バーチャルオフィスでGMOあおぞらネット銀行の法人口座開設。売上の実績を示す資料を提出された株式会社Pikawaka様インタビュー
[投稿日]2022/05/23 / [最終更新日]2024/02/23
「売上があるなら売上の実績、これから売上を立てるのであればその計画について、第三者にもわかるように丁寧に資料を準備することが大切です。」
今回貴重な経験を語っていただけたのは、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用して起業をされた株式会社Pikawakaの宮嶋勇弥様です。
このインタビュー記事では、ナレッジソサエティのバーチャルオフィスを活用されている方の法人口座開設実績をお伝えします。
「バーチャルオフィスでは口座開設が難しい・・・」
このような噂が立っておりますが、バーチャルオフィスだから法人口座開設ができないということはありません。
正しくは、一部のバーチャルオフィスでは口座開設が難しいのです。
実際にナレッジソサエティのバーチャルオフィスでは多数の法人が口座開設をしており、皆様のビジネスに支障をきたしておりません。
(そもそも当社のバーチャルオフィスが口座を開設出来ない場合、利用者はビジネスができないので、利用法人がおらず当社が運営できません。)
ただし、登記する住所が犯罪に利用されたバーチャルオフィスの場合は、口座開設のハードルは上がります。そのため、審査体制がしっかりとしたバーチャルオフィスを選ぶ必要があります。
「当事者の声が何よりも真実である」のポリシーのもと、バーチャルオフィス利用者に語っていただいた“法人口座開設に関するとっておきの情報”をご提供していきます。
オフィス運営者や各種専門家の意見はもちろん参考になりますが、ご覧いただいているこれから起業される方に最も近い存在の方は特に説得力があると思います。
実際に口座開設をされた先輩経営者にお話を伺いました。
会社名:株式会社Pikawaka
名前:宮嶋勇弥 様
設立年月日:2022年2月2日
資本金:90万円
事業内容:コンピューターのソフトウェア及びハードウェアの企画、研究、開発、設計、製造、販売、保守、リース、賃貸及び輸出入並びにそれらに関するコンサルティング業務
など
経歴:文系の大学卒業後、IT企業にてシステムエンジニアとして勤務。その後、ウェブ系のベンチャー企業やプログラミングスクールで勤務する傍ら、5年ほどフリーランスのエンジニアとして複数社で勤務。現在は株式会社マネーフォワードでフリーランスエンジニアとして働きながら、プログラミング学習者に対する学習支援サイト(Pikawaka)を運営し、2022年2月に株式会社Pikawakaを設立。
目次
1.バーチャルオフィスの利用について
Q.事業内容を教えていただけますか?
プログラミング初心者に対する参考書的なサイトとしてPikawaka(ピカワカ)を運営しており、エンジニアとしての転職を希望する方にエージェントの紹介もしています。
法人設立後は、これまでフリーランスで受けていた業務委託の契約を法人として結び直し、現在はエンジニアとして働きながら、プログラミングスクールの開校に向けて準備を進めています。
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Q.資本金を90万円に設定された理由を教えてください。
法人口座の開設を見据えて対外的に信用してもらえる金額に設定しつつ、定款認証の手数料を安くしたかったので、90万円にしました。
※参考:会社設立の定款認証手数料は、これまで一律で「5万円」でしたが、2022年1月より100万円未満の場合は「3万円」、100万円以上300万円未満の場合は「4万円」、300万円以上の場合は「5万円」に変更となりました。
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Q.バーチャルオフィスを利用されるきっかけを教えてください。
個人で運営していた「Pikawaka」の信頼度を高めることや、将来的にプログラミングスクールを開校することを考えた際、法人を設立したほうが良いと考えました。
サイトの信用度は高めたいのですが、ウェブ上で自宅住所を公開することは抵抗があったため、法人設立時はバーチャルオフィスを利用しようと検討し始めました。
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Q.バーチャルオフィスが多数ある中、当社を選んでいただいた理由を教えてください。
法人口座の開設保証があったことです。バーチャルオフィスでは法人口座開設が難しいという情報もあり、開設実績があるオフィスだったのでナレッジソサエティを選びました。
2.法人口座の開設について
Q.法人口座の開設手続き時のメンバーシップを教えてください。
バーチャルオフィスメンバーです。
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Q.開設された銀行を教えてください。
GMOあおぞらネット銀行です。
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Q.口座開設までの流れを教えてください。
実は最初に楽天銀行に申込をしたのですが開設できませんでした。
GMOあおぞらネット銀行で開設できた今になって考えると、少し法人口座の開設を甘く見ていたという反省はあります。
▼スケジュール
1月1日 ナレッジソサエティとの契約成立
2月2日 法務局で申請(法人設立)
3月下旬 GMOあおぞらネット銀行で申込
4月中旬 GMOあおぞらネット銀行から審査完了(メールで通知)
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Q.提出した書類について教えてください。
GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設ナビにしたがって求められている資料を丁寧に作成して提出しました。
特に売上の実績を証明する資料については、転職エージェント、グーグルアドセンスの広告収入などの入金明細を1件1件丁寧にスクリーンショットを撮影し、わかりやすい資料を作りました。
Q.面談は行いましたか?
