ADYELL PROは「媒体社への支払い」に特化したサービスです。
広告専用カードが発行され、「媒体社への支払いを売上入金後にできる」、「支払いサイトを最長61日にできる」といったメリットが受けられます。
本記事ではADYELL PROの特徴やメリット、事前に知っておいて欲しいことを解説しています。
媒体社への支払いが多い企業さんにぜひお読みいただきたいです(立替負担軽減のヒントが多くあります)。
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ADYELL PROの基本情報・特徴
ADYELL PRO | |
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対象 | 法人限定 |
利用用途 | 広告運用代行の媒体仕入れに関わるもののみ |
支払いサイト | 31日or61日 |
サービス開始までの期間 | 最短3営業日 |
1.媒体費用の支払いを延長できる
媒体費用の支払いを「売上入金後」に後ろ倒しにできます。
売上が手元に入ってから媒体費用を支払えるため、立替負担の軽減につながります。
2.選べる2つの支払いサイト(31日or61日)
支払いサイトとは、「取引期間の締め日から支払期日までの期間(ADYELL PRO公式サイトより引用)」を意味します。
企業としては、この支払いサイトが長ければ長いほど、支払いまでに余裕が生まれ資金繰りが楽になります。
ADYELL PROこの支払いサイトを「31日」と「61日」の2種類から選べる部分が大きなメリットです。
企業ごとの状況に応じて好きな支払いサイトを選ぶことができ、61日を選べば資金繰りを大きく改善できます。
31日と61日で手数料が異なる
支払いサイト | 広告費100に対する手数料(税込) |
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31日 | |
61日 |
通常のクレジットカードは、カード会社が決めた指定の支払いサイトしか選べませんが、ADYELL PROは2つのプランから支払いサイトを選択可能です。
支払いサイトにより手数料が異なり、間隔が長い方が手数料も高くなります。
下記は、「広告費100万円を利用した場合の手数料」の例です。
一般的なクレジットカードとは仕組みが異なり、どちらの支払いサイトを選んだとしても手数料が必ずかかる点にご注意ください。
3.支払いは専用の法人カードを使用
ADYELL PROでは、支払いに「専用法人カード(オンラインカード)」を利用します。
オンラインカードとは、ネット決済のみに使用できるカードです。
一般的なクレジットカードと異なり、プラスチックカード(=物理カード)は発行されません。
ADYELL PROは、広告媒体決済の専用サービスであるため、オンラインカードのみの発行でも問題ありません。
4.各種手続き、確認はネットで可能
ADYELL PROのオンラインカード作成は、すべてオンライン上で完結するため面倒な郵送でのやり取りは必要ありません。
本人確認、銀行口座残高の連携、書類提出はすべてオンライン上で行います。
審査通過後はマイページにて、支払確認や請求書確認ができるようになります。
また、マイページもしくは月に一度ADYELL PRO CS担当との面談アドバイスで各種状況のモニタリングも可能です。
媒体社への支払いが多い企業でよくある問題
媒体社への支払いが多い企業では、一般的に以下の2つのような悩みを抱えているケースが多いです。
- 立替負担が大きい
- クレジットカード決済にしているが十分な限度額がない
このような状態では、資金繰りばかりに気が取られ本業に集中できません。
たとえば、クレジットカードの限度額が足りない場合は、頻繁に繰り上げ返済手続きを行う必要があり面倒です。
ADYELL PROは媒体社への支払いに特化したサービスのため、これらの悩みを軽減、解消できます!
