Mastercard(マスターカード)とは、アメリカのニューヨーク州に本社を持つカード決済サービスを提供している会社で、国際ブランドの1種です。
世界シェアはVISAに続く2位で、VISAとMastercardがあればクレジットカードが使えないという状況はないでしょう。
「VISAもMasterも使えないお店=クレジットカード払いNGのお店」となることがほとんどです。
世界のさまざまな国へ出かける方は、VISAと一緒にMastercardの法人カードも検討してみてくださいね。
おすすめ法人カードを確認する
マスターカードの法人クレカと言えば……
金属製法人カードとして有名で、内容・スペックともに最高峰なのが「ラグジュアリーカード」です。
中でも年会費11万円(税込)のブラックカードは、コストパフォーマンスに優れ、特典と年会費のバランスがいいと評判です。
メール、チャット(平日の一部のみ)対応のコンシェルジュサービスは、忙しい社長さんの強い味方となるでしょう。
マスターカードブランドで法人クレカをお探しの方は、まずはぜひラグジュアリーカードを検討してみてください。
※上記の審査基準は「PR:Black Card I株式会社(ラグジュアリーカードの発行会社)」という記載のある広告で確認しました。
みなさんの想像より実は審査基準(目安)は高くありません。
条件を満たしそうな方はぜひ申し込んでみてください。
ラグジュアリーカードデポジット型
デポジット型クレジットカードとは、事前に「限度額と同額の保証金」をカード会社に預けて利用するタイプのカードです。
▼デポジット型の仕組み
保証金を預ける以外は、通常のクレジットカードと同じで、年会費や毎月のカード代金は指定の口座から引き落とされます※。
保証金の金額は30万円~最大9,900万円まで設定可能です。
なお、デポジット型であること以外、通常のラグジュアリーカードとデザイン、特典はまったく同じです(見た目でデポジット型だとはわかりません)。
※保証金は支払いに利用されません。保証金は退会2ヶ月程度で返金されます。
そのため、最初から希望通りの限度額のカードを持つことができます(保証金さえ支払えれば限度額1,000万円の超高限度額カードも持てます)。
Mastercardについて
国際ブランドとは?
国際ブランドとは、「VISA」や「Mastercard」など世界的に利用可能なカード決済技術を提供しているブランドのことです。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express(アメックス)
- Diners Club(ダイナース)
日本国内で法人カードを使う場合、上記5大ブランドに対応しているお店がほとんどです。
使うブランドによって使える・使えないの差はあまり出ません。
ただし、海外で法人カードを使う場合は、VISAとMastercard以外は使えないお店が多くあります。
世界中で法人カードを利用する機会がある方は、VISAかMastercardのどちらかor両方を作っておくことをおすすめします。
Mastercardは加盟店が多い
上記グラフの通り、2022年の全世界における国際ブランドの「MARKET SHARES」は、VISAが1位で39%、Mastercardが3位で24%となっています。
※2位のUnionPay(銀聯)は中国で利用されているブランドで、中国の人口の多さからシェアが増えています(世界的にはあまり関係ありません)。
「VISAとMastercardはどちらを作るべき?」という質問には、一般的にはシェアの高さからVISAを優先して作るべきという回答になります。
ただし、渡航先によってVISAとMastercardにより若干シェアの差がある可能性があるため、事前に渡航先の状況を調べておくといいでしょう。
Global Brand Card Networks Worldwide–Purchase Transactions (Bil.) in 2022
Purchase Transactions on global general purpose card brands (American Express, Diners/Discover, JCB, Mastercard, UnionPay and Visa) totaled 624.86 billion in 2022, up 7.5% vs. 2021.世界中のグローバルブランドカードネットワーク–2022 年の購入取引額 (億)
世界の汎用カード ブランド (American Express、Diners/Discover、JCB、Mastercard、UnionPay、Visa) の購入取引は、2022 年に合計 6,248 億 6,000 万件に達し、2021 年と比較して 7.5% 増加しました。引用:THE NILSON REPORT(Global Brand Card Networks Worldwide–Purchase Transactions (Bil.) in 2022)
国ごとの利用できる国際ブランドを調べるには、「旅行代理店」や「外務省・日本大使館」のサイトを確認するとわかりやすいです。
世界における国際ブランド別のさまざまな情報を知りたい場合、「THE NILSON REPORT」という海外サイトも便利です。
MasterCardダイニング by 招待日和・ビジネスアシスト
Mastercardを持つと、Mastercardが提供するさまざまな特典を使うことができます。
- グルメ特典「接待日和」
- コンシェルジュサービスなど
Mastercardの場合は「接待日和」という高級グルメ特典を無料で使えるのが大きなメリットです。
その他にも「Mastercardビジネスアシスト」や「コンシェルジュサービス」などさまざまな特典が用意されています。
VISAの代わりにMastercardを持つ場合でも特典で損することはないので、安心して2大ブランドを検討してみてくださいね。
個人カードも使えるけれど…後処理を考えると法人カードを作っておきたい!
