paild(ペイルド)は「法人向けプリペイドカード」です。
事前にチャージした金額だけを利用できるプリペイド式のため(=カード会社は貸し倒れリスクがない)、クレジットカードのような与信審査はありません。
社員に法人カードをもたせ経理作業を楽にしたい法人には大きなメリットがあります。
法人向けプリペイドカード「paild(ペイルド)」の基本スペック
paild(ペイルド) | |
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初期費用 | 110,000円(税込) ※2024年1月22日~有料化 |
年会費 | 無料 |
月額料金 | 無料 |
カード発行手数料 | ▼有料サポートプラン・オプション機能を契約中:0円 ▼上記未契約:1枚1,540円(税込) ※30枚までは無料 |
バーチャルカード発行手数料 | 無料 |
海外事務手数料 | 無料 |
国際ブランド | VISA |
申込・審査 | オンライン・与信審査なし |
プリペイドカードだから与信審査なしですぐ発行できる
ペイルドは事前にチャージした金額のみを利用できる「プリペイドカード」です。
ほかのカードとは仕組みが異なるため、各カードの違いを整理しておきます。
- プリペイドカード←ペイルドはこれ:
事前にチャージした金額だけ利用可能 - クレジットカード:
利用金額を1ヶ月ごとに集計して後払い - デビットカード:
カードを銀行口座に紐づけて即時引き落とし
「審査に不安がある」・「法人設立直後で大きな利用枠のついたカードをもてそうにない」このような悩みがある経営者さんにはプリペイド型のペイルドが最適です。
後払い(クレジット機能)サービス開始
paildはプリペイドカード(前払い制)ですが、「後払い機能(クレジット支払い機能)」にも対応しています。
形式は引き続きプリペイド式ではありますが、従来のような事前入金は不要で後払いできる仕組みです。
- 事前入金が不要
- 請求方法は口座振替で、後日の振込処理も不要
- プリペイド残高を超えた決済も、与信枠の範囲内で行うことができる
paild(ペイルド)の4つのメリット
1.オンライン上で即発行が可能(オンライン完結・与信審査なし)
ペイルドの申し込みはオンライン完結で、すぐに発行され利用開始できます。
また、先ほど紹介した通り、ペイルドはプリペイドカードのため与信審査がありません。
カードの審査や自身のクレヒスに不安があっても大丈夫です。
限度額も審査に左右されず、「限度額=チャージ金額」になるため、法人設立直後から枠の大きなカードをもてます。
2.何枚でも発行できる(全社員への配布も可能)
ペイルドは「何枚でも発行できる」のが大きな特徴です。
法人クレジットカードの多くは、追加カード(社員用カード)の発行上限が3~4枚です。
ペイルドなら、発行上限を気にすることなく必要な人にカードを配布できます。
年会費・発行手数料は無料です。
インターネット上での備品購入のみをする社員にはバーチャルカード、出張もある社員にはリアルカードと分けて発行するといいでしょう。
3.小口現金の管理がなくなる
店舗ごとにpaildカードを配布すれば、店舗経費から小口現金をなくすことができます。
現金照合の作業が減ることで、店舗スタッフはより本業に集中できるでしょう。
本社メンバーも請求書の回収等の負担がなくなり、楽になります。
4.利用上限額管理・利用停止が簡単
ペイルドは管理画面からいつでも「利用停止」設定などができます。
カードの利用停止には、カード会社に連絡する必要があるクレジットカードと比べて非常にスムーズです。
管理画面からは「各カードの上限額」も変更できます。
カード所有者の役職や職務にあわせて柔軟な上限額が設定可能です。
カードごとの上限額設定にあわせて、社内でのペイルド利用ルールを作っておけば、さらにカード運用の安全性を高められますよ。
paildウォレットで全体の金額を調整
ペイルドは通常のプリペイドカードと異なり、カード1枚1枚にチャージする必要はありません。
paildウォレットに社内全員分の予算をチャージしてから、各人のカードへ振り分けていきます。
チャージは1回だけでOKです。
新たに「タグ付け機能」がリリース
新たに「タグ付け機能」がリリースされました。
今回のタグ付け機能の追加により、より大量のカードの管理が行いやすくなります。
会計ソフトで自動仕分けをする際などに役立ちます。
タグ付けでますます「カードをコストゼロでたくさん発行できる」というpaildのメリットを活かせますね。
「paild請求書払い」について
「paild請求書払い」は、GMOあおぞらネット銀行のサービスを利用し、請求書の処理をスムーズに行えるようにした機能です。
この機能があれば、請求書の受付から管理、支払いまでをすべてペイルド内で完結することができます。
なお、GMOあおぞらネット銀行の法人口座には「利用料無料」・「振込手数料が安い」といった特徴があり送金コストを抑えたい企業にぴったりです。
すでにほかの銀行口座を使っている方も、経費削減のためにGMOあおぞらネット銀行に乗り換えてもいいでしょう。
これまでの法人カードの課題
法人クレジットカードは便利なアイテムですが、以下のような課題もあります。
- 申し込み手続きが煩雑、時間がかかる