面談も電話確認もなくネット手続きだけでした。
Q.事務所(ナレッジソサエティ)の現地確認はありましたか?
ありませんでした。
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Q.口座開設にあたって気を付けたポイントや工夫したことがあれば教えてください。
GMOあおぞらネット銀行の申込フォームの経歴欄などを丁寧に記載したことと、売上に関する資料について明細など1件1件丁寧にまとめたことです。
楽天銀行で開設できなかった反省も踏まえ、とにかく第三者に自分の経歴や事業の売上などをしっかり理解してもらおうと詳細に記載しました。
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Q.口座開設にあたりバーチャルオフィスはネックになりましたか?
バーチャルオフィスがネックになることは感じなかったです。
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Q.これから法人口座を開設される方に向けてアドバイスをいただけますか?
既に売上があるのであれば、どのように売上を出しているのか資料を作ること、そしてそれを裏付ける入金明細なども丁寧に用意することが大切です。
まだ売上がない場合は、どのように売上を立てていくのか、そういうことを第三者にわかりやすいように丁寧に説明する必要があります。
そのため、WEB申込の際、経歴や事業内容等について記載する項目がある場合は、自分自身で丁寧すぎると感じるくらい詳細に記載すると良いかと思います。
3.さいごに
お忙しい創業時期にインタビューにお答えいただいた株式会社Pikawaka様の益々のご活躍を祈念しております!
これから法人口座の開設に臨まれる方は宮嶋勇弥様のように売り上げに関する資料を丁寧に作成することをお勧めします。
果たして自分が審査を行う側の場合、その資料だけで会社のことをどれくらい理解できるのか?
安心できる会社なのか?安心できない会社なのか?その判断も難しい情報量ではないのか?
宮嶋勇弥様は提出前に立ち止まり、資料を丁寧に作成されて法人口座を開設されました。
法人口座開設におすすめの銀行
メガバンク
メガバンクでの法人口座は若干ハードルが高い傾向にありますが、「バーチャルオフィスの住所を使っていることが理由で法人口座の開設を断ることはない」と、少なくとも三大メガバンクのうちの一行の口座開設担当者から直接お聞きしておりますので、メガバンクでの口座開設をあきらめる必要はありません。
ネット銀行
ネット銀行はオンラインバンキングの機能が充実していますし、振込手数料も格安ですので、起業時の資金が潤沢にない時期にはとても便利です。ひとつは法人口座を開いておくべきだと思います。
ただしネット銀行の中にはバーチャルオフィスを利用しているというだけで審査落ちになるネット銀行がありますので注意が必要です。
逆にバーチャルオフィスを利用していることとは関係なく案件ベースで審査をするとしているネット銀行がありますので、そういうネット銀行を選んでください。
特にGMOあおぞらネット銀行はバーチャルオフィスを利用しているから即審査落ちということでないと直接お聞きしているのでおすすめです。
ネット銀行で口座開設をする際のポイントはホームページを持っていることです。そのホームページは具体的な業務内容が確認できることが重要です。
ホームページは銀行口座開設のためのみでなく、中小企業の営業活動には欠かせないものですので、法人口座の開設に合わせてしっかりしたものを作られることをおすすめします。
ホームページ制作のことであればKurumi株式会社をおすすめいたします。
起業当初はオフィスの費用や販促費などの出費が多々ありますので、抑えられるところは押さえましょう。
現在特別キャンペーンを実施しており、制作費無料(管理費のみ)で御社のホームページを持つことが可能です。
無料相談会も定期的に行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
詳細は上部のバナーをクリックしてください。
⇐ 第33回:バーチャルオフィスでPayPay銀行の銀行法人口座開設。事業概要を補完する追加資料を用意されたカメエイ合同会社様インタビューを読む
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この記事の執筆者
ナレッジソサエティ編集部
ナレッジソサエティ編集部
2010年設立の東京都千代田区九段南にある起業家向けバーチャルオフィス「ナレッジソサエティ」です。2010年からバーチャルオフィス・シェアオフィス・レンタルオフィスの専業業者として運営を行っております。バーチャルオフィスのこと、起業家に役立つ情報を配信しています。「こういう情報が知りたい」といったリクエストがあれば編集部までご連絡ください。
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この記事の監修者
久田敦史
株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役
バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。
2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。
【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)
【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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