日付 | 勘定項目 | 借方 | 勘定項目 | 貸方 |
---|---|---|---|---|
4/13 | 交通費 | 5,000円 | 未払金 | 5,000円 |
5/25 | 未払金 | 5,000円 | 普通預金 | 5,000円 |
基本的に個人カードで経費を支払っても、会計処理(帳簿)をしっかり行えば問題ありません。
個人カードで経費を支払う行為は「立替」なので、上記のように勘定科目を「立替金」として処理します。
ただし、毎回この処理をやるのは面倒な上に忘れてしまうリスクがあるため、個人カードの法人利用は避けましょう。
Mastercardブランドのおすすめ法人カード
法人ゴールドカード部門(Mastercard×ゴールド)
「Mastercard」×「ゴールドカード」でおすすめの法人カードは、「オリコEX Gold for Biz」と「ライフカードビジネスライト」です。
ライフカードビジネスライトプラス
広告:オリコカード
オリコEX Gold for Bizは、「VISA」・「Mastercard」から選べます。
海外用として検討しているならVISAかMastercardがおすすめです。
※JCBは海外では利用できない国が多いため、海外利用の予定がある場合は避けたほうがいいでしょう。
年会費2,200円の格安ゴールドカードではりますが、空港ラウンジ特典や保険などがしっかりと付帯しています。
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 0円(税込) |
2年目以降 | 2,200円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 0.60% |
上限 | 1.20% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | × | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | VISA,Mastercard |
入会特典 | |
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【ウェルカムキャンペーン】 |
その他のキャンペーン情報 | |
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- |
個人事業主さんへ初めての法人カードとしてオススメしたい1枚。年会費・還元率・追加カード・その他特典どれをとってもバランスよくユーザー第一に作られたクレジットカードです。
ライフカードビジネスライトプラス
広告:ライフカード
ライフカードビジネスライトも、「VISA」・「Mastercard」・「JCB」から選べます。
海外用として検討しているならVISAかMastercardがおすすめです。
あまり年会費をかけずに法人カードを持ちたい方に最適な1枚です。
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 0円(税込) |
2年目以降 | 2,200円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 0.5% |
上限 | 1.5% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | △(国際ブランドによる) | |
国際ブランド | Visa/Mastercard / JCB |
入会特典 | |
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- |
その他のキャンペーン情報 | |
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- |
スピード発行可能な法人ゴールドカード。
法人プラチナカード部門(Mastercard×プラチナ)
「Mastercard」×「プラチナカード」でおすすめの法人カードは、以下の2枚です。
- 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners
- ラグジュアリーカード
プラチナカードの多くには「プライオリティパス」が付いているため、世界中の空港ラウンジを利用できます。
ラグジュアリーカード ブラック
ラグジュアリーカードは、「Mastercard」のみの発行です。
ランクは「チタン」→「ブラック」→「ゴールド」が用意されています。
ラグジュアリーカードの魅力を堪能するには、上位ランクにしか付帯していないリムジン送迎などの特典がある「ブラック」or「ゴールド」がおすすめです。
ラグジュアリーカードは3種類とも券面自体が金属製となっており、Mastercardのブランドも削り出しで刻印されています。
【同番切り替えができる!】
ラグジュアリーカードでは、カードランクを上げる際に「同じ番号での切り替え」ができます。
カード番号の再登録が必要ないため、忙しい社長さんにはぴったりのカードです。
年会費・還元率 | ||
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年会費 | 初年度 | 110,000円(税込) |
2年目以降 | 110,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.25% |
上限 | 1.25% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | Master |
入会特典 | |
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ラグジュアリーカードはブランドの方針で、基本的に入会キャンペーンなどは実施していません。 |
その他のキャンペーン情報 | |
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▼年会費 全額返金保証 |
インビテーションなしで持てる「ブラックカード」として名実とも確かな1枚。メール対応可能なコンシェルジュを含め特典は使い切れないほど充実。通常還元率1.25%は納税時も変わらず、年間1,000万円以上使う方であればポイントだけで十分に年会費分を回収できます。
三井住友ビジネスプラチナカード for Owners
三井住友for Ownersシリーズ3種の中でプラチナは最上位のランクで、世界の空港で利用できる「プライオリティパス」が付いているのが特徴です。
その他にも「コンシェルジュサービス」や「高額保険」が付帯しており、スペックはさすがプラチナカードといった仕上がりです。
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 55,000円(税込) |
2年目以降 | 55,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 0.50% |
上限 | 7.0% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
入会特典 | |
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▼新規入会限定キャンペーン |
その他のキャンペーン情報 | |
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対象のコンビニ・飲食店での支払いでスマホタッチ決済をすると「ポイント7%還元」が受けられます! |
三井住友ブランド、プラチナランクの法人カードです。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
Mastercard以外のおすすめ法人カード
法人カードを国内限定で利用される方は、そこまで国際ブランドにこだわらなくても大丈夫です。
今回紹介したMastercardブランド以外にも使いやすいブランドのカードはいくつもあるので、その一部を紹介します!
