タイムズは「レンタカー」や「駐車場」などの事業を展開している会社です。
タイムズは個人向けのサービスだけではなく、「タイムズビジネスカード(タイムズビジネスサービス)」という法人向けサービスもあります。
タイムズ関連サービスはこんなに多い!
タイムズビジネスサービスの公式HPによると、タイムズ関連サービスの展開状況は下記の通りです(2024年7月現在)。
- タイムズパーキング:全国約17,500ヶ所
- B(予約制駐車場):全国約6,000ヶ所
- カーシェアリング:全国約17,500ヶ所
- レンタカー:全国約220店
スタートアップ企業から上場企業、官公庁まで幅広い導入実績があります。
会社規模にかかわらず利用しやすいサービスであるのが特徴です。
法人カード市場は年々拡大傾向
法人カードの発行枚数は日本クレジット協会の資料によると、2024年時点で年々増加傾向です。
タイムズビジネスカードの普及率が高いことからも、法人カード全体のシェアに大きな影響を与えているかもしれません。
法人カードの普及率や発行枚数については、以下の記事でまとめているのであわせて読んでみてくださいね。
▼今作るなら!おすすめ法人カード3選▼
なぜこんなに伸びているのか?タイムズビジネスカードの魅力や特長を徹底解説
タイムズは、レンタカー・カーシェアで一気に知名度が上がりました。
しかし、知名度が高いからといってビジネスは成功するわけでもなく、やっぱり肝心なのはサービス内容です。
タイムズビジネスカードの主なサービス内容を見ていきましょう。
タイムズビジネスカードは関連サービスをキャッシュレスでサポートするビジネスカード
タイムズビジネスカードの公式サイトでは、「3つの便利なサービス」が紹介されています。
- 駐車場
- レンタカー
- カーシェアリング
駐車場はお馴染みのサービスで、「レンタカー」や「カーシェアリング」もメインサービスとしてかなり力が入れられています。
タイムズビジネスカードを持つと駐車場やレンタカーなど関連サービスをキャッシュレスで利用できるようになるため、今まで社員がその場で立て替えていた負担をゼロにできます。
また、レンタカーは法人優待価格として基本料金が20%割引になるなど、通常よりもお得に車をレンタルできるのも魅力です。
クレジット機能は付いておらず、タイムズビジネスカードの請求書が毎月送られてきます。
その請求書に記載された金額を「銀行振込」や「口座振替」で支払います。
タイムズビジネスカードの場合、月単位で利用したすべてのサービスをまとめて経費管理できるようになります。
【タイムズパーキング】全17,500ヶ所、黄色い看板は見たことあるはず
タイムズの駐車場は全国各地に設置されており、本当に数が多いので一般的に「タイムズ=駐車場」というイメージを持っている方はかなり多いと思います。
タイムズビジネスカードがあると、精算機にカードを通すだけで清算完了(請求書にあがる)です。
駐車場は専用サイトで検索することができ、専用アプリも用意されています。
また、「タイムズレッスン」という駐車教習が実施されるなど、駐車場に関連したサービスも展開されています。
【タイムズカーレンタル】Web予約すれば、ピッとGO機能でワンタッチで出発可能
タイムズカーレンタルは、タイムズが提供するレンタカーサービスです。
タイムズビジネスカードを持つと、「ピッとGo」というワンタッチシステムから簡単に手続きできるようになります。
- PCやスマホで予約
- 店舗でタイムズビジネスカードをかざしてレンタル
- 店舗でタイムズビジネスカードをかざして返却
ピッとGoは予約から返却までタイムズビジネスカード1枚で完了できるので、日頃からレンタカーを利用することが多いならとても便利ですよ。
【タイムズカー】24時間いつでも車をレンタルできる
タイムズカーは、24時間いつでも好きなタイミングで車をレンタルできるサービスです。
基本的なサービス内容はカーレンタルと同じですが、カーシェアリングはタイムズビジネスカードを直接車にかざすだけでレンタルできます。
- PCやスマホで予約
- 予約した店舗の車にタイムズビジネスカードをかざすとドアロックが解除される
- 車内のキーを取り出して走行スタート
- レンタルした駐車場に車を返却
- 料金は指定したクレジットカードで月単位の支払い
気軽に簡単に車をレンタルできるのがカーシェアリングの魅力です。
法人として利用する場合は「法人プラン」が用意されており、月額基本料金が無料です。
【その他】「タイムズのB」等のサービスでも利用できる
タイムズビジネスカードは「タイムズのB」でも利用できます。
