BlueBankは、事業成長に伴うミッション達成で還元率が変わる特殊な法人カードです。
ミッションの達成度に応じて、還元率は0.5％～最大1.5％になります。
また、ポイント制度も特殊で、まずは貯めたポイント（コイン）で「JACKPOT」に参加します。
JACKPOTでは、貯めたポイントが0.1％～1,000％で排出されます。
これらポイント制度も含め、BlueBankは今までにないコンセプトの法人カードだと言えるでしょう。
本記事では少し特殊なBlueBankの「基本情報」や「ポイント制度」、「特典」などを解説していきます。
→従業員カードは4枚まで発行OK！マイル還元率がトップクラスに高い&年会費に対してのスペック・特典がよくコスパ抜群です。
→はじめての1枚におすすめの法人カード！年会費3,300円の格安ゴールドカードです。
→年会費無料＆ポイント還元率1.0％～10.5％でバランスのいい仕上がりのカードです！個人事業主も申し込めます。
公式サイト・今すぐ申込み広告：セゾンカードBlueBankの基本情報・特長
| BlueBank | |
|---|---|
| 月会費 | Essential 0円/月、Premium 8,000円/月 （税込） |
| 初期費用 | 無料（発行手数料も含む） |
| 発行対象 | 法人のみを対象 |
| 国際ブランド | VISA |
| ポイント還元 | 0.5~1.5%(※メンバーランクと連動) ※予定しているプログラムとなっており変更の可能性あり |
| 付帯保険 | 紛失・盗難保険 |
カード番号等の記載がなくシンプルでブルーを基調としたデザインです。
有料のPremiumメンバーなら、カードはメタルカードでの発行となり18gの重厚なカードが手元に届きます。
ポイント還元率：最高1.5％
BlueBankの還元率は0.5％～最大1.5％の変動制です。
還元率はスコアによって異なり、全5段階のランクにわかれています。
- Singlemember：還元率0.5％
- Doublemember：還元率0.8％
- Triplemember：還元率1.0％
- Mastermember：還元率1.2％
- Legendmember：還元率1.5％
ランクは事業の成長と紐づくミッションによって管理されているのが個性的です。
ミッションは数百種類用意されているとのことで、サイト上で確認できるだけでも「連続ログイン7日目」や「はじめてのカード決済」などがあるようです。
BlueBankは納税でも還元率が変わらないため、最高ランクになれば還元率1.5％で納税できるようになります。
ポイントの使い方は少し特殊
（！）BlueBankはポイントの使い方が特殊なため注意が必要です。
BlueBankの決済で獲得できるポイントは「コイン」と呼ばれるものです。
BlueBankでは、このコインを使って「JACKPOT」に参加して「Gold」を獲得し、それを「リワード」と交換します。
「JACKPOT」が最大の特長で、JACKPOTの結果は0.1％～1,000％の結果で排出されるため振れ幅が非常に大きいです。
■引用：よくある質問-BlueBank
▼ポイント交換の流れ
「リワード」の交換先はAmazon Gift cardやMacBook Airなど商品が中心のラインナップです。
申込方法
申込はアプリ上で完結します。
会社の登記簿謄本は必要ありません。
法人設立直後の会社にとっても申し込みやすいカードでしょう。
限度額
公式サイトによると、BlueBankの限度額は「口座連携」や「決算書の提出」等の条件を満たすことでさらに上げられるとのことです。
クレジットカードの与信枠審査は条件が不明な会社も多いですが、こうやって条件が明記されているのは経営者にとってありがたいことでしょう。
公式サイトには「限度額1,000万円を誇る」との記載があるため、1,000万円近い限度額も状況によっては認められると思われます。
デポジット機能
デポジット機能を使用すれば、通常のクレジットカード利用枠に加えて、さらに利用枠を拡大できます。
事前に専用口座に入金することで、最大10億円までに利用可能枠を拡大できます。
専用口座に入金すれば、利用可能額に即時※に反映されるのが大きなメリットです。
※初回入金時のみ一定の時間がかかります
Premium特典
BlueBankは月8,000円を支払うことで「Premiumメンバー」になれます。
Premium特典は、「Premiumメンバー」のみが使える特別な特典です。
月会費無料の「Essential」との違いは下記表でご確認ください。
▼EssentialとPremiumの比較
| 月会費 | 0円 | 8,000円 |
| 内容 | 縦型PVCカードの発行 | 縦型金属製カードの発行 |
| 最大1.0%のポイント還元率 | 最大1.5%のポイント還元率 | |
| 専用口座からの振込手数料 ¥195 | 専用口座からの振込手数料が月10回まで無料 | |
