法人カードを活用しマイルを貯めることで、出張費を削減できるためマイル向け法人カードは大変おすすめです。
法人カードでマイルを貯めるときに重要なのが「クレジットカード選び」です。
【注意】JAL/ANAマイルを貯めるから、JAL/ANAの公式法人カードを持とう←これはダメ!
安直にマイルを貯めたいエアラインの公式法人カードを持つより、実はより効率的にマイルを貯められる法人カードがあります。
この記事では、「法人カードを使って効率的にマイルを貯める方法」と「なぜJAL/ANAの公式法人カードではダメなのか」について解説していきます。
マイルを貯めたい人におすすめしたい法人カード

JALとANAそれぞれでおすすめの法人カードを紹介します。
最後にJALとANAを選べない方向けのカードも紹介するので、エアラインを決めきれない場合には参考にしてください。
▼法人でマイルを貯めるならこのカード▼
→マイル還元率1.125%と高還元&年会費に対してのスペック・特典が最高です。ハイコスパのプラチナカード!
→ステータス性が高くANAマイル1.0%還元(メンバーシップ・リワード加入時)のお得な1枚です!
→年会費3,300円(税込)で国内の主要空港のラウンジが使える+ANA/JAL両方のマイルを貯められる便利な1枚です!
1.JAL派:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

JAL派におすすめな法人カードは「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードス:マイル還元率1.125%」です。
JALマイルだけではなく永久不滅ポイントも貯められ、利用法のポイントを合算すると還元率は法人カードの中でもトップクラスになります。
JALマイルを効率的に貯められるだけでなく、年会費33,000円(税込)でコンシェルジュサービスまでついてくるコスパの良さも魅力です!
ミシュランお墨付きの世界ホテルガイドが提供する「Tablet Plus(タブレット・プラス)」を無料で利用でき、滞在先のホテルでも快適に過ごせます。
ただし、決済金額、マイル利用時の1マイルの価値を考慮すると引き続きお得にマイルを貯められる方が多いはずです。
▼SAISON MILE CLUBに関する注意事項
※公共料金は2,000円/10マイル換算、ボーナスポイントは対象外。
※「電子マネーチャージ」を利用した際の永久不滅ポイント/SAISON MILE CLUBの付与は2025年11月11日利用分から対象外。
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2.ANA派:アメックスビジネスゴールド

ANA派におすすめな法人カードは「アメックスビジネスカード:マイル還元率1.0%」です。
アメックスビジネスカードには「一般」・「ゴールド」・「プラチナ」の3種あり、もっともおすすめなのがバランスの取れたゴールドです。
ANAマイル還元率は1.0%(メンバーシップリワード利用時)と高く、充実した海外旅行保険もついています。
※それ以上マイルが貯まる場合は、ブリティッシュエアウェイズのマイルに交換しJALマイルとして利用する方法をおすすめします。
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3.JAL/ANAを決めきれない&年会費を抑えたい:オリコEX Gold for Biz
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」も「アメックスビジネスカード」も年会費がやや高めです。
もう少し年会費ハードルが低い法人カードが欲しいなら「オリコEX Gold for Biz」を検討してみてはいかがでしょうか。

年会費は初年度無料、2年目以降は3,300円(税込)と格安です。
EX Gold for Bizには「暮らスマイルポイント」が搭載されており、JAL/ANA両方のマイルに交換できます。
マイルには「暮らスマイルポイント」を「オリコポイント」に交換してから、「ANA or JAlマイル」に交換してきます。
ANA、JALともに「暮らスマイルポイント(200P)」→「オリコポイント(1,000P)」→「ANA(600マイル)」「JAL(500マイル)」に交換できます。
年会費を抑えつつ、JALとANAの両マイルに交換できるポイントを貯めたい方にはおすすめの選択肢です。
公式サイト・今すぐ申込み※【重要】リンク遷移後は「個人事業主さま:EX Gold for Biz S」、「法人代表者さま:EX Gold for Biz M」をお選びください。広告:オリコカード
4.JAL/ANAを決めきれない:ダイナースグローバルマイレージ

