【重要】法人カードの年会費は全額経費として処理できます!!
上記の重要ポイントの通り、法人カードの年会費は全額が経費扱いされるため、必ずしも「年会費無料」に強くこだわる必要はありません。
ある程度の利益が出ている会社であれば、節税対策の一環として年会費が高い法人カード(=豪華な特典がついている)を持つケースもあります。
まずは個人カードと法人カードでは年会費に対する考え方が変わる点をご紹介しておきます。
ですが、そうは言っても「赤字経営」や「設立直後」などの理由で年会費無料カードが必要な方もいらっしゃるかと思います。
ここから先では、年会費無料・条件付き年会費無料の法人カードについて解説していきます。
年会費有料でもOKな方向け:コスパ最強法人カード
年会費が経費になるなら有料カードでもOKという方は下記の2枚がおすすめです(無料カードについては次の章で紹介します)。
年会費が完全無料のおすすめ法人カード
法人カードで年会費が完全無料のカードは非常に少ないです。
種類は少ないですが、厳選したおすすめカードを紹介します。
一部は利用額に対するポイント還元機能がないものもありますので、選定時は十分にご注意ください。
1.三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)
三井住友カード ビジネスオーナーズは、法人カードでは珍しい年会費無料カードです。
三井住友カードが発行しているため安心感があり、ポイント還元も率も0.5%あります。
迷ったら「三井住友カード ビジネスオーナーズ」を選びましょう!
公式サイト・今すぐ申込み 広告:三井住友カード2.セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、申し込み対象者として個人事業主・フリーランスを含んでいるため、個人事業主でも発行できるカードです。
フリーランスに嬉しいビジネス優待が多く、ポイント還元もしっかりあるにもかかわらず、年会費無料で発行できるコスパ抜群なカードです。
デメリットとしては、年会費を削減する代わりに、空港ラウンジ特典や旅行保険特典のような+αの特典は付帯していない点です(年会費が安いので仕方ないですよね)。
公式サイト・今すぐ申込み3.ライフカードビジネスライト
広告:ライフカード
年会費無料カードを探している場合、ライフカードビジネスライトも候補になります。
こちらのカードは、法人・個人問わずどちらもネット申し込みができるため、スムーズに発行手続きを済ませられます。
>>ライフカードビジネスライトの申し込みはこちら(公式サイトへ)
初年度年会費無料のおすすめ法人カード
年会費無料カード以外に、条件によっては年会費が無料になるカードがあります。
主な条件は「条件クリアで年会費無料」と「初年度のみ年会費無料」の2種類です。
初年度のみ年会費無料
初年度のみ年会費が無料でお得な法人カードとして「アメックス・ビジネス・ゴールド・カード」を紹介します。
クレジットカードは1年で自動更新されるため、それ以前に解約すれば年会費はかかりません。
10ヶ月目ほどを目安に解約しておけば、完全無料でお試しできます(もちろん気に入れば継続利用してOKです)。
アメックス・ビジネス・ゴールド・カード
アメックス・ビジネス・ゴールド・カードは、ゴールドカードでありながら初年度無料でお試し利用ができます!
カードのスペックは、充実した海外保険や空港ラウンジが使用できるなど、さすがゴールドカードといった仕上がりです。
一般的には「ゴールド=ステータスカード」という認識が強く、審査ハードルが高い認識の方も多いですが、実は個人事業主やフリーランスでも発行可能です。
1年間も無料でゴールドカードの特典を体験できます。
公式サイト・今すぐ申込み法人カードは年会費無料でなくてもいい←年会費は全額経費に
冒頭で紹介した通り、「法人カードの年会費は全額が経費」になります。
そのため、個人用カードと異なり、そこまで年会費無料にこだわる必要がありません。
節税の観点から、年間所得を下げたい場合は、逆に高額な年会費の法人カードを持つ方が都合がいいです。
また、年会費は1ヶ月単位で考えると非常に安く感じます。
たとえば、年会費年会費3,000円なら月々250円、年会費10,000円なら月々833円です。
カードの利用頻度が高いなら、充実した付帯サービスを加味してもコスパはいいですよ。
創業1年目で年会費10万円のラグジュアリーカード(BLACK CARD)を持っている方にお会いしたことがあります。
初月から黒字が見込めたため、生産性を最大化するために特典・特にコンシェルジュやプライオリティパスの特典を重視してこのカードを選んだそう。
「月額1万円未満で簡易的な秘書が雇えるなら迷わずこのカードでしょ。」と仰っていました。なるほど!
