アウトソーシングのススメ
この記事では、「アウトソーシング(=外注)」についての解説やおすすめサービスを紹介していきます。
初めてアウトソーシングについて検討する方は、まず下記の3つをおさえておきましょう。
- クラウドソーシング(クラウドワーカー)
- オンラインアシスタント
- 法人クレジットカードのコンシェルジュサービス
極端な例ですが「ロケット開発」のように超専門的な業務でない限りは、大抵の業務はアウトソーシングでカバーできます。
最初にアウトソーシングの概要をさらっとおさらいしておきましょう。
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アウトソーシングする理由
新しいビジネスをはじめる際は、「雇用」ではなく「アウトソーシング」を活用する方が低コストで業務効率化を実現しやすいケースがあります。
一般的にアウトソーシングは短期プロジェクトなどでの「リソース不足」を理由に検討する企業が多いですが、創業初期に導入するのもおすすめです。
※アウトソーシングはとくに明確な定義があるわけではなく、外部に発注すること全般の総称です。
理由①:リソースや時間が足りない
自社で専門的な知識をもった人を集めるには、時間もお金もかかります。
- 人が足りない
- 数名体制の会社では採用が間に合わない
- 人材雇用で固定費増を避けたい
- 教育に時間やリソースを割かずスピード感を持って仕事をはじめたい
その点、アウトソーシングは業務や作業を外部に発注するため、今すぐ新規プロジェクトをスタートさせることも可能です。
とくにプロジェクトごとに区切りをつけるようなビジネスの場合は、アウトソーシングを検討しやすいです。
理由②:詳しい人がいない(特に専門性が高い分野)
専門的なスキルや知識が必要な場合もアウトソーシングを利用する1つの理由です。
- 社内にWeb担当者がいない
- 弁護士に法務を依頼
- 税理士に経理業務を依頼、など
上記のような依頼もアウトソーシングだと言えますが、専門資格が必要ない業務でも世間には各分野にプロフェッショナルが存在します。
そうしたスキルの高い人材を雇用することなく利用できるのがアウトソーシングの魅力です。
アウトソーシングすべきでないケース
アウトソーシングすべきでないケースは、自社で完結できる業務や自社で完結すべき業務です。
アウトソーシングすることで、時間は浮きますがその分コストはかかります。
コストに見合うメリットがあるのかを事前に検討しておきましょう。
ケース①:会社の存続に関わるような致命的な領域の仕事
会社の存続に関わるような重要領域の仕事は自社完結させましょう。
- アウトソーシングは品質をコントロールし難い
- 委託先企業のチーム体制変更などで一気に品質が悪化してしまうケースがある
実際にアウトソーシングを利用するときは、依頼先を決めるのに悩むと思います。
同じようなビジネスサービスでも、依頼先によって料金が違えば品質も異なるからです。
ここはしっかり時間を割いて、納得できる依頼先を見つけることが大切です。
ケース②:技術や研究開発に関わる機密性の高い情報を扱う仕事
アウトソーシングは業務的に社内情報を発注先と共有しなければならないケースがよくあります。
- 委託先企業が競合企業に情報を漏らす可能性がある
- 完全に利害が一致している訳では無い
共有サービスを勝手に使われたり社内情報を外部に漏らされるといったトラブルは考えにくいですが、機密情報の取り扱いには注意が必要です。
委託先をきちんと選定するとともに、情報共有は仕事に必要なだけの最低限に留めておきましょう。
受注側にとっても、あれこれ重要情報を与えられても管理を含めて責任を取れないことから困るケースが多いです。
外注のお試しに:「クラウドソーシング」でクラウドワーカーに仕事を依頼してみる
クラウドソーシングとは、クラウド(ネット)を通してさまざまな人へ仕事を依頼することです。
クラウドソーシングで稼ぐ人のことを「クラウドワーカー」といいます。
※クラウドワーカーと似たような言葉に「フリーランス」がありますが、これはフリーターや個人事業主など法人以外に該当する方の総称です。
何ができる?