- 発行~手元に届くまでに時間がかかる
- 法人カードがすぐに利用限度額に達してしまう
- やむを得ず立替を繰り返すことで経理が複雑になっていく
- 法人代表者のクレヒス(信用情報)が悪いと発行できない可能性がある
とくに独立直後のネックとなりやすいのが「法人クレジットカードの審査」です。
ペイルドは与信審査なしで発行できるため、法人クレジットカードを発行できない企業にとってはいい代案になるはずです。
課題1:申し込み手続きが煩雑、時間がかかる
法人クレジットカードもペイルドと同じように申し込みをオンラインで完結できますが、入力項目が多くてやや時間かかります。
ペイルドは与信審査に関する入力項目がないため、「会社名」や「申込者名」など簡単な情報で手続きが終わります。
各種証明書(履歴事項全部証明書や財務書類など)も不要です。
課題2:発行~手元に届くまでに時間がかかる
通常、法人クレジットカードが手元に届くまで、約2~3週間かかります。
現状、即日発行でき、法人利用も可能なカードは当サイトの調査では「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」と「UPSIDERカード」しかありません。
ペイルドなら、バーチャルカードはすぐに発行できます。
課題3:法人カードがすぐに利用限度額に達してしまう・ここぞというタイミングで止まってしまう
法人クレジットカードの限度額はカードや与信によって決まります。
初期限度額は50~100万円が設定されるケースが多く、高額な備品の買い物や税金の支払いをカードでするのは難しい場面がでてきます。
ペイルドなら、その時々の状況に応じて「チャージで利用枠を大きくすること」が可能です。
課題4:やむを得ず立替を繰り返すことで経理が複雑になっていく
社員が会社用カードを持っていない、持っていたとしても限度額に達していると結局は「立替払い」が発生してしまいます。
ペイルドなら社員カードを簡単に発行でき、限度額についてもチャージで調整できるため、社内から立替払いをゼロにすることも可能です!
課題5:法人代表者のクレヒスにより法人カードが発行できない事情も…
これが原因で悩んでいる社長さんも増えてきているのではないでしょうか?
法人クレジットカードは決算書等の法人書類なしで発行できるカードはたくさんありますが、申込者(代表者)のクレヒスが審査に影響します。
クレヒスの内容次第では審査に落ちてしまいます。
このような「審査に通らない」という悩みに対してもペイルド(与信審査なし)はおすすめです。
与信審査なしで経費専用カードを発行できるのは、本当に楽で便利です。
paildが向いている組織・企業
- 与信審査なしでカードを発行したい
- 社員用カードをたくさん発行したい
- 立替払いをなくしていきたい
上記のような希望をもっている組織・企業にペイルドはぴったりです。
法人クレジットカードやビジネスカードは、社員用カードの枚数が4枚ほどまでと制限されているケースがあります。
制限がないカードもあるのですが、審査ハードルが高く「5年以上黒字経営」のようなハードルがあったりします。
ですがペイルドなら与信審査なしで追加カードを無制限に発行できるので、多くの部署や社員にカードを支給できます。
また、カードごとの利用額も画面上で調整できるため、無駄に経費を使われてしまう心配もありません。
使用例1:プロジェクトごとにカードを発行し、予算を管理する
複数のプロジェクトを立ち上げている場合、各プロジェクトごとに予算や経費を管理したいことがあります。
その場合、各プロジェクトごとにペイルドを発行すると、各プロジェクトごとに小分けで予算や経費の管理ができるようになります。
使用例2:担当や役割ごとにカードを発行し予算を管理する
担当や役割ごとにペイルドを発行するという使い方もあります。
リモートワークが中心の現況では、以前のように「1枚の法人カードを部署単位で共有する」ということができません。
そこで、通販サイトで備品を購入する事務職にはバーチャルカードを、営業職には外でも使えるリアルカードを発行するなど、各人にカードを発行すると便利です。
こうした柔軟な使い方ができるため、すでに法人クレジットカードを持っている企業であってもペイルド導入を検討してもいいでしょう。
社員用のカードがあまり必要ないなら
ペイルドは「社員用カードを実質無制限で発行できる」・「各カードの限度額を自由に変えられる」といった点に強みをもっています。
ですが、社員用カードを必要としないなら、ペイルドよりポイント還元が受けられるクレジットカードを持つ方がお得です。
個人事業主の方やまだ社員カードはそこまで必要のない規模の法人代表の方は、以下の法人カードを検討してみてください。
▼ポイント還元があって追加カードも発行できるおすすめ法人カード▼
- セゾンコバルト・アメックス
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ
→2020年に登場したカード!年会費無料で追加カードも9枚まで発行可能。小規模な法人・フリーランスでも持ちやすい法人カードです。
→プリペイド式でなくてOKならこのカードがおすすめ。本会員カードも追加カードも年会費無料で発行できます。
paild(ペイルド)の口コミ・評判は?