ダイナースでは「ダイナースグローバルマイレージプログラム(有料6,600円)」を展開しています。
このプログラムに加入することで、下記6社のマイルにポイントを交換できます。
| 日本航空(JAL) | 全日本空輸(ANA) | デルタ航空 | ユナイテッド航空 | 大韓航空 | キャセイパシフィック航空 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 移行レート | 2,500ポイント= 1,000マイル | 1,000ポイント= 1,000マイル | 2,000ポイント= 1,000マイル | 2,000ポイント= 1,000マイル | 2,000ポイント= 1,000マイル | 2,500ポイント= 1,000マイル |
| 移行上限数 | なし | 40,000マイル | 140,000マイル | 120,000マイル | 120,000マイル | なし |
「JAL/ANAのどちらを貯めるか決められない」、「行先に応じて航空会社を変えたい」そんな方にはダイナースが非常におすすめです。
とくに「デルタ航空」、「ユナイテッド航空」、「大韓航空」は移行レートの割合も良く、年間の移行上限数も大きいため使い勝手が良いでしょう。
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5.【個人利用】JAL/ANAを決めきれない:マリオットボンヴォイアメックス(旧SPGアメックス)

マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムカードは個人カード(法人カードなし、事業用決済でのポイント還元なし)として利用することになりますが、特典は非常に魅力的です。
マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムカードなら、貯まったポイントを40社以上のマイルに交換できます!
旅行ごとに利用する航空会社を変えている人にとくにおすすめです。
すでにマイルを貯める航空会社と決めている人でも、マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムカードはANAとJALマイルにも交換できるため安心です。
貯めたマイルはほとんどの航空会社で「3ポイント=1マイル(還元率1.0%)」に交換できます。
さらに60,000ポイントをまとめて交換すると、「15,000ボーナスマイル(還元率1.25%)」がついてきます。
ほかのクレジットカードと比べて、マイル還元率が最低でも1.0%と高還元率なのもメリットです。
※2025年3月調査時点
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大量のポイントをマイルに換えたいとき:移行上限なしの法人カード

法人カードでマイルを貯めるときの壁が「マイル移行上限数」です。
カードによっては、1年間でマイルに移行できるポイント上限数が決まっているケースがあります。
個人カードでも移行上限数の壁はありますが、決済額の大きい法人カードの方がよりこの問題に悩まされやすいです。
「広告費や納税等でポイントをたくさん貯めてもマイルに交換しきれない」といった事態にならないよう、移行上限数もよくご確認ください。
本章では、ポイントを大量にマイルに交換したい方に向けて、マイル移行上限数のない法人カードを紹介していきます。
移行上限はカードごとに「一律〇〇マイルまで」と決まっているわけではなく、同じカードでも提携航空会社ごとにさまざまです。
JAL or ANAどちらのマイルを貯めたいか先に決めておくとカードを選びやすいです。
公式サイト・今すぐ申込み 広告:ダイナースクラブカード主要な法人カードのマイル移行上限数
「JAL派・ANA派に向けて紹介したカード2種」と「マイルを上限なく貯めたい方におすすめなラグジュアリーカード」を比較してみました。
| 法人決済用ラグジュアリーカード ゴールド | 法人決済用ラグジュアリーカード ブラック | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード | オリコEX Gold for Biz | |
|---|---|---|---|---|---|
| 券面 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 年会費 | 220,000円(税込) | 110,000円(税込) | 33,000円(税込) ※「SAISON MILE CLUB」の年会費が5,500円(税込)が必要 | 49,500円(税込) | 3,300円(税込) ※初年度無料 |
| ANA | 上限なし | 上限なし | 上限なし | 40,000マイル | 上限なし |
| JAL | 上限なし | 上限なし | 150,000マイル | 上限なし | 上限なし |
| ユナイテッド航空 | 上限なし | 上限なし | - | - | - |
| ハワイアン航空 | 上限なし | 上限なし | - | - | - |
| デルタ航空 | - | - | - | 上限なし | - |
| エミレーツ航空 | - | - | - | 上限なし | - |
| 特長 | ・ANA、JALマイルを高還元率0.9%で上限なく移行できる | ・ANA、JALマイルを還元率0.75%で上限なく移行できる | ・JALマイルへの還元率が高い(1.125%) | ・ANAマイルへの還元率が高い(1.0% ※メンバーシップ・リワード加入時) ・提携航空会社が多い(14社) | ・格安な年会費でANA、JALマイルの両方に交換できるゴールドカードをもてる |
▼SAISON MILE CLUBに関する注意事項
※公共料金は2,000円/10マイル換算、ボーナスポイントは対象外。
※「電子マネーチャージ」を利用した際の永久不滅ポイント/SAISON MILE CLUBの付与は2025年11月11日利用分から対象外。
・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:ANAマイル上限なし
→ANAマイルの還元率が低いので不向き
・アメックスビジネスゴールド:JALマイル上限なし
→JALマイルの還元率が低いので不向き
・ラグジュアリーカード:ANA、JALマイル上限なし
→高めの還元率(0.75~0.9%)を維持したままANA、JALマイルを上限なく移行できる!
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードはJALに、アメックスビジネスゴールドはANAに強いカードです。
そのため、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードならANAのマイル移行数が上限なしでも、実質的には意味がありません(還元率を考えると損だから)。
その点、ラグジュアリーカードなら、高めの還元率(0.75~0.9%)を維持したままANAマイルを上限なく移行できるメリットがあります!
ANA、JALマイルを年間40,000マイル以上交換したい方は、最初からラグジュアリーカードを選ぶといいでしょう。
ANAで40,000マイルというと、レギュラーシーズンなら日本→ハワイ(片道)分くらいのマイルです。
海外航空券に交換したい方は、最初から移行上限なしのカードを作っておくといいでしょう。
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ラグジュアリーカードならANA、JALマイルを高い還元率で移行上限なしで貯められる