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
- UPSIDERカード
VISAとMastercard以外の法人カードでは、高級カード&ハイスペックカードが多いアメックスブランドがおすすめです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
この法人カードは「セゾン」×「アメックス」の提携カードで、個人カードでも人気の高いセゾンアメックスシリーズの法人版です。
プラチナカードにしては年会費が22,000円(税込)と安く、スペックはJALマイル還元率最大1.125%など実用的な仕上がりです!
年会費・還元率 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度 | 22,000円(税込) |
2年目以降 | 22,000円(税込) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.125% |
上限 | 1.125% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | AMEX |
入会特典 | |
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初年度年会費(22,000円)が無料! |
その他のキャンペーン情報 | |
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最もコスパがよく法人初年度から持ちたいプラチナカードです。コンシェルジュ付き、JALマイルが最高ランクの高還元率・空港ラウンジ使い放題のプライオリティパス等の特典も全部込みで年会費2.2万円/税込です。
UPSIDERカード
UPSIDERカード最大のメリットは「ポイント高還元率」&「高限度額」です。
年会費、月額利用料は無料で、ポイント還元率は1.0%~1.5%です。
また、限度額も最大10億円と一般的な法人カードでは考えられない高さです。
使いやすさ(限度額)とお得さ(ポイント還元率)の両方から考えても、UPSIDERカードは頭一つ抜けた強烈なメリットのあるカードだと言えます。
【コラム】Amazon Mastercardは残念ながら法人カードは無い
Mastercardには多くの有名カードがあり、その1つに「Amazon Mastercard」があります。
Amazon Mastercardは常時1.0%還元&Amazonで1.5%~2.5%還元とAmazonでの利用に非常に強いクレジットカードです。
Amazon Mastercardの法人カードがあれば作りたいという企業は多そうですが、残念ながらAmazon Mastercardは個人用のみで法人カードはありません。
代わりにAmazonをお得に利用できる法人カードを紹介しておきますね。
▼Amazonでお得に買い物できるおすすめ法人カード3選
→金属製のカード、豊富な特典にコンシェルジュサービスもついたハイステータスな1枚。還元率も1.25%と高い!
→追加プログラムへの加入でAmazon利用時のポイントが3倍に!ステータス性の高い定番ゴールドカードです。
→Amazon利用時の還元率は0.5%なものの、付帯保険や特典が充実した1枚で何役もこなせるコスパの高いカードです!
まとめ
海外メインで法人カードを使うなら、VISAかMastercardのどちらかは作っておきたいところです。
- 世界規模でシェアNO1はVISA
- VISAに次いでMastercardのシェアが高い
- 海外に対してVISAとMastercardの2枚持ちは最強の備え
- 日本国内はとくに国際ブランドにこだわる必要はない
- 人気の高いAmazon Mastercardは法人カードがない
実際にカードを使う際に肝心なのは各国の状況なので、出国準備の一環として目的国のキャッシュレス状況を調べておくことが重要です。
▼Mastercardブランドで法人カードをもつならコレ▼
→金属製のカード、豊富な特典にコンシェルジュサービスもついたハイステータスな1枚。還元率も1.25%と高い!
→追加カードを19枚まで発行可能!三井なのでセキュリティも万全です。
また、法人カードの選び方は国際ブランド以外にもさまざまな観点があるので、以下の記事も参考にしながらカード選びを進めてみてくださいね。
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