法人カードが1枚のみでは、「限度額が足りない」や「国際ブランドを分散したい」といった悩みが出てくるため、2枚目や3枚目を作っておくと大変便利です。
基本的にどの法人カードも「経理一本化」や「業務効率化」などのメリットは同じですが、「社員用追加カード」や「特典」などのスペックは各カード異なります。
複数枚の法人カードを保有していると、お得に便利に法人カードを使いやすくなりますよ。
▼2枚目の法人カードとして持つならコレ▼
→高還元&年会費に対してのスペック・特典(空港ラウンジ・コンシェルジュ)が最高です。従業員カードは4枚まで発行OK!
②社員用追加カードを発行したい
→年会費無料で本カードも追加カードも発行できます!三井なのでセキュリティも万全です。
※限度額は基本的にどのカードを作っても1枚目のカードと合算で大きくなります
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法人カードを複数枚持つ・2枚目が必要になる主な理由
理由①:今持っているカードの利用可能枠(限度額)が小さくて不便
1枚目の法人カードの限度額が低いと「経費を支払えない…」という状況が出てくる可能性があります。
経費が支払えない状況だけは避けたいですよね。
2枚目を作っておくと、「1枚目:100万円」+「2枚目:100万円」=「合計:200万円」というように限度額を合計して経費支出を考えられます。
※2枚目のカードに1枚目と異なる特典がついたカードを選んでおけば、限度額を増やせるだけでなく、新たな特典も得られます。
理由②:従業員用の追加カード、ETCカードの発行が必要になった
社員用追加カードやETCカードの発行枚数上限は、法人カードによって大きく違います。
- 社員用追加カード:3枚前後が多い
- ETCカード:1枚に対して1枚のみというカードもある
社員用追加カードに上限が設けられている場合、カード会社に交渉しても上限以上に追加カードを発行できません。
ETCカードも同じであり、今以上に社員用追加カードやETCカードが必要になったときは2枚目を検討してみましょう。
理由③:国際ブランドの分散が必要(海外でJCBが使えない場合に備えて)
国内で法人カードを使う場合、国際ブランドにおける使い勝手は変わりません。
どのブランドのカードでも多くのお店で使えます。
しかし、海外では「JCB」が使えないケースが多くあります。
海外出張の可能性がある方は、2枚目、3枚目のカードに「VISA」か「Master Card」のどちらかを選んでおくと安心です。
プライオリティがあれば、全世界の空港ラウンジを利用できます。
理由④:新しい特典などに惹かれて(新しいメインカードへの乗り換え)
法人カードはポイントプログラムが付いていないカードもあり、付帯特典や空港ラウンジも各カードによってさまざま。
- ポイント還元、マイル還元など基本スペックの強化
- 保険条件の強化
- 空港ラウンジ(プライオリティ・パス)
- コンシェルジュ
- その他サービス、ダイニングなど
1枚目のカードを運用する中で「このカード使いにくいな…」と感じた場合、新しいメインカードを探すといいでしょう。
2枚目は「高還元率」や「プライオリティパス」などの特典がついたカードだとメリットを感じやすいですよ。
⑤不正利用時の対策のため
実はどれだけカードを厳重に管理していも、不正利用を完全に防ぐのは難しいです。
違法なプログラムでランダムにカード番号等を入れていく「クレジットマスター」という手法で不正利用されると、持ち主には防ぎようがありません。
もちろん、クレジットカードにはこういった不正利用に対する保険が付いており、基本的に被害額は全額補償されます!
ただ、被害にあったクレジットカードについては、番号変更等の手続きを余儀なくされ、その間被害に遭ったカードは使えなくなります。
業務に支障をきたす可能性もあるため、法人カードは2枚以上持っておくと安心です。
スムーズな経営のためにも予備の法人カードがあると安心です。
組み合わせ・2枚目を選ぶ際のチェックポイント
2枚目の法人カードを検討するにあたり、「どんな法人カードを選ぶべきか?」をしっかり考えておきたいですね。
基本的に1枚目の法人カードを見直しておき、そのカードに足りない部分を2枚目で補うという選び方がスタンダードです。
①ズバリ1枚目のカードに何が不満?
最初に1枚目の法人カードで何が不満なのかを考えてみましょう。
ここを適当にしてしまうと、1枚目と同じような法人カードを作り失敗してしまう可能性があります。
とくに不満がない場合、「魅力」や「憧れ」、「豪華な特典」などを追求してみるといいですね。
②限度額は追加でいくら必要か?
限度額は合計でいくらほど必要なのかをシミュレーションしておきましょう。
法人カードによって決済までの猶予(支払日)が異なりますが、基本的に月々の経費合計をベースに考えておけば自然と最適な限度額が見えてくるはずです。
③従業員用の追加カード、ETCカードは何枚必要か?
社員用追加カードとETCカードは、合計で何枚必要なのかを考えておきましょう。
独立したてで法人カードを作った場合など、会社の成長とともに従業員も増えて社員用追加カードやETCカードがたくさん必要になるケースがあります。
経費を支払う社員が何名いるのかを整理していくと、必要枚数は見えてくるはずです。