ラグジュアリーカードブラックなら、ANA、JALマイルを高めの還元率(0.75%)で移行上限なく貯められます!
年会費はやや高いもののその分、金属製のカード本体や質の高いコンシェルジュサービスなどほかのカードにないステータス性を兼ね備えています。
マイルを上限なく貯めつつ、高いステータス性を確保したい方におすすめです。
メールやチャットに対応したコンシェルジュサービスが付帯するため、貯めたマイルでの旅行手配もメッセージ1つで依頼できます。
ハワイアン航空・ユナイテッド航空のマイルも還元率0.75%で上限なく貯められます。
行先にあわせて交換先の航空会社を変えるのもおすすめです。
公式サイト・今すぐ申込み 広告:ラグジュアリーカード ラグジュアリーカードなら限度額関係なしにカード払いができる
ラグジュアリーカードには、「事前入金サービス」があります。
事前に決済分の現金を入金しておけば、利用可能枠を超えた決済が可能です(最大9,999万円まで対応)。
大型決済や税金の支払いなど通常の利用枠では対応できない決済時に便利なサービスです。
このサービスを使えば、利用枠にとらわれず高額な決済ができ、決済時のポイントも獲得できます!
公式サイト・今すぐ申込み 広告:ラグジュアリーカード 限度額を自由に決められる:ラグジュアリーカードデポジット型

デポジット型クレジットカードとは、事前に「限度額と同額の保証金」をカード会社に預けて利用するタイプのカードです。
▼デポジット型の仕組み
保証金を預ける以外は、通常のクレジットカードと同じで、年会費や毎月のカード代金は指定の口座から引き落とされます※。
保証金の金額は30万円~最大9,900万円まで設定可能です。
なお、デポジット型であること以外、通常のラグジュアリーカードとデザイン、特典はまったく同じです(見た目でデポジット型だとはわかりません)。
※保証金は支払いに利用されません。保証金は退会2ヶ月程度で返金されます。
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ラグジュアリーカードからJALとの提携カードが登場

ラグジュアリーカードとJALとの提携カードが発行されています。
提携カードは「JAL Luxury Card」および「JAL Luxury Card Limited(完全招待制)」の2種類です。
JALとの提携カードもメタル製カードであり、JALブランドの象徴である鶴丸が彫刻されています。