クラウドワーカーでは何を依頼できるのかは、クラウドワーカーのスキル次第です。
- データ入力
- ロゴ制作
- バナー制作
- 写真加工
- デザイン
- 動画編集
- Webデザイン/コーディング
- コンサルティング
- Webエンジニアリング
- 開発
- ライティング、など
主に上記のような仕事がメジャーですが、これといって範囲が決まっているわけではありません。
クラウドワーカーへ依頼するときは「クラウドワークス」や「ランサーズ」などの仲介業者を利用するのが基本です。
※どんな仕事も依頼できるわけではなく、各業者によって依頼できない仕事もあります。
万が一のトラブル発生時には、仲介業者が間に入ってくれるため業者選びは重要です。
メリット
クラウドワーカーは早期人材確保と低コストを実現できるのが大きなメリットです。
- 雇用契約書など不要で気軽に短期間の仕事を頼むことができる
- 単価が安いことが多い
基本的に仲介業者を利用してクラウドワーカーと仕事をするため、業務委託等の契約書は不要です。
「仲介業者に登録」→「クラウドワーカーを検索」→「メールで連絡」→「条件交渉」この4ステップで仕事をスタートできます。
料金に関しては何を基準に判断するのかにもよりますが、雇用やオンラインアシスタント等のビジネスサービスなどに比べると安いケースが多いです。
安く依頼しようと思えばいくらでも安くできますが、最低でも時給計算ベースで最低賃金を割らないように設定しておくと品質も担保しやすいです。
デメリット
クラウドワーカーの最大のデメリットは、希望条件にマッチする人材を見つけるのが大変なことです。
- 求人募集のような形で案件を募集しないといけない
- 委託したら必ず始められる訳では無い
- クラウドワーカーは玉石混交。質が低いこともある
- ディレクション(指示ややり取り)の工数が掛かる
- 仲介業者のシステム手数料が高い
人材自体は仲介業者のもとでリサーチすれば山ほど見つかります。
しかし、クラウドワーカーのプロフィールで実績等を見たところで、実際に仕事をしてみなければ分からないの難しいところでしょう。
とくに最初の条件交渉は重要なので、仕事内容の説明も含めてコミュニケーションに時間を割くほうがいいでしょう。
また、仲介業者を利用する場合、「クラウドワーカーへ支払う報酬」+「仲介業者のシステム手数料」が発生するため、事前にシステム手数料が必要です。
はじめて依頼するときは慎重スタンスで何かと時間がかかるケースが多いですが、慣れるとメリットを活かすのが上手くなります。
※「相性の良いワーカーさん」を見つけるのにはコツが必要で、少し時間がかかるため最初は同じ業務を複数の方に依頼してみるなど工夫してみるといいでしょう。
「クラウドソーシング」おすすめサービス
クラウドワーカーのおすすめサービスは、国内では以下の2社が圧倒的に知名度があり、多くの登録者さんを抱えています。
どちらも業界屈指の大手ですが、クラウドワークスはルール徹底に関してランサーズに劣っている印象です。
システムや対応業務などは、どちらも大差はありません。
ランサーズの方がサービスのスタートが早かったこともあり、相場・お仕事の質ともに高いイメージがあります。
クラウドワークス
クラウドワークスは対応ジャンルが非常に多いので、それに応じてクラウドワーカーの在籍数も多いです。
- 20万円越えの部分:
報酬額の5% - 10万円超20万円以下の部分:
報酬額の10% - 10万円以下の部分:
報酬額の20% - タスク形式の場合:
報酬額の20%
システム手数料は上記のようになっており、クラウドワーカーへ支払う報酬が高額になるほど安くなります
タスク形式はクラウドワークスのサイト内で作業を完結して納品できるシステムのことで、クラウドワーカーと細かく打ち合わせや商談をしなくても簡単に依頼できる仕組みです。
ランサーズ
ランサーズもクラウドワークスとシステム手数料は同額です。
- 20万円越えの部分:報酬額の5%
- 10万円超20万円以下の部分:報酬額の10%
- 10万円以下の部分:報酬額の20%
対応業務に関してもクラウドワークスと差がないため、どちらにするのかは好みの世界といった感じです。
ちょっとした依頼も逃したくないというクラウドワーカーは両社に登録している方が多いため、クラウドワーカーの見つけやすさもそこまで変わらないと思います。
オンラインアシスタントを使ってみる
オンラインアシスタントとは、スケジュール調整やリサーチなどさまざまな業務を代行してくれるサービスです。
作業内容は簡単でも資料作成のように時間がかかる業務は結構多いですよね。
そうした業務をオンラインアシスタントに代行してもらうことで、他の業務に手を回しやすくなります。
何ができる?