| 複数の口座管理 | 無制限の複数口座管理 | |
| 電話・チャットによるサポート | 優先的な電話・チャットサポート | |
| キャッシュフローマネジメント | キャッシュフローマネジメント | |
| - | 利用店舗の編集機能 | |
| - | カードの利用先切り替え | |
| - | 資金繰りや財務に関するアドバイス | |
| - | VIPイベントへの招待 |
Premium特典
Premiumメンバーを対象したPremium特典は下記の通りです。
- キャッシュフローマネジメント：連携された銀行口座を分析しキャッシュフローをレポート
- 専属のサポート：資金繰りやビジネスに対するアドバイス
- 振込手数料：専用口座からの振込が月10回まで無料
- VIPイベントへの招待（近日予定）：全国各地で行われるクローズドなイベントに招待
まだローンチされていない特典もありますが、専属サポートによる資金繰りアドバイスなど珍しい特典が揃っています。
専属のサポートやVIPイベントの参加など、ほか法人カードにはない特典があります。
BlueBankのメリット
BlueBankの最大のメリットは「他の法人カードにはないサービス・機能」です。
基本的な決済機能だけでなく、キャッシュフロー全体の改善を支援してくれる複数のサービス・機能が付帯しています。
請求書あと払い機能：支払いを遅らせられる
▼請求書あと払いの仕組み（クリックで拡大できます）
BlueBankには「請求書あと払い機能」がついています。
アプリに請求書をスマホで撮影し取り込むと、請求書の支払いを遅らせる（30日以上）ことができます。
分割払いにも対応しているため、自社のキャッシュフロー状況にあわせて支払い方法を選べます。
なお、請求書あと払い機能を利用した場合も、振込名義は自社名義となるため分割払いを先方に知られることはありません。
※請求書あと払い機能の利用には、手数料3.5％がかかります。
複数銀行の口座管理ができる
BlueBankのアプリでは、国内1,000以上の金融機関と連携できます。
事業で複数の口座を利用している人にとって、1つのアプリで複数口座の入出金を管理できるのは非常に助かるでしょう。
連携した銀行の口座に関しては、口座残高や取引明細をリアルタイムで確認できます。
いつでも専門家にビジネスを相談できる
法人カードでは非常に珍しい「専門家によるビジネスサポート」サービスがついています。
経営や事業について、アプリでいつでも専門家に相談でき、一緒に伴走してくれるのがメリットです。
補助金、融資、不動産、マーケティングなどの専門家が在籍しており、チャット以外にビデオ会議による相談も受け付けています。
（公式HPによると20億円以上の資金調達実績があるようです）
BlueBankのデメリット
珍しいサービスの多いBlueBankですが、いくつかのデメリットもあります。
デメリットと記載しておりますが、どちらかというと「サービス利用前に事前に知っておいて欲しい点」に近いです。
自分が想像しているカードの使い方ができるかどうか、本章で確認してください。
1.ポイントの使い方が特殊
前述の通り、BlueBankのポイントの使い方は特殊です。
ほかの法人カードと異なり、貯めたポイントをすぐに他社ポイントやマイルに交換できる仕組みではありません。
その部分が忙しい法人経営者にとっては使いにくいと感じる可能性があります。
より「シンプルなポイントの使い方」を求める方は別の法人カードも検討してみてください。
JCB Biz ONE一般
| カード名称 | JCB Biz ONE一般 |
|---|---|
| 年会費 | 無料 |
| 申込対象 | 法人代表者または個人事業主 |
| 限度額 | ～500万円 ※所定の審査あり |
| 追加カード （メンバーカード） | なし |
| ETCカード | 発行枚数：1枚 年会費：無料 |
| ポイント還元率 | 1.0％～10.5％ |
| ポイント交換先 | 請求支払い充当 スターバックスカード JAL/ANAマイル など |
| 空港ラウンジ | - |
| 保険 | - |
| 電子マネー | QUICPay™、ApplePay、GooglePay ※「QUICPay」「QUICPay＋」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。 |
| 当サイトの解説 | こちらをクリック |
JCB Biz ONE一般は、個人事業主と法人経営者の両方が申し込めるカードです。
年会費無料でありながら、ポイント還元率1.0％～10.5％と非常に高くとてもお得なスペックです。
年会費無料ですので、「法人カードとはどんなものかな？」とお試し感覚で使い始めるのにもぴったりでしょう！
JCB Biz ONE：公式サイト2.より高い限度額がすぐに必要
BlueBankは公式サイトに「限度額1000万円を誇る」と記載していますが、必ずしも全員がすぐに1000万円の枠を付与されるとは限りません。