ADYELL PROのメリット
ADYELL PROの最大のメリットは「立替負担を軽減できる点」です。
ほかにも企業の負担軽減を目的とした、メリットが複数あります。
1.支払いサイト61日を選べば立替負担を大幅に軽減できる
一般的な法人カードの支払いサイクルは30~50日程度です。
ADYELL PROで支払いサイト61日を選べば、媒体社への支払い負担を大きく軽減できます。
広告を掲載し、売上が入金したあとに費用を支払えます。
立替負担が大きかった企業にとっては、悩みが軽減されより本業に集中できるでしょう。
2.限度額の審査が柔軟
ADYELL PROの限度額は審査によって決定されますが、公式サイトには「希望額に応じて高額サポート可能」と記載されています。
また、限度額は利用開始後に増額することもできます。
事業拡大時や媒体社への支払いが増える時期にも柔軟に応じてもらえます(※実際の限度額は審査により決定します)。
3.限度額は月初にリセット
ADYELL PROの限度額は「毎月月初」にリセットされます。
一般的なクレジットカードは指定の支払日に支払いを済ませてから利用枠が回復しますが、ADYELL PROなら支払日を待つ必要がありません。
月初には利用枠が回復し、所定の利用枠全額分をすぐに媒体社への支払いにあてられます。
ADYELL PROのデメリット
画期的なサービスのADYELL PROですが、サービスのメリットがはっきりしている分、いくつかのデメリットもあります。
デメリットと記載しておりますが、どちらかというと「サービスの特徴を知る上で事前に知っておいて欲しい点」に近いです。
自分が想像しているカードの使い方ができるかどうか、本章で確認してください。
1.ポイント還元なし
ADYELL PRO最大のデメリットは「ポイント還元が受けられない点」です。
WEB広告費を何百万円、何千万円決済してもポイントやキャッシュバックはありません。
WEB広告費は高額になりがちな経費のひとつです。
もしポイント還元のあるカードで広告費を支払っていた場合どうなるでしょうか。
UPSIDERカード
UPSIDERカード最大のメリットは「ポイント高還元率」&「高限度額」です。
年会費、月額利用料は無料で、ポイント還元率は1.0%~1.5%です。
広告費の支払いに対してもポイント還元が発生します。
また、限度額も最大10億円と一般的な法人カードでは考えられない高さです。
使いやすさ(限度額)とお得さ(ポイント還元率)の両方から考えても、UPSIDERカードは頭一つ抜けた強烈なメリットのあるカードだと言えます。
限度額を自由に決められる:ラグジュアリーカードデポジット型
デポジット型クレジットカードとは、事前に「限度額と同額の保証金」をカード会社に預けて利用するタイプのカードです。
▼デポジット型の仕組み
保証金を預ける以外は、通常のクレジットカードと同じで、年会費や毎月のカード代金は指定の口座から引き落とされます※。
保証金の金額は30万円~最大9,900万円まで設定可能です。
そのため、最初から希望通りの限度額のカードを持つことができます(保証金さえ支払えれば限度額1,000万円の超高限度額カードも持てます)。
一般的なクレジットカードのように、カード会社との信頼関係を築きながら、徐々に限度額を上げた行くといった煩わしい作業は不要です。
※保証金は支払いに利用されません。保証金は退会2ヶ月程度で返金されます。
公式サイト・今すぐ申込み 広告:ラグジュアリーカード利用先限定ビジネスカード
カード名称 | ライフカードの利用先限定ビジネスカード |
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年会費 | 無料 |
申込対象 | 法人 |
使途 | 事業費決済(利用先を限定) |
キャッシュバック | あり(年1回・0.5%~) |
ポイント還元 | なし |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
ショッピング枠 | 原則上限なし |
保険 | なし |
空港ラウンジ | なし |
広告:ライフカード
ADYELL PROと同様に広告・媒体費の支払いに特化しているカードが「ライフカードの利用先限定ビジネスカード」です。
本カードはライフカードが具体的に「使えるお店・使えないお店」を指定できます。
指定できる業者は、WEB広告会社やPCサーバー会社などサービス提供会社です。
ADYELL PROとの違いは利用額の0.5%分がキャッシュバック還元される点です!
年1,000万円を広告費に使う場合、50,000円がキャッシュバックされます。
▼利用例
このように、サーバー利用料やWeb広告費用に支払いを限定することで、通常の法人カードでは得られにくい大きな限度額が得られます。
※限度額は審査により決定しますが、ベンチャー企業にて限度額1億円の実績があります(公式HPの記述より)
利用先限定ビジネスカードは、物の購入には使えませんのでご注意ください。
(Amazonでの備品購入が多くてもAmazonは利用先として登録できません)
ライフカードの「利用先限定ビジネスカード」にご興味のある方はご連絡ください
当サイト(法人カード調査部)では、ライフカード株式会社と商品についての意見を取り交わしています。
「利用先限定ビジネスカード」について、当サイト経由で申し込まれる場合は、ライフカードとの個別交渉が可能です。
必要情報を下記「仮申請フォーム」にご記入のうえ送信ください。
後日、ライフカード株式会社の担当者より連絡させて頂きます。
ライフカード「利用先限定ビジネスカード」仮申請フォーム
2.利用先が限定されている
ADYELL PROは、「利用先が限定されたサービス」です。
Q:利用用途は何でも良いのでしょうか?