タイムズのBは会員制のサービスで、「駐車場を貸したい人」と「駐車場を借りたい人」をマッチングする駐車場サービスです。
タイムズのBは「住宅の駐車場」や「ビルの駐車場」など登録されているさまざまな駐車場を使うことができます。
こちらもタイムズビジネスカードの請求書にあがるため、他のタイムズサービスの利用料金と一緒に一括処理できます。
タイムズビジネスカードの魅力・メリット
タイムズビジネスカードのメリットは、主に以下のような内容です。
- その場で現金不要なので社員の立替負担を軽減できる
- 各サービスの清算がスムーズ
- レンタカーやカーシェアリングで車の確保が楽
- カーレンタルを基本料金20%OFFで利用できる
- タイムズビジネスカードは年会費無料
簡単にまとめると、月単位で請求書が発行されるので経費管理が楽になるのが大きなメリットです。
また、タイムズビジネスカードはその場で現金が不要であり、カードのみで手続きできるようになることからサービスの利用がスムーズとなります。
社員に駐車場代やレンタカー代を建て替えさせなくても良い
タイムズビジネスカードは、社員にとってもメリットが大きいです。
- 社員の立替の負担をなくせる
- 領収書やレシートの管理が不要
営業で駐車場を利用する場合など、その場の利用料金を社員が立て替えするケースがありますね。
タイムズビジネスカードは現金不要でサービスを利用できるので、社員の立替負担がなくなります。
また、支払いは毎月の請求書で一括払いとなるので、経費管理が楽になるのもメリットです。
駐車場やレンタカーの経費精算の手間を軽くできる
タイムズビジネスカードがあると、月単位で一括清算できるようになります。
- Webで利用明細を確認できる
- その場はタイムズビジネスカードをかざすだけ
現金の場合、各サービスごとにその場で料金を支払いますが、タイムズビジネスカードは月単位でまとめて支払うことができます。
タイムズビジネスカードはクレジット機能はありませんが、銀行振込や口座振替で後払いできるのもメリットです。
また、タイムズビジネスカードの利用状況をWebでいつでも確認できますよ。
社用車の代わりに利用できる、出張先でもクルマが気軽に利用できる
レンタカーやカーシェアリングを利用すれば、必要なときだけ車を確保することでコストを安く抑えることができます。
- 社用車の維持コストを抑えられる
- レンタカー、カーシェアリングがあり出張時も利用しやすい
- リース料金、リース契約の管理、車両の管理、手入れ等が不要
タイムズビジネスカードに関しては、「カーレンタル」と「カーシェアリング」ともにカードのみで手続きを完了できるのが便利です。
また、タイムズはレンタカーもカーシェアリングも利用店舗が多いので、全国各地さまざまなところで車を確保しやすいですよ。
タイムスカーレンタルがお得な法人価格で利用できる
タイムズビジネスカードを使えば、カーレンタルを基本料金から20%OFFで利用できます。
- 料金については法人の規模や利用見込みによっても変わりそう
その他、法人割引は公式サイトで見当たりませんが、キャンペーン等を含めて定期的に料金は変更されるかもしれません。
今後に新たな優待割引が登場する可能性もあるので、これは期待したいですね。
年会費は無料(発行手数料は660円かかる)
タイムズビジネスカードは年会費無料(発行手数料は660円)です。
年会費がかからないのはタイムズビジネスカードの最大のメリットかもしれません。
タイムズビジネスカードのデメリット
- 連休などはレンタルできないケースもある
- クレジット機能がない
- ETCカードが使えない
- 個人事業主は申し込めない
- ポイント還元がない
タイムズビジネスカードは年会費無料なので、とくに損するようなデメリットはありません。
ただし、「クレジット機能が使えれば…」や「ポイント還元があれば…」など法人によっては、残念に思う点もあるかもしれません。
レンタカーやカーシェアは使えないことも……
当然のことではありますが、レンタカーやカーシェアでは使いたいときに使えない可能性があります。
一般的にレンタカーなどの利用が増えると予測される連休・祝日前などは、早めに車を確保するようにしましょう。
クレジット機能やキャッシング機能は無い
タイムズビジネスカードは「ハウスカード」と呼ばれる特定の店舗でしか使えないカードです。
クレジット機能やキャッシング機能がありません
タイムズでの清算にしか使えないためご注意ください。
これはデメリットでもありますが、クレジット機能がついたカードを社員に持たせたくない企業にとっては逆にメリットでもあります!