本カードにはラグジュアリーカードの特典に加えて、JALのステイタスが自動で付帯されます。
「JAL Luxury Card」ではカードを所持するだけでJMBクリスタルが、「JAL Luxury Card Limited」であればJMBサファイアがカード所持だけで確定します。
| カード名称 | JAL Luxury Card | JAL Luxury Card Limited |
|---|---|---|
| 申込対象 | 20 歳以上(学生除く)でJMB番号をお持ちの方 | 完全招待制(発行枚数限定) |
| カード年会費(税込) | 242,000円 | 599,500円 |
| ETCカード | 無料(発行手数料も無料) | |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1.2億円(自動付帯) | |
| 国内旅行傷害保険 | 最高1億円(利用付帯) | |
| ショッピングマイル | ・通常:1.25% ・特定取引:0.10%※ ※特定取引:税金、PASMO、Suica、SBI証券 | ・通常:1.50% ・特定取引:0.10%※ ※特定取引:税金、PASMO、Suica、SBI証券 |
| JMBステイタス | JMBクリスタル ※2年目以降は、前年度に100万円以上の利用を行うことが条件。 | JMBサファイア、またはそれ以上(お持ちの FLY ON ポイントによる) |
| FLY ON ポイント | - | 毎年50,000 FLY ON ポイント進呈 |
| サクララウンジ利用 | ・サクララウンジクーポン 5枚/年 -国内(同伴1名無料) -国際(同伴1名可/クーポン利用) | ・JMBサファイアステイタス ・国内・国際サクララウンジのご利用可能(同伴1名無料) |
| 空港ラウンジ | プライオリティ・パス 無料(ダイニング・スパ等の施設利用可能) | |
| Life Status ポイント(LSP) | ・2,500 マイルごとに5ポイント ・加えて、年間利用額に応じて1,000万円につき75 LSP進呈 | |
| Luxury Card 特典 | Black Card 相当レベル付帯※ ※一部対象外サービスあり | Gold Card 相当レベル付帯※ ※一部対象外サービスあり |
■公式サイト:JAL Luxury Card-公式サイト
年間移行上限数多め:ダイナースクラブ ビジネスカード

| カード名称 | ダイナースクラブ ビジネスカード |
|---|---|
| 年会費 | 27,500円(税込) |
| 申込対象 | ダイナース所定の基準を満たす方で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主 |
| 限度額 | 一律の制限なし ※利用可能枠は、会員ごとの利用状況や支払い実績などによって個別設定。 |
| 追加カード | 無料(2枚) ※3,4枚目は維持手数料¥5,500(税込) |
| ポイント還元率 | 0.4% |
| 空港ラウンジ | 国内外1,700ヵ所以上 |
| 保険 | 最高1億円 |
| 当サイトの解説 | こちらをクリック |
ダイナースでは「ダイナースグローバルマイレージプログラム(有料6,600円)」を展開しています。
このプログラムに加入することで、下記5社のマイルにポイントを交換できます。
| 日本航空(JAL) | 全日本空輸(ANA) | デルタ航空 | ユナイテッド航空 | 大韓航空 | キャセイパシフィック航空 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 移行レート | 2,500ポイント= 1,000マイル | 1,000ポイント= 1,000マイル | 2,000ポイント= 1,000マイル | 2,000ポイント= 1,000マイル | 2,000ポイント= 1,000マイル | 2,500ポイント= 1,000マイル |
| 移行上限数 | なし | 40,000マイル | 140,000マイル | 120,000マイル | 120,000マイル | なし |
「JAL/ANAのどちらを貯めるか決められない」、「行先に応じて航空会社を変えたい」そんな方にはダイナースが非常におすすめです。
とくに「デルタ航空」、「ユナイテッド航空」、「大韓航空」は移行レートの割合も良く、年間の移行上限数も大きいため使い勝手が良いでしょう。
公式サイト・今すぐ申込み 広告:ダイナースクラブカード 【重要】ANA法人カードとJAL法人カードがおすすめできない理由