カード作成初期から高い限度額を狙っていきたい方には、下記の法人カードがおすすめです。
下記2枚のカードは、「高限度額」を特長にしているカードです。
UPSIDERカード
UPSIDERカード最大のメリットは「ポイント高還元率」＆「高限度額」です。
年会費、月額利用料は無料で、ポイント還元率は1.0％～1.5％です。
広告費の支払いに対してもポイント還元が発生します。
また、限度額も最大10億円と一般的な法人カードでは考えられない高さです。
使いやすさ（限度額）とお得さ（ポイント還元率）の両方から考えても、UPSIDERカードは頭一つ抜けた強烈なメリットのあるカードだと言えます。
利用先限定ビジネスカード（最大キャッシュバック率1.5％）
| カード名称 | ライフカードの利用先限定ビジネスカード |
|---|---|
| 年会費 | 無料 |
| 申込対象 | 法人 |
| 使途 | 事業費決済（利用先を限定） |
| キャッシュバック | あり（年1回） |
| ポイント還元 | なし |
| 国際ブランド | Visa、mastercard |
| ショッピング枠 | 原則上限なし |
| 保険 | なし |
| 空港ラウンジ | なし |
広告：ライフカード
本カードはライフカードが具体的に「使えるお店・使えないお店」を指定できます。
指定できる業者は、WEB広告会社やPCサーバー会社などサービス提供会社です。
ポイント還元率は0.5％で、年1,000万円を広告費に使う場合、50,000円がキャッシュバックされます。
▼利用例
このように、サーバー利用料やWeb広告費用に支払いを限定することで、通常の法人カードでは得られにくい大きな限度額が得られます。
また、最大キャッシュバック率は1.5％と広告費の支払いが大きい企業などにとっては、非常にインパクトのある数値です。
※限度額は審査により決定しますが、ベンチャー企業にて限度額1億円の実績があります（公式HPの記述より）
利用先限定ビジネスカードは、物の購入には使えませんのでご注意ください。
（Amazonでの備品購入が多くてもAmazonは利用先として登録できません）
ライフカードの「利用先限定ビジネスカード」にご興味のある方はご連絡ください
当サイト（法人カード調査部）では、ライフカード株式会社と商品についての意見を取り交わしています。
「利用先限定ビジネスカード」について、当サイト経由で申し込まれる場合は、ライフカードとの個別交渉が可能です。
必要情報を下記「仮申請フォーム」にご記入のうえ送信ください。
後日、ライフカード株式会社の担当者より連絡させて頂きます。
ライフカード「利用先限定ビジネスカード」仮申請フォーム
3.カード特典がない（コンシェルジュ、空港ラウンジ特典なし）
BlueBankには、一般的な法人カードにつく下記のような特典がつきません。
「コンシェルジュに出張や接待の予約を依頼したい」
「出張が多いので空港でラウンジを使いたい」
上記のような希望がある場合、BlueBankだけでは対応できません。
以下で業務や出張に役立つ特典のついた「当サイトおすすめ法人カード」を紹介しております。
カード特典を業務に活かしたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
| カード名称 | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード |
|---|---|
| 年会費 | 33,000円（税込） 初年度無料 |
| 申込対象 | 個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方（学生、未成年を除く） |
| 追加カード | 3,300円（税込） ※9枚まで発行可能 |
| ETCカード | 無料 ※最大5枚まで発行可能 |
| ポイント還元率 | JALマイル最大1.125% ※「SAISON MILE CLUB」の年会費が5,500円（税込）が必要 ※公共料金は2,000円/10マイル換算、ボーナスポイントは対象外。 ※「電子マネーチャージ」を利用した際の永久不滅ポイント/SAISON MILE CLUBの付与は2025年11月11日利用分から対象外。 |
| 空港ラウンジ | プライオリティパス付き ※世界1,800ヶ所以上で利用可能 |
| 保険 | 最高1億円 |
| 当サイトの解説 | こちらをクリック |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード最大の特長はなんといっても「コストパフォーマンスに優れている」な点です。
年会費33,000円（税込）でコンシェルジュサービスもプライオリティパスも付帯している法人カードは非常に珍しいです！
法人カードにコスパを追求する経営者の方にぜひおすすめしたい1枚です。
公式サイト・今すぐ申込み広告：セゾンカード法人決済用ラグジュアリーカード ブラック