A:広告運用代行の媒体仕入れに関わるもののみとなります。
※利用可能媒体:Google (YouTube含)・Yahoo!・LINE ・Facebook (Instagram含)・Twitter・TikTok・Apple Search Ads・Amazon
一般的なクレジットカードのように、オンラインや店頭で幅広い用途の支払いに使えるサービスではありません。
媒体社への支払いに特化しているため、事業のその他経費等の支払いには別途法人クレジットカードの作成が必要です。
「媒体費:ADYELL PRO」、「その他経費:法人クレジットカード」といった使い分けがおすすめです。
法人カード導入のメリット
- 経理処理が楽になる
- キャッシュフローが改善する
- 会社とプライベートの線引きができる
- ポイント還元が受けられる
- 特典が受けられる
【結論】法人カードはどんな規模の会社、個人事業主であっても導入すべきです!
ADYELL PROは通常の法人カードのようにあらゆる経費支払いに使えるサービスではありません。
別途一般的な法人カードを作ることで、経費はすべて法人カードで支払うため、経費とプライベートな支払いを明確に分けられます。
経費処理の観点でも、領収書の整理や立替精算が減り経費処理の時間を大きく減らすことができます。
また、カードの特典(ポイント還元や保険など)を受けられるのも大きなメリットです。
ポイント還元や空港ラウンジなどが必要な方は、別途オススメカードを紹介していますので、こちら(ページ内で移動します)をご覧ください。
三井住友カード ビジネスオーナーズ
カード名称 | 三井住友カード ビジネスオーナーズ |
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年会費 | 本会員:無料 |
申込対象 | 満18歳以上の法人代表者、個人事業主(副業、フリーランスを含む)の方 |
限度額 | ~500万円 ※所定の審査があります |
追加カード | 年会費:無料 発行枚数:18枚 |
ETCカード | 年会費:550円(税込) ※初年度年会費無料 ※年1回の利用で無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
空港ラウンジ | なし |
保険 | 最高2,000万円 |
当サイトの解説 | こちらをクリック |
三井住友カード ビジネスオーナーズは個人事業主OK&本人確認書類だけでで申し込める法人カードです。
ポイント還元率は0.5%と低いものの、安心の三井住友カード発行ではじめての法人カードにぴったりです。
年会費は法人カードでは珍しい無料です!
まずは「法人カードとはどんなものか?」を知りたい方は、ぜひ1年間お試し感覚で利用してみてください。
公式サイト・今すぐ申込み 広告:三井住友カード3.カード特典がない(コンシェルジュ、空港ラウンジ特典なし)
ADYELL PROには、一般的な法人カードにつく下記のような特典がつきません。
「コンシェルジュに出張や接待の予約を依頼したい」
「出張が多いので空港でラウンジを使いたい」
上記のような希望がある場合、ADYELL PROだけでは対応できません。
以下で業務や出張に役立つ特典のついた「当サイトおすすめ法人カード」を紹介しております。
カード特典を業務に活かしたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード最大の特徴はなんといっても「コストパフォーマンスに優れている」な点です。
年間200万円以上の利用が条件とはいえ、年会費10,000円でコンシェルジュサービスもプライオリティパスも付帯している法人カードはほかにありません!
法人カードにコスパを追求する経営者の方にぜひおすすめしたい1枚です。
公式サイト・今すぐ申込み広告:セゾンカードラグジュアリーカード BLACK CARD
カード名 | ラグジュアリーカードブラック |
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年会費 | 110,000円(税込) |
申込対象 | 個人事業主 法人の代表者 |
限度額 | 審査により通知 |
追加カード | 年会費:27,500円(税込) 発行枚数:最大4枚 |
ポイント還元率 | 1.25% |
空港ラウンジ | 世界1,400ヶ所以上 国内主要空港 |
保険 | 最高12,000万円 |
当サイトの解説 | こちらをクリック |
インビテーションなしで持てる「ブラックカード」として名実とも確かな1枚が「ラグジュアリーカード BLACK」です。
ラグジュアリーカード BLACK CARDは、ポイント還元率が1.25%と非常に還元率の高い法人カードです。
獲得できるポイントと年会費(11万円/税込)を加味すると、年間約1,000~2,000万円以上の決済があれば、年会費以上のポイント得られてお得に使えます。
ポイント還元率の高さだけでなく、メール対応可能なコンシェルジュや世界1,000以上の空港ラウンジが使えるなどの特典も充実しています。
最高級カードですが、実は審査基準(目安)はそこまで高くないとされています。
※上記の審査基準は「PR:Black Card I株式会社(ラグジュアリーカードの発行会社)」という記載のある広告で確認しました。
ADYELL PROの活かし方:一般的な法人カードとの2枚持ちがオススメ
ADYELL PROの上手な使い方として、当サイトでは「一般的な法人カードとの2枚持ち」をおすすめします。
ADYELL PROは媒体社への支払いにしかカード払いにできません。
プライベートな支払いとの混同を避け、経理作業をスムーズに行うには支払いのキャッシュレス化がおすすめです。
一般的な法人カードをあわせて持つことで、社内や業務の多くから小口現金を減らすことができるでしょう!