④国際ブランドを分散できるか?(AMEXかJCBなら、追加でVISAかMasterを選ぶ)
国際ブランドを分散したい場合、「VISA」か「Master Card」を作っておくと安心です。
海外では「VISA」or「Master Card」のみ利用可能となっているケースがあるため、1枚目がJCBやアメックスなら2枚目はVISAかMastercardを選びましょう。
⑤年会費の負担を吸収できるか?(または、気にしないか)
2枚目の法人カードの年会費は「安いほうがいいのか?」or「気にしないのか?」も決めておきたいですね。
法人カードの年会費は経費にできるため、プライベートのクレジットカードとは違ってハイスペックの高級カードを持ちやすいです。
経営が安定している/年会費を気にしないのではれば、プラチナ以上の法人カードがおすすめ<ですよ。
▼2枚目の法人カードとして持つならコレ▼
→高還元&年会費に対してのスペック・特典(空港ラウンジ・コンシェルジュ)が最高です。従業員カードは4枚まで発行OK!
②社員用追加カードを発行したい
→年会費無料で本カードも追加カードも発行できます!三井なのでセキュリティも万全です。
※限度額は基本的にどのカードを作っても1枚目のカードと合算で大きくなります

カードのメリットが活かせる組み合わせ例
法人カードの組み合わせは、「1枚目にどんな法人カードを持っているのか?」で大きく変わります。
ここでは例として、3つの組み合わせを紹介するので「どんなカードを作ると自社にあっている」と自身の状況を想定して考えてみてください。
①年会費をなるべくかけずに社員用の追加カードやETCカードを用意したい
2枚目の法人カードは「年会費を安くしたい」+「社員用追加カードやETCカードを用意したい」という場合、以下の2枚がおすすめです。
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ
- NTTファイナンスBizカード
社員用追加カードを重視するなら「三井住友カード ビジネスオーナーズ」、年会費を重視するなら「NTTファイナンスBizカード」がいいですよ。
三井住友カード ビジネスオーナーズ
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 0円(税込) |
2年目以降 | 0円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 0.50% |
上限 | 1.5% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | × | |
ショッピング保険 | × | |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
入会特典 | |
---|---|
▼新規入会キャンペーン |
その他のキャンペーン情報 | |
---|---|
個人会員向けの三井住友カードとあわせてもつと、特定の加盟店での利用で最大1.5%還元に! |
年会費無料・法人設立すぐでも申込OK、1枚目におすすめの法人カードです!
三井住友カード ビジネスオーナーズは、「一般」・「ゴールド」の2ランクあります。
いずれのランクも社員用追加カードを19枚まで発行でき、各カードに対して1枚ずつETCカードを発行できますよ。
2つのカードランクがあるので目的にあわせて柔軟に選びやすいです。