「法人カードを使ってマイルを貯める」と言った場合、具体的には以下の2つの方法があります。
- カード決済で貯める:貯まったポイントをマイルに交換
- 飛行機に乗って貯める:カードの特典で飛行機搭乗時に+αのマイルをもらう
結論から言うと、ANA法人カードとJAL法人カードでは上記①のパターンではマイルを貯められません。
もう少しわかりやすく表現すると「ポイント還元がない」状態です。
基本的にカードでマイルを貯めると書く場合、①の方法がメインになります。
①の方法が使えないANA法人カードとJAL法人カードの利用は、買い物の度に貯められるはずだったマイルを捨てているのと同じです。
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→マイル還元率1.125%と高還元&年会費に対してのスペック・特典が最高です。ハイコスパのプラチナカード!
→ステータス性が高くANAマイル1.0%還元(メンバーシップ・リワード加入時)のお得な1枚です!
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公式サイト・今すぐ申込み 広告:ダイナースクラブカードコラム①:法人カードで得たマイルってどこまで個人用途で利用していいの?
法人カードで得たポイントやマイルを個人的に利用できるかどうかは、会社がルールを作っているかによります。
ポイントやマイルには法的なルールがないため、実務的判断では個人利用可能です。
ただし、キャッシュバックの場合は収益になるので、個人利用すると横領と見なされる危険があります。
実務的判断では個人的利用でもOKだけど…
個人の判断で利用していいとは言え、法人カードで貯めたポイントやマイルは勝手に使わず、会社の判断に委ねるのがいいでしょう。
上司に聞く、会社の規則を読むなどして確認してください。
ちなみに、国税庁ではポイントやマイルに対して、「値引き」や「贈与」などさまざまな見解を示していますが、決まった会計処理は義務付けていません。
個人利用が可能かの線引きについても、法律では明確に決まっていません。
具体的な会計処理については、税理士や税務署に相談するのがおすすめです。