公式サイト・今すぐ申込み広告:セゾンカードADYELL PROの口コミ、利用者の声
ADYELL PRO利用者の口コミは公式サイトに掲載されています。
インタビュー形式で紹介されており、導入企業が抱えていた課題、ADYELL PRO導入で課題がどうなったかがわかりやすく書かれています。
株式会社スプレッドオーバー
代表取締役社長 近藤 慎一郎様――動画を中心に手広く展開されている中で、広告運用上の具体的にどんな課題からADYELL PROサービス検討いただけたのでしょうか?広告運用上のどんな課題からバンカブルのサービスを導入するに至ったのでしょうか?
インターネット広告の配信においては、媒体への支払いがクレジットカードメインになりますが、そこの資金繰り改善のためです。我々の規模のベンチャーですと、GoogleやYahoo!、SNS全般の広告についてはすべてカード決済になるんですね。カードの締め日によって支払いのタイミングが翌月の20日とか、翌月末とかになるのですが、そこのキャッシュフローの管理が複雑で簡素化できないかと考えていました。
ADYELL PROであれば支払いが翌々月の下旬になるので、お客様からの入金後に媒体への支払いが可能となります。こういったサービスはこれまでになかったので、メリットは非常に大きいですね。
――やはり支払いが翌々月になるのは大きいですか?
そうですね。もう一つは法人のクレジットカードの与信枠です。弊社が使用している最も与信枠の大きいカードは、その与信の上限額が明確にわからないというデメリットがあるんです。つまり、あといくら使ったら利用限度額がいっぱいになるのか問い合わせても教えてくれないので、最悪なんのアナウンスもなしにカードが利用できなくなるリスクがありました。
例えば毎月の与信枠が500万円だとして、その範囲内で利用している分にはまったく問題ありませんが、この仕事はクライアントの年間予算で動いているので、決算時に大きな予算の仕事をいただくケースもあります。そこでカードの与信枠がいっぱいになってしまったら、広告が配信できなくなってしまいます。先日、まさにそれが発生したのですが、ADYELL PROのおかげで乗り切ることができました。
引用:クレジットカードの与信枠を超えた突発的な支払も「AD YELL PRO」を活用して乗り切る-ADYELL PRO(公式サイト)
ADYELL PROの運営会社:株式会社バンカブル
今回紹介したサービス「ADYELL PRO」は、株式会社バンカブルによって運営されています。
会社は「新たな金融のカタチを創る」をテーマに運営されおり、運転資金を圧迫しない広告・媒体費の後払いサービスを複数展開しています。
会社概要 | |
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会社名 | 株式会社バンカブル |
代表者 | 代表取締役社長:髙瀬 大輔 |
資本金 | 33億7,999万9,998円(資本準備金含む) |
本社 | 東京都千代田区四番町6番 東急番町ビル |
事業内容 | 金融関連サービス事業 |
加盟団体 | ・一般社団法人Fintech協会 ・日本貸金業協会会員 第006237号 |
代表者の経歴
※出典:twitterより
株式会社バンカブルの代表は髙瀬 大輔さんです。
ベンチャー.jpの記事には、事業会社のマーケターを経験後、コンサルティング会社の代表を経て株式会社バンカブルを創業しているとの経歴が記載されています。
■参考:【#059】ベンチャー・スタートアップ企業の挑戦を資金面でサポート。広告や金融業界のノウハウを活かした広告費や仕入費の分割・後払いサービス|代表取締役社長 髙瀬 大輔(株式会社バンカブル)
▼代表者のtwitterアカウントもあります
弊社サービスを通じた累積の取扱高=GMVが200億円を突破しました!正式ローンチから1年4ヶ月掛。この総額の分だけ、企業の事業成長を応援できたのかな、、と思うと感慨深いです。お客様、メンバー、パートナー企業様に改めて感謝致します。引き続き、成長企業を応援致します!https://t.co/nBZvH0Ezwy
— 高瀬大輔/バンカブル代表/広告費の分割後払い「AD YELL」 (@d_takase) October 11, 2023
まとめ:媒体社への支払いにはADYELL PROがオススメ
ADYELL PROはWEB広告の支払いに特化したサービスです。
支払いサイトを61日に設定すれば、支払いに大きな猶予を持たせられます。
申込、支払い確認等はすべてオンラインで完結するため、スムーズに利用できます。
WEB広告の支払いは「ADYELL PRO」、その他経費の支払いは「法人クレジットカード」の2本体性がおすすめです。
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