため、0円起業の事業主にとって非常にコストパフォーマンスの良いサービスと言えるでしょう。

0円起業の成功例

実際に0円起業で事業を立ち上げ、大きな収益を達成した事業者も多数存在します。

以下では、法人として規模を大きくした方と、フリーランスのような運営方法で成功を収めた方の2つの例をご紹介します。

株式会社リブセンス(村上太一氏)

株式会社リブセンスとは、転職サポートをWebサービスを提供する企業です。

代表者の村上太一氏は大学1年生のときに起業を実現。本人も、小資本でできるIT系の業種が最も現実的と考えて実現した事業プランとなっています。

現在は年商10億円を達成し、一部上場を達成した大企業に成長しています。

この成功例や市場の伸びを鑑みると、IT業界は小資本で起業ができ、今後も期待できる業種であると言えるでしょう。

参考:株式会社リブセンス

坂内学氏

坂内学氏はビジネス系のインフルエンサーです。ブログ運営をはじめとして、YouTuber活動やコンテンツ販売などを中心に実績があります。

坂内氏は就職や起業経験の後に、ブログの更新を1,000日程度続けました。

収益を徐々に伸ばしていき、ブログで月収1,000万円を達成。海外での法人設立や移住を行い、現在はタイのバンコクで活動しています。

0円起業と相性が良いブログでビジネスをスタートさせ、ブログ以外にも収益源を作った成功例と言えます。

参考:坂内 学(ばんない まなぶ)のプロフィール

まとめ

今回は0円起業のおすすめアイデアやメリット・デメリット、成功例などを解説しました。

0円起業はリスクが少なく、副業とも相性が良い起業形態です。従来の起業より手続きも容易であるため、ビジネスに興味のある幅広い方がチャレンジできるでしょう。

しかし、0円起業にはデメリットや職種の制限があることも事実です。

0円起業のデメリットを生じさせない職種選びをして、ぜひ起業準備を進めてはいかがでしょうか。

起業するなら事業内容を発信認知するために自社サイトの構築は必須になりますので、以下のレンタルサーバー比較サイトを参考にWEBサイトの運用も検討してみてください。
参考:【専門家監修】レンタルサーバーおすすめ比較ランキング

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

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