ETCカードも使えない
タイムズビジネスカードにはETCカード機能が搭載されていません。
レンタルする車によってはETC機器が搭載されているので、他社のETCカードを挿入して使用することはできます。
法人でETCカードを作りたい場合は、「ETCカードを単体発行するパターン」と「クレジットカードとETCカードが一体化しているパターン」の2種類があります。
カーレンタルでは「トヨタレンタカーのTRBMカード」のようにETCカード一体型を持てるところもあるため、ETCカードの持ち方もあわせて検討してみてください。
個人事業主での申込みはできない
タイムズビジネスカードの申込条件は「法人専用のサービス」のみです。
個人事業主は法人ではないため、基本的にタイムズビジネスカードへ申し込むことができません。
ただし、士業(専門資格を要する職業)の方は発行できるケースもあるようなので、気になる方は電話で確認してみてください。
ポイント還元は無い
タイムズビジネスカードには、ポイントプログラムが搭載されていません。
決済機能用のカードとして捉えておきましょう。
ちなみにトヨタレンタカーなど、大手の法人レンタカーサービスもポイントプログラムがないところが多いです。
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タイムズビジネスカードはこういう人におすすめ!
カード名称 | タイムズビジネスカード |
---|---|
年会費 | ・年会費は無料 ・発行手数料は660円(税込) |
ETCカード | なし |
ETCカードレンタル | なし |
追加カード | 契約者ごとに発行枚数が異なる |
ポイント還元率 | ・ポイントプログラムなし ・ポイント還元率0% |
支払方法 | ・クレジットカード ・銀行振込 ・口座振替 |
タイムズビジネスカードは、タイムズの「駐車場」・「カーレンタル」・「カーシェアリング」などを良く利用する企業におすすめです。
- タイムズの支払いを後払いしたい
- タイムズの駐車場をキャッシュレスで利用したい
- カーレンタルやカーシェアリングをスムーズに利用したい
- タイムズの経費管理を一本化したい
- タイムズのカーレンタルをお得に利用したい
すでにタイムズを利用している企業はもちろんですが、これからタイムズの駐車場やカーレンタルを利用する機会が増える企業にもおすすめですよ。
年会費無料で発行できるので、気軽に試せるのは嬉しいですね。
ステーションやタイムズカーレンタルの店舗が身近にあることが重要
自社の近くや営業エリアにカーシェアスペースがあるかどうかが最重要です。
立地によっては、レンタカーサービスを行う他社もあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
- タイムズ:タイムズビジネスカード
- トヨタレンタカー:TRBMカード
- ニッポンレンタカー:NBM(ネイションワイド・ビジネスメンバー)
法人でのレンタカー利用については下記の記事で詳しく解説しています。
まとめ
タイムズビジネスカードがあれば、年会費無料でキャッシュレス決済でき、支払いも月1回にまとめられます。
日頃からタイムズを利用する機会が多いなら、タイムズビジネスカードを発行しておくと便利です。
社用車をお持ちの会社でしたら、ガソリンがお得になる法人カードの導入もあわせて検討してみてください。
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