公式サイト・今すぐ申込み 広告:ラグジュアリーカード
【コラム①】1枚目の法人カードに年会費永年無料はおすすめできない
1枚目の法人カードを検討しているなら、年会費無料カードはおすすめできません。
2枚目以降の法人カードは年会費無料無料がいいケースもありますが(次のコラム②で解説します)、1枚目は年会費有料カードから選ぶ方がいいでしょう。
理由1.年会費永年無料の法人カードはほとんどない
個人用カードと異なり、法人カードで年会費無料カードはほとんどありません。
種類が少なく、何十枚の中から自社にあったカードを見つけるといった比較検討ができない状況にあります。
法人カードは以下のような項目を軸にそれぞれのカードを比較するのが一般的です。
- ポイント還元率
- 限度額の高さ
- 接待に適しているか(コンシェルジュ、レストラン予約、送迎サービス)
- 海外出張に適しているか(空港ラウンジ、各種保険)
- 社員にもたせやすいか(追加カード発行)
年会費無料カードに絞ってしまうと、数が少なく自社に合うカードを見つけにくくなります。
理由2.ポイント還元がないカード、還元率が極端に低いカードがある
年会費無料カードには、ポイント還元がないカードや還元率が極端に低いカード(平均的な還元率0.5%を下回る)が多くあります。
これも個人用カードと大きく異なる点です。
法人カードは、「年会費無料」+「高還元率」カードが多くある個人用カードとは全く状況が異なります。
【コラム②】年会費無料カードは2枚目以降のサブカードとしての利用がおすすめ!
年会費無料法人カードは、ポイント還元だけでなく各種特典(空港ラウンジや保険など)もあまり充実していません。
よって1枚目の法人カードには不適ですが、特典などを必要としない2枚目以降のサブカードとしてはおすすめです!
「とりあえず社員にキャッシュレス用の法人カードを持たせたい」といったシンプルな希望は年会費無料カードで実現できます。
年会費無料カードを使えば、コストをかけずに社内のキャッシュレス化を促進できます。
社長用の特典(空港ラウンジやコンシェルジュ)は年会費有料カードを使えばいいでしょう。
以下の記事では、法人カードを2枚作る場合のおすすめの組み合わせを紹介しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
→ETCカードのみでOKなら業界最速スピードで発行できるこちら(公式サイト)も参考にしてください。
※上記はETCカードのみの発行です。
クレジットカードもセットで発行されたい方はこのまま記事を読み進めてください。
こんな使い方も!限度額の底上げ
メインカードの限度額ではすべての経費をカード決済できない場合、2枚目のカードを作ってトータルの限度額を底上げするという手があります。
この場合、2枚目に求めるのは「限度額」だけなので、年会費無料の法人カードでも選びやすいですね。
【コラム③】法人カードで許容できる年会費は?
当サイトで、フリーランス・法人経営者の方にアンケート調査を行ったところ、以下のような結果が出ました。
年会費に関する問では、「年会費が有料でも問題ない」と答えた割合が75.9%と「絶対に年会費無料がいい(24.1%)」より圧倒的に多かったです。
その内の38.6%は年会費が1万円を超えても問題ないと回答しました。
法人カードはその特性上、年会費の安さには強くこだわらない人が多いようですね。
まとめ:あまり年会費無料にこだわりすぎずに検討しよう
1枚目の法人カードは「高還元率」や「付帯保険」などスペックが充実したカードがおすすめです。
- 年会費永年無料の法人カードは数が少ない
- 年会費永年無料の法人カードはポイントプログラムがないカードがある
- 年会費永年無料の法人カードは還元率が低いカードが多い
- メインカードはスペックの充実した年会費有料カードがおすすめ
- 2枚目は利用頻度が低いことから年会費永年無料のカードでも選びやすい
年会費永年無料の法人カードは還元率等のスペックが乏しいため、2枚目以降にピンポイントな目的で作るのがおすすめです。
▼作りやすく失敗しない法人カード▼
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