ペイルドを導入した企業の声を見てみましょう。
※ペイルドのPR TIMESに掲載されている声やtwitterを引用して紹介します。
・株式会社17 Media Japan 様
各部門ごとにバーチャルカードカードを発行し、部門予算枠に応じて限度額を設定し利用しています。
従来は、共通カード情報を都度、担当者に通知し、利用していましたが、paildを使い始めてからは、通知する手間も省け、利用明細も各部門のカードごとに追うことができるのでとても便利です。
また、利用している会計システムの仕訳フォーマット通り利用明細を出力できるため、データ加工の手間もなく、経理処理への一連の流れの手間も省けとても助かっています。
引用:PR TIMES
・LAPRAS株式会社 様
弊社は paildでカードを部署毎に発行しており、今後はそれを予算管理に応用しようと考えています。
法人カードが何枚も発行できる機能が便利なことはさることながらサポートの方々のレスやユーザーからのフィードバックを反映した追加開発が速いこと等、チームの皆様も素晴らしいと思っております。
引き続きユーザーと寄り添い、バックオフィスの効率化へ貢献してくださることを期待しております!
引用:PR TIMES
>>その他の導入事例についてはこちら(paild公式サイト)から確認できます
▼twitterでも高評価な投稿が多いです
会社登記したてなら個人与信の法人クレカ&プリペイド法人カード(固定費の仕訳を楽に)
新会社では下記記載のデッキです
・Paild
・セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード— えんどう📚iU (@endo_iu) December 3, 2023
paildさんもAI-OCR対応スタート!
早く試してみないと!paild請求書払いのOCR対応も近いのだろうか?
待ちきれない。クラウド型法人カード「paild」、AI-OCRによる登録番号の読み取り・自動判定ほかインボイス制度対応の新機能を提供開始 https://t.co/8tisfPufrV @PRTIMES_JPから
— 色川大輔┃TASKY (@dirokawa5) August 30, 2023
paild(ペイルド)の運営会社:株式会社ペイルドについて
今回紹介したペイルドを発行する会社は、株式会社ペイルドです。
会社概要 | |
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会社名 | 株式会社ペイルド |
設立 | 2017年8月9日 |
本社 | 東京都中央区日本橋兜町5番1号 兜町第一平和ビルB1F |
資本金 | 8億1,310万円(資本準備金含む) |
代表者 | 森 雄祐 |
事業内容 | 法人向け決済サービスの開発・運営 |
株式会社ペイルドは法人向け決済サービスの開発や運営を行っている会社です。
2017年設立で、創業から約3年でペイルドのリリースに至っています。
代表者の経歴
株式会社ペイルドの代表者は森 雄祐さんです。
2024年1月から現職に就任しています。
2012年に慶応大学を卒業し、その後6年間は三菱UFJ銀行で働いていたようです。
森 雄祐さんのプロフィールは「Wantedly・森 雄祐」で公開されています。
▼paildの公式twitterアカウント
【総務・人事・経理Week いよいよ最終日!】
ぜひペイルドブースにお気軽にお立ち寄りいただき、paildの機能をデモ画面にて直接ご覧ください🙌
皆様のご来場を楽しみにお待ちしています☀️
(最終日は17時までとなります!)※下記URLから事前来場登録をお願いいたします。https://t.co/MeVBlt8iOd pic.twitter.com/msTZzeM3CT
— paild(ペイルド)|法人カードのクラウド型発行・管理サービス【公式】 (@paildcard) May 10, 2024
まとめ:気軽に導入できる法人用カードとして期待大!
ペイルドはプリペイド型の法人カードです。
- 与信審査なしで発行可能
- 発行枚数は実質無制限
今まで法人カードを作りたかったものの作れなかった経営者さんにとっては、まさに待望のカードです。
ほかにも、事業規模が大きくなってきた法人のはじめての法人カードとしてもぴったりです。
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