はじめて法人カードを作るときによくある疑問が、「法人カードの年会費は経費になるのか?」です。
【結論】法人カードの年会費は全額損金算入(=経費)として計上できます!
そのため、個人用クレジットカードのようにそこまで年会費を気にする必要がなく、黒字の会社であれば高級カードも持ちやすいです。
【注目!】黒字企業は少し背伸びしてプラチナカードを持つのがおすすめ
コンシェルジュサービスとは、おもにプラチナカード以上に付帯するクレジットカードの特典です。
24時間365日体制で、忙しい経営者に代わり、カード会社のコンシェルジュがホテルやレストランなどの予約を無料で代行してくれます。
黒字経営の場合は、年会費を支払ったとしてもコンシェルジュサービスがついたカードを持つことで経営をさらに効率的に行えます!
▼法人カードとして持ちたい豪華特典つきおすすめカード2選▼
→高還元&年会費に対してのスペック・特典(空港ラウンジ・コンシェルジュ)が最高です。従業員カードは4枚まで発行OK!
→金属製のカード、豊富な特典にコンシェルジュサービスもついたハイステータスな1枚。還元率も1.25%と高い!
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法人カードの勘定科目:支払手数料 or 諸会費
法人カードの年会費を経費計上する際は「勘定項目はどれになるのか?」が気になりますね。
- 支払手数料
- 諸会費
多くの企業は法人カードの年会費を「支払手数料」か「諸会費」で計上しています。
法人カードは経費を支払うために使うため、「支払手数料」という考え方はとてもわかりやすいですね。
また、クレジットカードを持つということは会員になるということなので、「諸会費」という考え方もあります。
毎年、同じ勘定項目にしておけば、どちらを選んでも問題ありません。
消費税は課税対象
法人クレジットカードは「課税対象」として扱われるため消費税がかかります。
※2021年4月以降、年会費は「税込」で表記されています(当サイトでも税込表記に統一しております)。
プライベート用のカードの年会費は全額経費にできない可能性も
法人カードの年会費が経費になる理由は、ビジネスの支出をカード払いするために必要な年会費だからです。
プライベート用の個人向けクレジットカードでは目的が異なるため、年会費を経費にすることができません。
法人カードが作れず、個人用のカードを法人の経費決済のみで使用している場合は、経費として認められるケースもありますが、おすすめの方法ではありません。
確実に経費として認められたいなら法人カードを作るのがベストです。
※さらに申告前に税理士に「経費にできるか?」を相談しておけばより確実性が増します。
後々の経理作業が大変です。
法人カードの年会費は全額経費扱いで問題ない
法人カードの年会費は全額経費扱いできるため、スペックや特典の高い高級カードを持ちやすいです。
プライベート用の個人向けカードとは違う選び方ができます(個人向けカードでは年会費の高いカードは選びにくいですよね)。
利益が出ている企業であれば節税効果がある
黒字経営に成功しているなら、法人カードを持つことで節税効果も得られます。
法人税など、法人にかかる税金は法人の「所得」をベースに計算されるものがほとんどで、「所得」は「収入」から「経費」を差し引くことで計算されます。
そのため、経費が多くなればその分所得が小さくなり、結果的に節税効果が高くなります。
東京都内を中心に、「クラウド会計に強い税理士」として活動中。税務顧問だけでなく、事業所に合わせた管理会計の整備や創業融資の資金調達支援も行う。
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少し背伸びをして、コンシェルジュ・プライオリティパスがついているような高級カードにチャレンジするのもアリ!
法人カードは高級カードになるほど、「空港ラウンジ」や「コンシェルジュサービス」といった魅力的な特典がついてきます。
節税効果も加味して考えると、少し背伸びして高級カードにチャレンジしてみるのもアリですね。
高級カードは特典が充実しているため、特典をたくさん使えば年会費が安いカードよりもコスパがいいです。
法人カードは高級カード、個人カードは年会費無料カードと持ち分け・使い分けができる
企業の社長は、「法人で高級カードを持つ」+「個人で年会費無料カードを持つ」という使い分けも可能です。
法人の高級カードは年会費を経費にでき、個人の年会費無料カードはもともとコストゼロです。
個人として年会費の高いカードは持ちたくない場合でも、こうした持ちわけで異なるカードの特典を享受できます。
【コラム】当サイトの編集者はどんなカードを持っているの?
当サイト(法人カード調査部)の運営者が実際にもっているカードを紹介します。
両名とも所有している「Marriott Bonvoyアメックス・プレミアムカード(旧SPGアメックス)」は、マリオットボンヴォイグループ※で無料宿泊特典や部屋の無料アップグレード特典などが使えます!
