バーチャルオフィスのメリット・デメリットを様々な比較、費用やトラブルについても詳しく解説
バーチャルオフィスと賃貸オフィスの比較
月々の費用
バーチャルオフィスの利用を検討する方は、コストが低いからという理由をなんとなく考えている方も多いとおもいます。では実際にはどれくらいの費用の違いがあるのか、例なども交えて具体的な数字で比較をしてみたいとおもいます。
まず当社が提供しているバーチャルオフィスが入居している住所は東京都千代田区九段南になります。
このエリアの賃料の相場は、駅までの距離や坪数により大きく異なりますがだいたい下記のような状況になります(2014年12月現在)
九段南エリアの賃料相場(坪単価)
坪数 | 20坪〜30坪 | 30坪〜50坪 | 50坪〜100坪 | 100坪〜200坪 | 200坪以上 |
---|---|---|---|---|---|
坪単価(共益費込) | 約12.800円前後 | 約14,000円前後 | 約14,500円前後 | 約18,000円前後 | 約17,500円前後 |
10坪等の少人数で利用可能なSOHOなどが少ないこのエリアでは、なかなか公平な算出は難しいかもしれませんが、例えば10坪の事務所で坪単価10,000円での比較であればフェアでしょうか?
都内バーチャルオフィス平均(概算) | 賃貸事務所(共益費込) (坪単価10,000円10坪計算) |
ナレッジソサエティ | |
---|---|---|---|
月額基本料金 (オプション等は別途) |
約4,000円(東京都内平均) ブランドビル等になると30,000円位になる場合もあります。 |
100,000円 | 4,500円 ※バーチャルオフィスメンバー |
その他月額 | 電話代行/郵便転送/その他各種利用料金 ※各会社の規約に準ずる |
光熱費/水道代/インターネット回線費用等 | 電話代行/郵便転送/会議室利用/その他各種サービス料金 詳細はこちら |
このように、月々のランニングコストを基本料金部分だけで比較すると、桁が2つも変わってしまうほどの差があるように見えますが、電話代行や大量の郵便物の転送、会議室の頻繁な利用、大量のプリントアウトやFAXなど、利用がよりアクティブに、より頻繁になればなるほど、利用コストが上昇していく点には注意が必要です。
どのようなサービスを利用し、どのようなサービスは不要か。
現実的に自分自身の利用の仕方に照らし合わせると、どれくらいの月々の支払いが発生するか、などお気軽にご相談ください。
初期費用
月々の費用とは別に、入居のタイミングにおいても必要になる費用には大きな違いがございます。
特に賃貸事務所になると、思っている以上に大きな請求が来ることになりますので注意が必要です。
以下に、初期費用として代表的なものを比較してみます。
※ただし、物件によって条件は大きく異なるため賃貸物件については物件紹介会社などに確認をお願いします。
項目 | 内容 | 賃貸事務所 | ナレッジソサエティ |
---|---|---|---|
保証金/敷金 | ・保証金として預けるお金 ・退去時に原状回復分などを精算後、借主に返却 |
賃料の1~12ヶ月分 | 30,000円 |
礼金 | ・物件オーナーへの謝礼金 | 賃料の1~2ヶ月分 | 不要 |
前家賃 | ・入居時から月末までの賃料 | 賃料の1〜1.5ヶ月分 | 不要 |
前共益費 | ・入居時から月末までの共益費 | 共益費の1〜1.5ヶ月分 | 不要 |
仲介手数料 | ・不動産会社への手数料 | 賃料の1ヶ月分 | 不要 |
火災保険料 | ・火災時のオーナーに対する損害賠償火災保険 | 1.5万〜15万円位 | 不要 |
保証会社利用料 | ・近年は、保証会社の利用を条件にしてくるケースもあるが、条件がなければ不要 | 賃料の50%〜100% | 不要 |
その他 | ・鍵交換等が一般的 | 1~3万円前後 | 入会金:15,000円 |
合計 | 賃料6〜15ヶ月分 | 45,000円 |
実際には、前家賃や前共益費などは、フリーレントという形で無料になる場合や、オーナー次第ではフリーレント数ヶ月分といった条件で契約を提案してくれる場合もあるためあくまでも金額については参考程度にお考えいただくと良いかと思いますが、このような契約段階まで進まないと実際に目にすることのない費用というものが、月々のコスト以上に大きくのしかかってくるケースもあるという点は認識した上で、選択をする必要があります。
初期費用や月々の基本料以外の比較
項目 | 賃貸事務所 | ナレッジソサエティ |
---|---|---|
内装費用 | 数十万円〜数百万円 ※居抜きの場合は不要_/スケルトンの場合は高額 |
不要 |
オフィス備品購入費用 | 数万円〜数十万円 デスク・椅子・コピーマシン・コピー用紙・FAX・FAX用紙・電話機・ルーター・その他、必要に応じて機器備品は購入する必要有。 |
不要 |
ネット接続環境利用料 | 月2000円〜 ※ 通信速度によりサービス料金も異なる ※ 地域や建物によって制限がある場合がある |
不要 |
防犯設備・セキュリティ環境利用料 | 数千円〜 ※ 自社で契約をした場合 ※ オーナー導入済みの場合も有 |
不要 |
利用可能時間 | 24時間365日 | 8:00~22:00 ※バーチャルオフィスメンバーはドロップインが必要 |
この記事の執筆者
久田敦史
株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役
バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。
2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。
【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)
【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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