NTTファイナンスBizカード
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 0円(税込) |
2年目以降 | 0円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.0% |
上限 | 1.0% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | VISA |
入会特典 | |
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- |
その他のキャンペーン情報 | |
---|---|
- |
年会費無料・追加カードやETCカードも無料で発行できて、還元率常時1.0%、保険もそこそこにいい個人事業主・フリーランスにおすすめのビジネスカードです。Amazonギフト・キャッシュバックの還元率が1.0%相当なので、マイルを貯めずにAmazonや請求額充当したい方に特にオススメです。
「NTTファイナンスBizカード」は法人カードの中では珍しい年会費無料カードです。
年会費無料ですがスペックは優秀で、ポイント還元率1.0%と非常に使いやすいスペックに仕上がっています。
コストをかけずに法人カードを持ちたい方におすすめです。

②年会費や特典などコストパフォーマンスを重視したい
年会費や特典のコスパがいい法人カードが欲しいなら、「セゾンプラチナビジネスアメックス」がおすすめ。
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 22,000円(税込) |
2年目以降 | 22,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.125% |
上限 | 1.125% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | AMEX |
入会特典 | |
---|---|
初年度年会費(22,000円)が無料!(2023年3月31日(金)まで) |
その他のキャンペーン情報 | |
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- |
最もコスパがよく法人初年度から持ちたいプラチナカードです。コンシェルジュ付き、JALマイルが最高ランクの高還元率・空港ラウンジ使い放題のプライオリティパス等の特典も全部込みで年会費2.2万円/税込です(利用額により最大半額に割引)。
法人カードはポイント還元率が低いカードが多いですが、とくにポイントを使う際にマイル移行のレートが極端に低いカードもたくさんあります。
セゾンプラチナビジネスアメックスはマイル還元率が高く、さらにプライオリティパスも付いています。
1枚目でVISAやMaster Cardの法人カードを持っているなら、スペックの異なるカードとしていい候補になりますよ。

③ユニークな特典を最大限楽しみたい
ユニークな特典を楽しみたいなら、「ラグジュアリーカード」がおすすめ。
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 110,000円(税込) |
2年目以降 | 110,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.25% |
上限 | 1.25% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | Master |
入会特典 | |
---|---|
ラグジュアリーカードはブランドの方針で、入会キャンペーンなどは実施していません。 |
その他のキャンペーン情報 | |
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ご満足いただけなければ、初年度の年会費を「全額返金保証」 |
インビテーションなしで持てる「ブラックカード」として名実とも確かな1枚。メール対応可能なコンシェルジュを含め特典は使い切れないほど充実。通常還元率1.25%は納税時も変わらず、年間1,000万円以上使う方であればポイントだけで十分に年会費分を回収できます。
ラグジュアリーカードは「チタン」・「ブラック」・「ゴールド」の3ランクありますが、特典が充実しているのは「ブラック」と「ゴールド」です。
この2種は上記のような特典をフル活用できるので、他の法人カードとは異なる特典を満喫できますよ。

まとめ:法人カードは2~3枚あるとより便利
2枚目や3枚目の法人カードを検討するときは、1枚目と同じようなカードを選ばないように注意しましょう。
- なぜ2枚目が必要なのか理由、不満を明確にしよう
- 組み合わせのアイデア、選択肢を持っておこう
- 年会費など固定費増を吸収できる範囲内なら、カードは気軽に増やしていい
いろんな法人カードがあるので、さまざまなアイデアや目的からじっくり比較検討してみてくださいね。
▼2枚目の法人カードとして持つならコレ▼
→高還元&年会費に対してのスペック・特典(空港ラウンジ・コンシェルジュ)が最高です。従業員カードは4枚まで発行OK!
②社員用追加カードを発行したい
→年会費無料で本カードも追加カードも発行できます!三井なのでセキュリティも万全です。
※限度額は基本的にどのカードを作っても1枚目のカードと合算で大きくなります
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