| カード名 | 法人決済用ラグジュアリーカード ブラック |
|---|---|
| 年会費 | 110,000円（税込） |
| 申込対象 | 個人事業主 法人の代表者 |
| 限度額 | 審査により通知（一律の制限なし） |
| 追加カード | 年会費：27,500円（税込） 発行枚数：最大4枚 |
| ポイント還元率 | 1.25％ |
| 空港ラウンジ | ・世界1,800ヶ所以上対応のプライオリティパス ・国内主要空港対応の空港ラウンジ特典 ※日本国内と海外の空港ラウンジを両方カバーできます。 |
| 保険 | 最高1億2千万円（海外旅行傷害保険・自動付帯） |
| 当サイトの解説 | こちらをクリック |
インビテーションなしで持てる「ブラックカード」として名実とも確かな1枚が「法人決済用ラグジュアリーカード ブラック」です。
法人決済用ラグジュアリーカード ブラックは、ポイント還元率が1.25％と非常に還元率の高い法人カードです。
獲得できるポイントと年会費（11万円/税込）を加味すると、年間約1,000～2,000万円以上の決済があれば、年会費以上のポイント得られてお得に使えます。
ポイント還元率の高さだけでなく、メール対応可能なコンシェルジュや世界1,000以上の空港ラウンジが使えるなどの特典も充実しています。
最高級カードですが、実は審査基準（目安）はそこまで高くないとされています。
※上記の審査基準は「PR：Black Card I株式会社（ラグジュアリーカードの発行会社）」という記載のある広告で確認しました。
公式サイト・今すぐ申込み 広告：ラグジュアリーカード 法人カード導入のメリット
- 経理処理が楽になる
- キャッシュフローが改善する
- 会社とプライベートの線引きができる
- ポイント還元が受けられる
- 特典が受けられる
【結論】法人カードはどんな規模の会社、個人事業主であっても導入すべきです！
経費をすべて法人カードで支払うことで、経費とプライベートな支払いを明確に分けられます。
経費処理の観点でも、領収書の整理や立替精算が減り経費処理の時間を大きく減らすこともできます。
また、カードの特典（ポイント還元や保険など）を受けられるのも大きなメリットです。
公式サイト・今すぐ申込み広告：セゾンカードBlueBankの運営会社：BlueBank株式会社
今回紹介したサービス「BlueBank」は、BlueBank株式会社によって運営されています。
| 会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | BlueBank株式会社 |
| 代表者 | 杉守 一樹 |
| 設立日 | 2016年9月1日 |
| 資本金 | 359,549,800円(資本準備金を含む) |
| 本社 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田7-24-5 ONEST西五反田スクエア 3F |
| 保有資格 | 経営革新等支援機関 認定支援機関番号 106613012612 電子決済代行業者 関東財務局長（電代）第83号 不動産業免許 東京都知事(1) 第106963号 貸金業免許 東京都知事(1) 第31918号 金融サービス仲介業者 関東財務局長（金サ）第9号 |
代表者について
Scheeme株式会社の代表は杉守 一樹さんです。
創設者メッセージとして公式サイトには下記内容が記載されています。
不可能と思われることを実現し、
ユーザー・社会にとって必要不可欠な会社を創造する。私たちは現在、スモールビジネス向けの金融サービス”BlueBank”を通じて、
多くの経営者のビジネスといった挑戦を後押しすることを目指し、
最高のプロダクト・サービスを届けるために力のすべてを注いでいます。（後略）
▼代表者のtwitterアカウントもあります
この度、プレシリーズAにて約3億円の資金調達を、ジェネシア・ベンチャーズ、Z Venture Capital、SMBCベンチャーキャピタル、AGキャピタル、キャナルベンチャーズより実施させていただきました。
【プレスリリース】https://t.co/sQsY0BJ7dq
【BlueBank サービスサイト】https://t.co/Er05C72OMo pic.twitter.com/FkrUgVD5SN— 杉守一樹 BlueBank/Scheeme (@itsuki_sugimori) July 5, 2023
まとめ：ほかの法人カードとはコンセプトが異なる！
BlueBankは、単なる法人カードではなく、日々の支払いや口座管理など資金繰り全体をサポートしてくれるカードです。
請求書のあと払い機能もついているため、こういった機能を使うことで会社の資金繰りを改善できます。
ただし、ポイントの使い方が特殊な点や一般的な法人カードについている特典（海外旅行保険等）はないため注意が必要です。
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