バーチャルオフィスで銀行法人口座を2行開設。担当者の意図を汲んだ受け答えを意識された株式会社未来チーム研究所様インタビュー
[投稿日]2019/03/02 / [最終更新日]2024/02/23
貴重な経験を語っていただけたのは、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用されている株式会社未来チーム研究所の代表取締役、森田諒様です。
こんにちは、ナレッジソサエティの渡部です。
このインタビュー記事では、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用されている方の法人口座開設実績をお伝えします。
「バーチャルオフィスでは口座開設が難しい・・・」
このような噂が立っておりますが、バーチャルオフィスだから法人口座開設ができないということはありません。
実際にナレッジソサエティのバーチャルオフィスでは多数の法人が口座開設をしており、皆様のビジネスに支障をきたしておりません。
(そもそも当社のバーチャルオフィスが口座を開設出来ない場合、利用者はビジネスができないので、利用法人がおらず当社が運営できません。)
ただし、登記する住所が犯罪に利用されたバーチャルオフィスの場合は、口座開設のハードルは上がります。そのため、審査体制がしっかりとしたバーチャルオフィスを選ぶ必要があります。
「当事者の声が何よりも真実である」のポリシーのもと、バーチャルオフィス利用者に語っていただいた“法人口座開設に関するとっておきの情報”をご提供していきます。
オフィス運営者や各種専門家の意見はもちろん参考になりますが、ご覧いただいているこれから起業される方に最も近い存在の方は特に説得力があると思います。
実際に口座開設をされた先輩経営者にお話を伺いました。
今回、とっておきの情報を教えてくださったのは、株式会社未来チーム研究所の代表取締役、森田諒様です。
株式会社未来チーム研究所の代表の森田様はコーチングとチームビルディングを組み合わせたサービスの提供を通して個人の自律とチームとしての協働を両立した組織づくりをサポートされています。
今回私は、森田様に、“バーチャルオフィスでも法人口座の開設ができたこと”についてお話を聞くことができました。
「バーチャルオフィスでは銀行法人口座の開設が難しいんじゃない?」と不安に思っている方にぜひお読みいただきたい記事です。
社名:株式会社未来チーム研究所
名前:森田諒
設立年月日:2019年1月4日
資本金:100万円
事業内容:経営コンサルティング、エグゼクティブコーチング、組織開発コンサルティング
目次
1.バーチャルオフィスの利用について
Q.起業をされたきっかけを教えてください。
大学を卒業後、野村総合研究所にて今と同じようなテーマの領域のコンサルティング業務を行っていました。
独立の理由はいくつかありますが、大手企業だけではなくベンチャー企業向けのコンサルティングも対象領域として広げたかったです。
他には自分の専門性とは違う方と素早く協業できる仕事のスタイルに変えたいと思いました。PR会社などの社外のビジネスパートナーとのコラボレーションも多いですが「気が合ったから協業しましょう!」とフットワーク軽く仕事を始めることが大企業の中では難しい時もあります。
2015年の4月に独立して約4年間個人として活動しまして、今年法人化しました。取引先に対しての信用を高めることや会社としてのキャッシュフローを明確にしたかったことが法人化の理由です。
Q.どのような事業をされていますか?
企業向けの経営コンサルティングを行っておりまして、領域は組織、人材開発です。
会社のミッション、ビジョン、バリュー策定のお手伝いやエグゼクティブコーチングを行っておりまして、経営者の方が自分自身のリーダーシップを高めることや意思決定の質を上げることをサポートしています。
他には企業の次世代リーダー向けにリーダーシッププログラムを企画からファシリテーションまで行っています。
顧客の7割が大企業で残りの3割は中小企業やベンチャー企業です。
Q.バーチャルオフィスを利用されるきっかけを教えてください。
半年ほど前にナレッジソサエティのバーチャルオフィスで起業した知り合いがいまして、その方に紹介していただきました。
2.法人口座の開設について
Q.法人口座の開設手続き時のメンバーシップを教えてください。
バーチャルオフィスメンバーです。
Q.口座開設にあたり、手続きされた銀行はいくつありますか?
2行です。
Q.口座はいくつお持ちですか?
みずほ銀行 九段支店と楽天銀行の2行です。
Q.口座を複数お持ちですが使い分けされていますか?
楽天銀行で事業に関する入出金を行っています。
みずほ銀行は楽天銀行が使えないケース、例えば税金の納付等に使おうと思っています。
Q.口座開設手続きは法人設立からどのくらい経過してから行いましたか?
設立から約3週間後の1月24日に手続きを始めました。
Q.口座開設までの流れを教えてください。
みずほ銀行は、
1月24日にWEB手続き
数日後に電話で一次審査通過の連絡、簡単な電話面談
1月29日に支店へ訪問して書類提出、面談、各種手続き
2月14日にキャッシュカードを受取
楽天銀行は、
1月24日にWEB手続き
1月27日頃に書類提出
2月7日に審査通過の連絡
2月14日にログインに関する情報を受取
Q.書類は何を提出されましたか?
みずほ銀行では、登記簿、会社の印鑑、個人の印鑑、身分証明書、口座開設の手数料など指定されたものを提出しました。事業計画や会社の資料は提出しておりません。
楽天銀行では、登記簿、身分証明書の他に事業実態を確認できる資料を求められたので、顧客から自社宛の注文書を提出しました。注文書は個人事業主の頃からのお客様に法人名義に切り替えたものを作っていただきました。
Q.面談ではどのようなことをお話しされましたか?