※マリオットホテル、シェラトンホテル、リッツ・カールトンホテルなどの高級ホテルが加盟
また、マイル還元率が高く全世界40ヶ所以上の航空会社のマイルに交換できるのも魅力です。
公式サイト・今すぐ申込み法人カードとして持つことはできませんのでお気をつけください。
法人カードの年会費は全額経費!特典が豊富な高級カードを選んでみよう
高級な法人カードの中でもとくにおすすめなのが、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」と「ラグジュアリーカード」です。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:22,000円(税込)
- ラグジュアリーカード(ゴールド):220,000円(税込)
- ラグジュアリーカード(ブラック):110,000円(税込)
- ラグジュアリーカード(チタン):55,000円(税込)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは1種類、ラグジュアリーカードは3種類あります。
どれも高級カードとして有名であり、ステータスも兼ね備えた最強カードです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは「個人事業主」と「法人代表者」を対象として、本人確認書類だけで申し込むことができます。
年会費は22,000円(税込)と経費計上の節税効果が高く、ポイント還元率は1.25%と高く節約効果も見込めます。
ポイントは「永久不滅ポイント」と「JALマイル」の2種を同時に貯めることができる珍しいタイプです。
社員用の追加カードは4枚まで発行可能なので、中小企業に最適ですよ。
旅行保険は「海外最高1億円」・「国内最高5,000万円」が用意されており、フライト出張も安心です。
さらに「コンシェルジュサービス」が24時間365日体制で利用可能、「プライオリティパス」まで付いています。
公式サイト・今すぐ申込み広告:セゾンカードラグジュアリーカード
※画像はラグジュアリーカード ブラックです
ラグジュアリーカードも「個人事業主」と「法人代表者」を対象として、本人確認書類だけで申し込むことができます。
こちらは3券種から選ぶことができ、経費計上の節税効果を重視するならもっとも年会費の高い「Gold:220,000円(税込)」がおすすめ(1番人気はブラックとのこと)。
ラグジュアリーゴールドはポイント還元率が1.5%で、法人カードの中で最高クラスの還元率です。
社員用の追加カードは4枚まで発行可能であり、中小企業にとって最適。
旅行保険は3券種とも「海外最高1億円」・「国内最高1億円」が用意されており、補償額も最高クラスです。
「コンシェルジュサービス」と「空港ラウンジ(国内主要28空港)」も備わっており、「プライオリティパス」も利用可能。
年会費からスペックまで、本物の高級カードです。
公式サイト・今すぐ申込み 広告:ラグジュアリーカードまとめ:法人カードは思い切って高級カードを選ぶのもアリ
法人カードの年会費は、全額を経費にできます。
勘定項目は「支払手数料」か「諸会費」にするのが一般的で、毎年同じ勘定項目にしておけばどちらでもOKです。
年会費を経費にできることから節税効果も高く、あえて高級カードを選ぶのもアリです。
個人としては持ちづらい「コンシェルジュ」や「プライオリティパス」特典つきの優秀な法人カードを検討してみてはいかがでしょうか。
▼法人カードとして持ちたい豪華特典つきおすすめカード2選▼
→高還元&年会費に対してのスペック・特典(空港ラウンジ・コンシェルジュ)が最高です。従業員カードは4枚まで発行OK!
→金属製のカード、豊富な特典にコンシェルジュサービスもついたハイステータスな1枚。還元率も1.25%と高い!
本文の通り、法人カードの年会費は経費にできます。
ただし法人カードを法人の事業活動以外の目的で使用しすぎると経費として認められない可能性もあります。
また、法人カードは当然ながら法人口座から引き落としされるため、プライベートの支出を法人カードで決済することは、いくら法人の経費からその支出を除外したとしても会社のお金を私的に使うこととなり「どんぶり勘定」の状態を作ってしまいます。
経費性および資金管理の観点から、法人の出費は法人カードで、プライベートの出費は個人のカード、という形で明確にされることをおすすめいたします。
東京都内を中心に、「クラウド会計に強い税理士」として活動中。税務顧問だけでなく、事業所に合わせた管理会計の整備や創業融資の資金調達支援も行う。
年会費・還元率 | ||
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年会費 | 初年度 | 22,000円(税込) |
2年目以降 | 22,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.125% |
上限 | 1.125% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | AMEX |
入会特典 | |
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初年度年会費(22,000円)が無料! |
その他のキャンペーン情報 | |
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最もコスパがよく法人初年度から持ちたいプラチナカードです。コンシェルジュ付き、JALマイルが最高ランクの高還元率・空港ラウンジ使い放題のプライオリティパス等の特典も全部込みで年会費2.2万円/税込です。
年会費・還元率 | ||
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年会費 | 初年度 | 110,000円(税込) |
2年目以降 | 110,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.25% |
上限 | 1.25% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | Master |
入会特典 | |
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ラグジュアリーカードはブランドの方針で、基本的に入会キャンペーンなどは実施していません。 |
その他のキャンペーン情報 | |
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▼年会費 全額返金保証 |
インビテーションなしで持てる「ブラックカード」として名実とも確かな1枚。メール対応可能なコンシェルジュを含め特典は使い切れないほど充実。通常還元率1.25%は納税時も変わらず、年間1,000万円以上使う方であればポイントだけで十分に年会費分を回収できます。
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