オンラインアシスタントは、主に以下のような業務に対応している業者が多いです。
- 秘書
- 人事
- 経理
- Webサイト運用
- 営業サポート
対応してくれる業務については業者によって異なります。
業務によってはクラウドソーシングを利用するほうがコストが安いですが、質についてはオンラインアシスタントのほうが安定しているケースが多いでしょう。
メリット
基本的にオンラインアシスタントは各業務のプロを用意しているので、安心して任せやすいのがメリットです。
- 特に創業期などで採用が間に合っていないタイミングでコア業務に集中できる
- 採用して固定費を増やすリスクを取ること無く外注することができる
- クラウドソーシングと違ってチーム体制やアサインメンバーの調整などはオンラインアシスタント会社側でやってくれる
- クラウドソーシングよりも仲介にオンラインアシスタント会社が入っている分、質は担保されている
クラウドソーシングはフリーランスの個人へ直接依頼するケースが多いですが、オンラインアシスタントは法人同士という点に安心を感じやすいでしょう。
とくに社内情報を共有しなければならない場合は高い信頼性が問われるため、フリーランス個人へ依頼するケースに比べてオンラインアシスタントのほうが選びやすいです。
デメリット
一方、デメリットはクラウドソーシングに比べて料金が高いことです。
- 仕事の単価は、クラウドソーシングと比べて高め
料金に関しても対応業務と同様に業者によってさまざまですが、社員1人あたりの月給とほとんど変わらないこともあります。
とくに実働時間を時給で計算すると高いと感じるケースが多いです。
クラウドソーシングと同じで「短期的に人材を増やしたい」・「各業務の専門家がいない」といった場合に利用する企業が多いでしょうか。
各業務に関して、どこまでの範囲(作業)をしてくれるのかは事前情報で把握しづらいため、電話などで事前に業務範囲を詳しく決めておきましょう。
資料作成やデータ入力など時間がかかる単純作業については、クラウドワーカーの方が安い傾向にあります。
おすすめサービス
オンラインアシスタントは、以下の2社をピックアップして紹介しておきます。
CASTER BIZ
CASTER BIZは人事や経理など豊富な業務に対応してくれます。
- 6ヶ月プラン:132,000/月(税込)
- 12ヶ月プラン:118,800円/月(税込)
- カスタムプラン:要相談
料金は上記のようになっており「実働時間・30時間/月」・「稼働時間・平日9:00時~17:00時」は各プラン共通です。
これに加えて土日対応等のオプション料金が別途かかります。
カスタムプランの料金は相談次第となっています。
HELP YOU
HELP YOUも経理や総務など豊富な業務に対応してくれます。
- 30時間以上:110,000円/月(税込)
こちらは上記のように時間で料金が決まっています。
オプションの「導入コンシェルジュ」ではHELP YOUの活用方法をレクチャーしてくれます。
アウトソーシングとしてHELP YOUをどう活用すべきかわからない企業におすすめです(内容的には料金が少々高い気もします)。
法人クレジットカードのコンシェルジュサービスを活用してみる
法人クレジットカードは「コンシェルジュサービス」というアシスタントサービスが付いているカードがあります。
これを活用すると、レストランやホテルを探して予約したい時、コンシェルジュに電話をかけるだけですべてを手配してくれるので非常に便利です。
しかも、コンシェルジュサービスは無料で利用できるので、コンシェルジュサービスでカバーできる内容をクラウドワーカーやオンラインアシスタントへ依頼するのは損です。
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→金属製のカード、豊富な特典にコンシェルジュサービスもついたハイステータスな1枚。還元率も1.25%と高還元!
何ができる?