みずほ銀行では初めの電話の時にヒアリングがありました。
売上の予測、事業内容、過去の事業実績を聞かれましたので、元々個人事業主として活動していたことを伝えました。この情報を伝えていたこともあって、会社案内等を不要と判断されたのかなと思います。
支店での面談の時には、事業内容、起業の経緯、想定売上および利益、サービス単価、顧客属性および規模、集客方法を聞かれましたので率直にお答えしました。
Q.気を付けたポイントや工夫したことをお聞かせください。
みずほ銀行は対面のやり取りがありましたので、普段通りのスーツで訪問しました。
面談は受け答えを見てらっしゃるのかと思いましたので、守秘義務に反しない範囲で率直に回答しました。あとは質問の意図を汲んで背景情報や追加情報を交えて受け答えをしました。
Q.口座開設にてバーチャルオフィスがネックとなることはありましたか?
特に思い当たることはありませんでした。
オフィスの業態や契約形態についても何も聞かれませんでした。
Q.全体を通して、なにか印象的なエピソードはありますか?
法人設立後すぐに口座開設手続きも開始しておけば良かったと思いました。私の場合は請求書を発行するタイミングで気づき慌てました・・・設立当初でバタバタして取り掛かるのが遅れたこともありますが、法人口座の開設は時間が掛かりますので早めに行うことをお勧めします。
口座開設には固定電話が必要となるのでバーチャルオフィスのオプションで発番できることは便利でした。
Q.これから法人口座開設をされる方へ向けて、対策を練った方が良いことを教えていただけますか?
審査については銀行によっては取引実態を証明する書類が必要となるので、契約書や請求書の発行を取引先にお願いするなど、前もって準備をしておくと良いと思います。
3.さいごに
「質問の意図を汲んで背景情報や追加情報を交えて受け答えをしました。」とお話しいただいたように本インタビューでも有益な情報を多数いただけました。
森田様は独立して数年後に法人成りされましたが、独立直後の法人の場合には会社案内等を用意できていないこともあります。そんな時には追加情報や根拠を示すことで事業実態や実現性をお伝えできると思います。
求められるものが無い場合には代わりとなるものを用意することで銀行担当者様も審査をしやすいと思います。
ぜひ相手の意図を汲み取り審査に臨みましょう。
貴重な体験を聞かせていただいた森田様の益々のご活躍を祈念しております!
ナレッジソサエティのバーチャルオフィスでは、法人口座の開設実績が多数ございます。バーチャルオフィスを理由にメガバンクだから開設できないということもなく、安心してビジネスを始めていただけます。不安な方には独自の開設保証制度もございますのでぜひご活用ください。
法人口座開設保証®制度のご案内はこちら
また、口座開設に必要なビジネス用の電話番号の取得も可能です。住所と電話番号をワンストップで取得いただけます。一部の銀行では固定電話の所有を必須としていますので、合わせて利用されることをおすすめします。
詳細はこちらをご覧ください。
バーチャルオフィスで東京03電話番号を使用可能なサービス
法人口座開設におすすめの銀行
メガバンク
メガバンクでの法人口座は若干ハードルが高い傾向にありますが、「バーチャルオフィスの住所を使っていることが理由で法人口座の開設を断ることはない」と、少なくとも三大メガバンクのうちの一行の口座開設担当者から直接お聞きしておりますので、メガバンクでの口座開設をあきらめる必要はありません。実際に当社のバーチャルオフィスをご利用されている方ですべてのメガバンクにて開設実績があります。
また当社が入居しているりそな銀行では多くのバーチャルオフィス利用者が法人口座を開設している実績があります。
ネット銀行
ネット銀行はオンラインバンキングの機能が充実していますし、振込手数料も格安ですので、起業時の資金が潤沢にない時期にはとても便利です。ひとつは法人口座を開いておくべきだと思います。
ただしネット銀行の中にはバーチャルオフィスを利用しているというだけで審査落ちになるネット銀行がありますので注意が必要です。
逆にバーチャルオフィスを利用していることとは関係なく案件ベースで審査をするとしているネット銀行がありますので、そういうネット銀行を選んでください。
特にGMOあおぞらネット銀行はバーチャルオフィスを利用しているから即審査落ちということでないと直接お聞きしているのでおすすめです。
ネット銀行で口座開設をする際のポイントはホームページを持っていることです。そのホームページは具体的な業務内容が確認できることが重要です。
ホームページは銀行口座開設のためのみでなく、中小企業の営業活動には欠かせないものですので、法人口座の開設に合わせてしっかりしたものを作られることをおすすめします。
ホームページ制作のことであればKurumi株式会社をおすすめいたします。
起業当初はオフィスの費用や販促費などの出費が多々ありますので、抑えられるところは押さえましょう。
現在特別キャンペーンを実施しており、制作費無料(管理費のみ)で御社のホームページを持つことが可能です。
無料相談会も定期的に行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
詳細は上部のバナーをクリックしてください。
⇐ 第9回:バーチャルオフィスを移り法人銀行口座を2行開設。株式会社カザウタ様インタビューを読む
⇒ 第11回:バーチャルオフィスでメガバンクの銀行法人口座開設。秘訣は銀行担当者に安心していただくこと。アイマツソフト株式会社様インタビューを読む
この記事の執筆者
ナレッジソサエティ編集部
ナレッジソサエティ編集部
2010年設立の東京都千代田区九段南にある起業家向けバーチャルオフィス「ナレッジソサエティ」です。2010年からバーチャルオフィス・シェアオフィス・レンタルオフィスの専業業者として運営を行っております。バーチャルオフィスのこと、起業家に役立つ情報を配信しています。「こういう情報が知りたい」といったリクエストがあれば編集部までご連絡ください。
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この記事の監修者
久田敦史
株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役
バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。
2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。
【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)
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