法整備には時間がかかりそう(マイルは個人に付与されるため)
JALもANAも利用規約でマイルは個人に付与すると明記されています。
現状では法律がないので、法人カードで貯めたマイルであっても、付与された個人が勝手に使うしかない状況です。
とはいえ、一般的にはマイルの使い道はカード契約者(=法人代表)が決めると考えるのが自然でしょう。
個人に付与されるとはいえ、社会的には会社の指示に従うべきです。
社内ルールを無視して勝手に使った場合は横領になる可能性もあります。
個人事業主・会社経営者は注意が必要
クレジットカード決済によって得られたポイント・マイルが課税対象になる可能性があります。
下記は、キャッシュレス関係の情報発信をするkayPayさんと税理士のヒロさんによる対談動画です。
「どのようなケースでポイントやマイルが課税されるのか」などが解説されています。
一般消費者の場合、ポイント付与元の企業からの値引きとして原則課税されない
※ポイント付与の抽選キャンペーンに当選するなどして臨時・偶発的に取得したポイントについては、課税引用:動画1:22より
個人事業主・会社経営者が事業決済で得たポイントは事業所得扱い(雑収入)
引用:動画4:22より
動画内では、事業で得たポイントは事業で利用することが推奨されています。
必ず自社の税理士もしくは税務署に確認するようにしてください。
【結論】出張の飛行機をマイルを使ってビジネスクラスの特典航空券と交換するなどして使っていくのが◎
法人代表者は、法人カード導入時にポイントやマイルの使い方についてのルールを決めておきましょう。
事前にルールを決めておけば、後にトラブルに繋がることもないはずです。
ルールとしては、「法人カードで貯めたマイルは出張に使う」・「海外出張時のビジネスクラス特典航空券に交換する」などが考えられます。
コラム②:なぜマイル還元率で法人カードを選ぶ社長は得をするのか?
基本的に当サイトでは、JALもANAも「1マイル=1円」として還元率を紹介しています。
ほかのクレジットカード関連情報サイトでも同様です。
単純化するために1マイル=1円と捉えているのだと思います(当サイトもそうです)が、これはやや消極的な考え方でもあります。
実際は1マイルの価値が3円~15円に大化けする使い道もあるからです。
この事実を考慮すると、ポイントのマイル交換はほかの商品などへの交換に比べると、実は非常にお得だと言えます。
1マイルの価値を大幅に上げるためには
マイルの達人になるためには、自分でお得なマイルの使い道を探せるようになる必要があります。
そのために、まずは基本となる「還元率の意味」と「還元率の計算方法」を熟知しておきましょう。
そもそも、一般的な法人カードの還元率は0.5%程度で、マイル還元率に直すと0.2%~0.3%ほどと大変低いです。
マイルを効率的に貯めるには、還元率の高い法人カードを選ぶのが第一条件です。
最低でも還元率0.5%以上、理想は還元率1.0%以上のカードを持ちましょう。
▼法人でマイルを貯めるならこのカード▼
→マイル還元率1.125%と高還元&年会費に対してのスペック・特典が最高です。ハイコスパのプラチナカード!
→ステータス性が高くANAマイル1.0%還元(メンバーシップ・リワード加入時)のお得な1枚です!
→年会費3,300円(税込)で国内の主要空港のラウンジが使える+ANA/JAL両方のマイルを貯められる便利な1枚です!
※とくにJALマイルに関しては、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードが圧勝しており、筆者や周囲の経営者友達もみんな所有しています。
公式サイト・今すぐ申込み広告:セゾンカード還元率の意味と計算方法
還元率にこだわるなら「還元率の意味」と「還元率の計算方法」は絶対に知っておかなければなりません。
ポイントもマイルも還元率の計算方法は同じです。
- ポイントの使い道を決める
- 決めた使い道における1PTの価値(円)を調べる
- 調べ方は「商品価値(円)」÷「交換に必要なPT数」=「1PTの価値(円)」
- 1PTの価値が判明したらカードのポイント付与にはめる
- 「1PT=5円」で「1,000円毎に1PT付与」なら「1,000円毎に5円付与」
- 「100円毎に1PT付与」を除き、それ以外は100円単位に揃える
- こうして100円単位に揃えた数字が還元率
還元率の意味は「100円で何円が還元されるのか?」です。
これを計算するためには、必ずポイントの使い道を決めなければなりません。
「商品価値(円)」÷「交換に必要なPTやマイル数」=「1PTの価値(円)」。
どの法人カードも「いくらのポイントで何に交換できるのか?」が決まっており、上の計算式で各交換先ごとの「1ポイントの価値(1ポイントが何円なのか?)」がわかります。
1ポイントの価値が判明したら、あとは「100円で1PT付与」や「1,000円で1PT付与」など各カードのポイント付与のところに1PTの価値をあてはめて100円単位に揃えるだけです。
どちらも「1マイル=1円」で使える商品やサービスが多いからです(還元率の高い商品を基本にすると、それ以外にマイルを使うときに還元率が下がってしまいます)。
※この考えはカード会社(公式サイト)でも同じで、「1マイル=1円」をベースにマイル還元率が紹介されています。
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マイル高還元率のカードは本当に少ない
マイル還元率の高い法人カードは本当に少ないです。
ポイント還元率の高いカードでも、プラチナクラスで1.0%ほどが最高クラスなため、比較的安い年会費で高還元率を得られる下記カードは大変おすすめです。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(JALマイル搭載):1.125%
- アメックスビジネスカード(ANAマイルへ移行可能):1.0%
※「1マイル=1円」の場合
上記2枚は常時マイル還元率が高いことが魅力ですが、使い道を工夫することでさらに高還元率になります。
「1マイル=2円」を想定すると、
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:2.75%
- アメックスビジネスカード:2.0%
「1マイル=3円」を想定すると、
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:4.125%
- アメックスビジネスカード:3.0%
出張などで航空券予約を必要とするシーンが多いなら
「出張で飛行機に乗る機会が多い人」だけでなく、「たまに飛行機に乗る程度の人」にもマイル還元率が高い法人カードはおすすめです。
フライト出張に備えてマイルを貯めるのもいいですし、ネットショッピングや商品交換など多くの使い道で「1マイル=1円」として使ってもいいでしょう。
還元率の損得だけで考えると、0.5%前後の平均的な法人カードよりも高マイル還元率のカードはお得です。
まとめ:法人カードでマイルを貯めて経費削減!
法人カードはマイル還元率が低いカードが多いです。
しかし、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:1.125%」や「アメックスビジネスカード:1.0%」など、マイル還元率の高い法人カードもあります。
出張で飛行機に乗ることが多いならマイル還元率の高いカードを作っておくと、マイルをチケット代金に充当して経費節約にも繋がりますので、ぜひカードを発行して貯めてみてはいかがでしょうか?
▼法人でマイルを貯めるならこのカード▼
→マイル還元率1.125%と高還元&年会費に対してのスペック・特典が最高です。ハイコスパのプラチナカード!
→ステータス性が高くANAマイル1.0%還元(メンバーシップ・リワード加入時)のお得な1枚です!
→年会費3,300円(税込)で国内の主要空港のラウンジが使える+ANA/JAL両方のマイルを貯められる便利な1枚です!
公式サイト・今すぐ申込み 広告:ダイナースクラブカードなお、貯めたマイルの個人利用に関しては罰則を規定する法律がありませんが、社内でルールを作ってトラブルのない運用を心がけるのがおすすめです。





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