法人クレジットカードのコンシェルジュサービスは、主に以下のような依頼ができます。
- 会食のレストラン選び
- 予約
- ホテルや航空券の手配
- 商談スペースや会議室の予約
- 誕生日や開店祝いなどの贈り物の手配
使い方はコンシェルジュに電話をかけて希望を伝えるだけです。
ラグジュアリーカード法人のように一部のカードはメールからでも依頼可能ですが、電話依頼が基本という認識でOKです。
メリット
自分でレストランやホテルを手配する手間を省略できるのがメリットです。
- 実はかなり色々なことが相談ができる
- スムーズな支払手段、キャッシュフロー改善など従来の法人クレジットカードのメリットも受け取れる
- クレジットカードの付帯サービスなので料金が実質そんなにかからない(年会費数万~数十万円)
コンシェルジュサービスは法人クレジットカードに付帯しているさまざまな特典の一部です。
カードにはさまざまな特典が付帯していますが、旅行保険や優待特典などその他のサービスと比べると自由度が高くメリットが大きいです。
プラチナカードは一般カードやゴールドカードに比べて特典ボリュームが多く、付帯特典をフル活用すると経費削減効果はとても大きいです。
デメリット
コンシェルジュサービスは無料なのでとくにデメリットはありません。
コンシェルジュサービスの利用には、プラチナカードが必須なため、人によってはカード年会費がデメリットに感じる可能性があります。
- プラチナレベルの法人カードなので年会費は他のカードと比べて多少高い
プラチナカードは一般カードやゴールドカードに比べて年会費が少々高いです。
しかし、法人カードはカードランクに関係なく年会費を全額経費にできるため、実は非常にお得に利用できます。
とくに利益が上がっている状況で経費を増やしたい企業にとっては最適です。
年会費22,000円なら月々1,833円、年会費55,000円なら月々4,583円程度です。
※価格はすべて税込
おすすめサービス
コンシェルジュサービスが付帯している法人クレジットカードは、以下の2枚がおすすめです。
- セゾンプラチナ法人カード
- ラグジュアリーカード法人ブラック
どちらもコンシェルジュサービスの内容は同じですが、ポイントプログラムに大きな違いがあります。
セゾンプラチナ法人カード
セゾンプラチナ法人カードにはコンシェルジュサービスが付帯されています。
ホテルやレストランの予約はもちろん、飛行機のチケットも手配してくれますよ。
セゾンプラチナ法人カードはJALマイル還元率が最低1.125%と高いため、JALマイルを貯めたい方におすすめです。
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 22,000円(税込) |
2年目以降 | 22,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.125% |
上限 | 1.125% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | AMEX |
入会特典 | |
---|---|
初年度年会費(22,000円)が無料! |
その他のキャンペーン情報 | |
---|---|
- |
最もコスパがよく法人初年度から持ちたいプラチナカードです。コンシェルジュ付き、JALマイルが最高ランクの高還元率・空港ラウンジ使い放題のプライオリティパス等の特典も全部込みで年会費2.2万円/税込です。
ラグジュアリーカード法人ブラック
広告:ラグジュアリーカード
ラグジュアリーカード法人ブラックにもコンシェルジュサービスが付帯しています。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスはメール依頼ができるため、依頼頻度が高い方はこちらのほうが便利です。
Amazonギフト券などさまざまな商品に交換できるポイントが搭載されています。
「チタン1.0%」・「ブラック1.25%」・「ゴールド1.5%」と各カードランクともに高還元率です。
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 110,000円(税込) |
2年目以降 | 110,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.25% |
上限 | 1.25% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | Master |
入会特典 | |
---|---|
ラグジュアリーカードはブランドの方針で、基本的に入会キャンペーンなどは実施していません。 |
その他のキャンペーン情報 | |
---|---|
▼年会費 全額返金保証 |
インビテーションなしで持てる「ブラックカード」として名実とも確かな1枚。メール対応可能なコンシェルジュを含め特典は使い切れないほど充実。通常還元率1.25%は納税時も変わらず、年間1,000万円以上使う方であればポイントだけで十分に年会費分を回収できます。
まとめ
新しいビジネスをスタートするときなど、自社だけで対応できないときはアウトソーシングを活用してみましょう。
- スピーディーに人材確保できる
- 各専門分野に強い人材を揃えやすい
- 人材雇用に比べてコストを削減しやすい
今は本当に多くのアウトソーシングがあるので、利用したいサービスを絞りながら比較検討してみてくださいね。
▼法人クレカのコンシェルジュにお願いするのもアリ▼
→マイル還元率1.125%と高還元&年会費に対してのスペック・特典が最高です。最強コスパのプラチナカード!
→金属製のカード、豊富な特典にコンシェルジュサービスもついたハイステータスな1枚。還元率も1.25%と高還元!
画像の出典
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